宗男日記から

ムネオ日記
２００６年９月８日(金)
　総務省所管分の平成１７年の政治資金収支報告書が公開された。３月３１日迄に総務省に届け出し、半年後の９月に発表するのが慣例となっているが、私は３月に提出した段階で、速やかに日記で収支報告書を公開している。その時も「鈴木さん、半年も前に事前に表に出すとは大したものです」「多くの人が透明性を問われる時に、鈴木さんの報告書は支出が項目ごとに出ており、わかりやすいです」といった電話やＦＡＸを戴いた。
　今日の新聞を見ると、「自民党の武部幹事長は解散直後の８月１２、１５の両日、使途が明らかにならない『政策活動費』として各１億円を党から引き出した。１８、２６日にも計６０００万円の支出を受けた」（読売新聞１３面）「郵政解散 動いたカネ 武部氏１億円を２回引き出す」（産経新聞４面）と言った見出しの記事に、「透明性という言葉はどこにいってしまったのか」と国民は思うだろう。
　１億、２億というお金は、一生懸命働いて一生涯に得る金額である。それを使途が明らかにされずに右から左へと出て行く事は、一般の人はどう受け止めるだろうか。私も権力の側にいた時は当然の事の様に思っていたが、今、国民の目線で、弱者の立場で物を見、考える時、異常といわざるを得ない。政治の信頼回復、政治不信を招かないためにも、幹事長の何億もの支出は、その中身を国民に公開する必要がある。そうする事により、国民の理解や拍手喝采を得られるのではないか。パフォーマンス好きの今の体制で、最後に国民に向けて「政治資金の支出の中身全て公開」という大パフォーマンスをしたらどうかと進言したい。
　いよいよ自民党総裁選挙が正式に届け出がなされ、スタートした。消化試合と言われない為に、３人にはそれぞれの個性を発揮し、国家ビジョン、何よりも心に触れる話をしてもらいたい。共同記者会見を聞いても、３人の内誰1人としてロシアの重要性、ロシアとの関係が中国、韓国、北朝鮮に大きな影響があるという戦略的話が出なかった。世界に責任を持つ日本のあるべき姿として、ロシアカードを考えて欲しいものである。
　７時１０分羽田発で女満別空港へ。１０時から、北見事務所で１５年働いてくれた高橋一栄さんの告別式に参列。心からの哀悼の誠を捧げる。
　１３時４５分女満別空港発で千歳へ。１６時から「第４８回ジャグラ文化典北海道はまなす大会」で講演。全国の印刷業者の集まりだが、皆さん大歓迎して下さり、有難い。
　１７時半から北海道税理士政治連盟第４０回定期大会懇親会に出席。１９時から後援会会合。今日も有効に時間を使う事が出来た。
鈴 木 宗 男
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