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蓮華寺

2006年07月31日 | 京都
崇道神社に行く時前を通った蓮華寺に戻ってきました。ここはモミジが多いですから、紅葉そして新緑の頃は綺麗だと思います。今の季節は濃い緑一色の世界ですが、独り貸切で静かにのんびりできました。



門を入ると緑の世界が広がっています。石畳に導かれて玄関へ。



本堂前。この特徴ある灯篭は「蓮華寺型灯篭」と呼ばれるものです。



今は緑一色の庭ですが、時季には花をつける木もありました。これらが花開く時に来ると、また違った庭を見ることができると思います。



庭園。雨がまだ激しく降っていて、水面をたたいています。しかし、誰にも邪魔されず好きなだけこの庭を見ながら「雨宿り」ができます。本当に贅沢な「雨宿り」です。



部屋の中から見るとまた別の景色に変わります。



縁の端から。左手の建物が本堂です。大きなモミジがあります。

拝観の途中で受付の女性の心配りを感じられる場面もあり、また帰る時には丁寧に見送っていただき、清々しい気持ちで蓮華寺をあとにしました。

今回は北山の山中の古寺を中心に巡りましたので、当然それが強く印象に残っていますが、この蓮華寺もそれらに負けない位の印象が残っています。独り貸切で自由に好きなだけ時間を過ごせるというのは、古寺訪問で一番必要なことかもしれません。
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崇道神社

2006年07月30日 | 京都
古知谷で都合よくバスに乗れました。途中大原でも数人しか乗りませんでしたので、さすがの大原も今時季は空いているようです。もちろん、大原には来たことがありますので今回は寄りません。代わりにバスを上橋で降りました。再び雨が激しく降り出しました。時々雷鳴も聞こえます。

バス停から蓮華寺の前を通り過ぎ、少し行くと左手に崇道神社の参道が現れます。この崇道神社には桓武天皇の実弟早良親王が祀られています。早良親王は、「ご存知の事件」により非業の死を遂げます。その親王の霊を鎮める為に建てられたものです。

参道・境内は鬱蒼としていますが、雷雨の為上空が厚い雲に覆われていますので今日は特別かもしれません。もちろん、誰もいません。崇道神社を訪れるにはこのような時の方が「雰囲気」がでるかもしれません。



本殿。この付近だけ木立がないので、少し明るく感じます。
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阿弥陀寺

2006年07月28日 | 京都
峰定寺の後は、最初志明院へ回ろうと計画したのですが共に1日数往復のバスしかありませんので、バスの接続がうまくいきませんでした。そこで、古知谷阿弥陀寺に回ることにしました。叡山電鉄のどこでバスに乗り換えるかも迷ったのですが、一番わかりやすそうな八瀬比叡山口駅にしました。

八瀬比叡山口駅に降り立つと雨が降りだしました。この日は朝から積乱雲が発生していましたので、いずれ雷雨になると思っていたのですが、とうとうやってきました。雨の中やってきたバスは大原行でしたが、これに乗って大原まで行ってしまいます。阿弥陀寺はまだこの先ですが、古知谷へ行くバスは1時間に1本しかありません。待っている間には着いてしまうので、大原から歩いてしまいます。それに、雨は都合よく止んでいます。



阿弥陀寺山門。中国風なのが意外でした。ここから参道を登っていきます。



ようやく阿弥陀寺の建物が見えてきました。今は舗装された道がありますが、昔はこんな道が続いていたのだと思います。



何段もの石垣の上に建物が・・・。



さらに登っていくと、苔むした石塔が・・・。



阿弥陀寺本堂。

阿弥陀寺の資料によれば、”弾誓上人によって1609年如法念仏の道場として開かれる。上人自ら草刈鎌にて刻んだ像に自身の頭髪を植え、これを本尊として安置する。その後、上人は岩窟を掘らせ、生きながら石龕に入り、ミイラ仏となる。”、ということです。

本堂には本尊の脇に重文の阿弥陀如来坐像があります。想像していたより小さな像でした。

紅葉の名所らしいですが、それよりも弾誓上人の思いを少しでも感じとれたらいいと思います。独り貸切で静かに拝観できました。
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峰定寺

2006年07月26日 | 京都
2日目 :

今日は一番で大悲山峰定(ぶじょう)寺に向かいます。峰定寺は左京区花背にあります。左京区といっても完全に山の中です。出町柳駅から京都バスで花背の大悲山口まで1時間40分ほどかかります。そこから峰定寺の仁王門まで30分ほど歩きます。仁王門までと書いたのは、仁王門から本堂まで標高差約100mの急な石段を登らなくてはいけません。普通の人なら15分ほどでしょう。ですから、大悲山口から峰定寺を往復するには、30分X2+15分X2=90分 で、これに拝観時間を加えれば約2時間弱が必要となります。

バスは平日は4往復しかありません。私は一番のバスで出かけました。出町柳駅7:50発で、大悲山口着9:30です。帰りは大悲山口11:06発で帰る予定です。1時間36分で往復しなくてはなりませんが、多少足には自信がありますので大丈夫と判断しました。

ところが予想もしないことになりました。乗ったバスの運転手がまだ新人の為細い山道などで全くスピードが出ません。ほとんど停まってしまうのではという感じで走っています。結局、大悲山口に着いたのは予想外の30分遅れの10:00でした。1時間6分で往復しなくてはなりません。次のバスの時間を確認するとなんと14:46です。これではどう考えても時間の潰しようがありません。1時間6分での往復ににかけてみました。とにかく、早足で行きます。



峰定寺の参道が見えてきました。



次いで仁王門が見えてきました。



仁王門。ここまで20分で来ました。

仁王門をさらに進んで入山の受付をします。受付の女性に何で来たのか聞かれました。バスで来ましたと答えると次のバスに間に合わないからその次にした方がいいと言われました。私も無理は承知です。足には自信があるから頑張ってみますということで入山することにしました。

尚、ここの入山にはいろいろと制限があります。まず、12月~3月の冬季は入山できません。入山時間は9:00~15:30までで、雨天・荒天時にも入山できません。また、カメラ等の荷物の持込はできません。ですから、この記事でも本堂をはじめ仁王門から中の写真は一切ありません。私はペットボトルだけを持っていきました。また、杖が用意されていてこれを持って行くようにいわれました。この杖は下りで役にたちました。濡れた石段が大変滑りやすいです。

仁王門から入山します。標高差はたった100mだけ(私は普段から山歩きをしていますので)ですから無理をして速度をあげます。本堂まで7分で登りました。帰りの時間を計算すると、ここに5分ちょっと居られます。本堂は舞台懸崖造りです。急いで登ってきたので汗だくです。舞台の上で風にあたって、一息つきます。もちろん、この時入山していたのは私一人だけでした。バスが遅れなければのんびりできたのに非常に残念です。



受付でいただいたパンフレットの本堂の写真の部分です。

滑りやすい下りも7分で下りました。受付の女性にもこれなら間に合うと言われ、荷物を受け取って、早々に戻ります。とにかく時間はぴったしという感じで全く余裕がありません。バスに乗り遅れたら大変ですし無理をした意味がなくなるので、最後は走りました。

私の時計で11:05過ぎにバス停に到着です。地元のオバさんが一人バスを待っていました。このオバさん何故か朝のバスが遅れたのを知っていて、しかも私がそのバスでやってきたのも知っていました。おそらくバス停近くの家のオバさんだと思います。新人の運転手だったので遅れたなどと理由を話していると、当のバスがやってきました。私がバス停に到着してから1分経過してないと思います。バスは折り返しですから、また同じ運転手です。

途中でもう一人オバさんが乗ってきました。今度はこのオバさん達が私と同じ目に遭うことになると思います。オバさん達は街まで買い物に行くのですが、一日四往復しかバスはありませんから、帰りのバスは当然決まっています。しかし、このバスは次第に遅れ始めています。おそらく出町柳駅には来た時と同じ位遅れることになると思います。私の拝観時間が少なくなったように、オバさん達の買い物時間がなくなってしまいます。そもそも、まだ不慣れな運転手を客を乗せるバスで訓練するというのが間違いなのです。京都バスもそれだけ経営が苦しいということなのでしょうが・・・。

そういう私は帰りは出町柳駅まで戻りません。途中鞍馬で叡山電鉄に乗り換えます。予定では乗り換えに20分余裕があります。朝と同じ様に遅れるとすると鞍馬では約15分の遅れとなるはずです。私の予想は当たって12:15過ぎに鞍馬に着きました。鞍馬は既に2度来ていますので、今日は鞍馬寺には寄りません。予定通り12:20発の電車に乗ることができました。もっともここまで来れば電車の本数はそれなりにありますから、あまりあせる必要はありません。

尚、大悲山口から峰定寺への途中に「桂雅堂」、「美山荘」があります。知る人ぞ知る山菜・野草の料理屋で、宿泊もできます。
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祇園祭 - 鉾曳初め (2)

2006年07月24日 | 京都


南観音山に続いて北観音山がやってきます。

どの山も引子は子供たちが中心です。額に汗が光っていますが、皆楽しそうです。



北観音山。奥に見えるのは南観音山です。



会所に着いて、横付けされた北観音山。曳き終わるとご褒美のアイスがもらえます。暑い中曳いた後にもらう冷たいアイスに子供たちは大喜びです。

故郷の夏祭りで山車を曳き、ご褒美でもらったアイスに喜んでいた幼かった頃の自分を思い出しました。



さらに南下すると、南観音山も会所に横付けされていました。全ての曳初めが終わったようです。



新町通りの一番南に位置する岩戸山。これも曳き終わって完全に止まっていました。ここでも子供たちがご褒美のジュースをもらう為に並んでいました。

新町通りの曳初めも終わったので、隣の室町通りに移動します。



鶏鉾。この辺りはまだまだ人もいなくて静かです。すでに埒で囲まれています。
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