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祇園祭 - 鉾曳初め (1)

2006年07月23日 | 京都
新町通りで曳初めが行われます。四条通りからまず北に上がります。最初に見えたのは放下鉾です。

真木の中ほどに放下僧の像が祀られているのが名前の由来だそうですが、放下僧とは街角で芸をしながら仏法を説いた僧のことです。鉾頭は日・月・星の三つの光が下界を照らす形を示しているそうです。



ぎしぎしと音をたてながら、狭い新町通りを放下鉾が進みます。山鉾はクギを一切使わず、荒縄だけで組み建てていくそうです。



しばらく行くと、放下鉾は止まって、そこから引き返すようです。狭い新町通りでは鉾の回転はできません。曳き綱を反対側につけ直して、引き返すことになります。



止まっている放下鉾を追い抜いていくと、南観音山とその先に北観音山が見えます。それぞれ、こちらに引き返す準備をしているようです。



南観音山が戻ってきました。



南観音山が目の前を通過して行きます。
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祇園祭 - 稚児社参(久世)

2006年07月22日 | 京都
再び八坂神社に戻ってきました。智積院でのんびりした為でしょうか、実は途中から稚児社参があるのを忘れていました。中村楼の前にいるカメラマン達を見て思い出したわけですが、またしても間に合いませんでした。カメラマンはいい場所を確実に確保する為か、既にきちんと列をなして並んでいました。

南楼門から境内に入ります。舞殿と本殿の間にそれ程人数は多くありませんが、人垣ができています。

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しばらくすると本殿から二人の稚児が出てきました。記念撮影です。

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本殿から舞殿の脇を通って、南楼門から帰ります。久世の稚児社参も、帰る場面を見るだけに終わりました。

これで八坂神社界隈を離れて、四条通りを西に向かいます。新町通りで行われる曳初めが目的です。
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八坂ノ塔・石塀小路

2006年07月21日 | 京都
大谷本廟から東大路をさらに北上します。清水道の少し先で東に入り込みます。



八坂ノ塔。京都の風景として最も有名なものの一つではないでしょうか。

八坂通りから三年坂に向かわず、二年坂を下りてしまいます。この辺りも今時季は結構静かでした。



石塀小路を通り抜けて下河原通りに出ます。そこを八坂神社に向かいます。
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大谷本廟

2006年07月20日 | 京都
智積院から北上して、五条までやってきました。清水寺への五条坂の入り口に大谷本廟があります。大谷本廟は親鸞の廟所です。しかし、親鸞は最初からここに葬られたわけではありません。

大谷本廟の資料によれば、”親鸞は1263年90歳で亡くなり、遺骨は鳥辺野北辺の 「大谷」 に納められる。その後、末娘の覚信尼が、吉水の北辺(現在の知恩院山門北側の「崇泰院」付近)に改葬し、お堂を建てご影像を安置する。この廟は「大谷影堂」とも呼ばれ、後に「大谷本願寺」となる。1603年、徳川幕府の政策によって五条坂の現在地に移転し、この地を「大谷」と呼ぶようになった”、ということです。



円通橋。この橋を渡って行きます。この入り口の前はタクシー乗り場になっていて、タクシーが客待ちをしています。



仏殿。この写真には人が写っていませんが、参拝の人は日常的に結構いる様子です。もちろん観光客が訪れる場所ではありませんから、信者の方が多いのだと思います。
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智積院 (2)

2006年07月19日 | 京都
拝観受付をして、障壁画と庭園を見ることにします。

今は障壁画は拝観受付のそぐ傍の収蔵庫にあります。

個人的には「楓図」が一番素晴らしいと思います。離れて見ると「風」が感じられます。もちろん、「風」は描かれていません。でも、「風」を感じるのです。左下部分には特に何も描かれていませんが、この空間が大きな役目を果たしているのではないかという気がします。また、近づいて見ると、枝の描き方の力強さに驚きます。「桜図」もいいです。離れて斜めから見ると、白い桜の花が美しく浮かび上がります。

冷房のきいた収蔵庫から再び暑い外に出て、庭園に向かいます。



講堂の角を曲がると、庭園がその姿の一部を現します。今の時季、緑一色です。



庭園。初夏にはツツジが咲くそうで綺麗だとは思います。しかし、今日のように独り貸切の状態で、静かに好きなだけ庭を眺めているということはできないと思います。



書院内からの庭園。かつて障壁画が飾られていたのはここだそうですから、随分と「贅沢な」ことだと思います。



池は縁の下にまで入り込んでいます。縁の「そこ」に座って覗くと、下には池があります。



講堂の回廊。先に紹介した明王殿はいったんここに移築され、その後今の位置に移築されたわけです。
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