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智積院 (1)

2006年07月18日 | 京都
智積院は真言宗智山派総本山です。ここでの見ものはやはり、国宝に指定されている長谷川等伯らによる障壁画と庭園でしょうか。これらは拝観料が必要ですが、境内は自由に散策できます。



金堂。境内は広々として明るいです。しかし、今日の天気では陽射しが強く、たいへん暑いです。日蔭が恋しくなります。



金堂への参道の両脇には、キキョウが列をなして咲いていました。



金堂の周りの幕が風で波打っています。涼しいかなと思って上がってみましたが、それほどでもありませんでした。



金堂の南にある明王殿。不動明王が本尊のため不動堂ともいいます。手前には蓮が花開いていました。

金堂とは明らかに異なる雰囲気のお堂です。智積院の資料によれば、”昭和22年(1947)の火災により本堂が焼失した際に、本堂再建のため、京都四条寺町にある浄土宗の名刹、大雲院の本堂の譲渡を受け、現在の講堂のある場所に移築した建物で、その後、平成2年(1990)12月に、講堂再建にともなって現在の場所に移築された”、ということです。なかなか美しいお堂だと思います。

金堂とこの明王殿の間に道があり、時々人が行き来しています。奥に何かあるのだろうかと思い進んで見ましたが特に何もありませんでした。引き返す時に、反対から若い女性がやってきました。観光客には見えませんでしたので、この先に何かあるのか尋ねてみました。答えは大学の施設だそうで、そこへ行くには智積院の境内を通った方が近道なのだそうです。以前阿弥陀山の豊国廟に行く時に京都女子大の前を通ったことがありましたので、その名前を出すとやはり京都女子大の施設があるということでした。それを証明するかのように大学の方から数人の女子大生がやってきました。境内を日常的に通学路として使っているみたいです。



金堂の前から真っ直ぐ北に進んで石段を上がると、大師堂があります。ここは真言宗ですから、大師とは当然弘法大師空海のことです。



大師堂の東にさらに一段高い一郭があり、そこに密厳堂があります。写真はその密厳堂ではなく、その南にあった建物ですが、何であるかはわかりませんでした。「幾何的」な作りが面白いと思いました。
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