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法起寺

2009年02月18日 | 奈良
法輪寺からは少し離れた法起寺にやってきました。

ここの魅力はやはり三重塔です。






三重塔 <国宝:飛鳥時代>

現存する日本最古の三重塔です。



聖天堂 - かつての金堂の場所に建っていますが、江戸時代に再建されたものです。



講堂 - これも江戸時代に再建されたものです。



講堂・三重塔



池のほとりに何故か「心礎」がありました。

係りの人に聞いた話では ・・・ これは本来の心礎で、基壇と同じ高さにあった。改修工事の時に方角をずらさずに、ここに設置されたもの。現在は代わりの心礎が置かれている。(この日は風があったのでダメでしたが)風のない日は心礎に溜まった水面に相輪が綺麗に映る。 ・・・ ということでした。



この日は風が少し強かったので、三重塔が池に綺麗に映ることはありませんでした。

尚、別の収蔵庫に十一面観音菩薩立像が安置されています。

ここで斑鳩の寺巡りは終わりです。JR法隆寺駅まで戻って、京都に移動します。
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法輪寺

2009年02月16日 | 奈良
藤ノ木古墳から再び法隆寺に戻り、東大門の前を通って、法輪寺にやってきました。



南門と三重塔



金堂 - 江戸時代に再建されたものです。

本来は本尊が安置される堂ですが、現在は講堂に移されているそうです。



三重塔

この塔は昭和の時代に再建されたものです。国宝の指定を受けていた以前の三重塔は、昭和19年に落雷で焼失してしまいました。当然、国宝の指定は解除されてしまいましたが、二代の住職の努力によって再建されました。

再建を手がけたのが斑鳩の宮大工の西岡常一棟梁です。西岡氏は薬師寺の金堂・西塔の再建も手がけています。

この辺りの事情が詳しく書かれている本があります。

「斑鳩の匠 宮大工三代」 西岡常一・青山茂 (平凡社ライブラリー)

非常に興味深い本です。



講堂 - 耐火耐震の鉄筋コンクリート製の収蔵庫です。

本尊の薬師如来坐像などの仏像は現在こちらに安置されています。

コンクリート製というのは味気ないですが、中の仏像の安全性が高くなるのは事実だと思います。近年に三重塔を焼失したということが、影響しているのかもしれません。
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藤ノ木古墳

2009年02月14日 | 奈良
法隆寺の南大門の前の道を西に向かうと藤ノ木古墳があります。



石室内に入ることはできません。



ごらんのような円墳です。

せっかく来たのに、丸い丘を眺める以外にすることがないので、早々に引き上げます。
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法隆寺 (4)

2009年02月11日 | 奈良


この時期の法隆寺の境内は静かです。



観光バスでやって来る団体は固まって行動し、さっと見て直ぐに立ち去りますので、それと鉢合わせをしないようにすればゆったり拝観できます。



西院伽藍の南西の端の入り口 - 見えているのは五重塔・中門



回廊越しに五重塔



三経院 <国宝:鎌倉時代>



西円堂 <国宝:鎌倉時代> - 八角円堂で、「峯の薬師」とも呼ばれます。



西円堂から眺めた金堂・五重塔

この写真ではよくわかりませんが、回廊の連子窓が印象的でした。

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法隆寺の項を終わるにあたって一冊の本を紹介しておきます。

「法隆寺の中の九州王朝」 古田武彦 (朝日文庫)

私は日本の歴史に関しては、奈良時代以前に特別興味があります。しかし、古代史の本を読んでいて、著名な学者の本であっても、「これは学問ではない」と思う時が少なくありません。そんな私が「なるほど」と非常に興味をもって読んだのが、古田氏の書いた何冊かの本です。古田氏の説は、学会では「完全に無視」されていますが、それこそが日本の古代史界の体質を表していると思っています。結果どう思うかは個人の勝手ですが、通説とは全く違う古代の日本の姿を説く説もあるということを知って欲しいと思っています。
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法隆寺 (3)

2009年02月09日 | 奈良
大宝蔵院で百済観音像などを観た後に、東院にやってきました。



南門 <重文:鎌倉時代> - 通常の拝観順路からは見えません。公道を東院の南側に進む必要があります。



礼堂 <重文> - 中門を改造したものだそうです。



夢殿 <国宝:奈良時代>

八角円堂で、有名な「救世観音像」<国宝:飛鳥時代> が安置されています。



夢殿 - 礼堂側正面の姿



絵殿・舎利殿 <重文:鎌倉時代>

今回は中宮寺には寄りませんでした。
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