goo

安楽寺

2006年12月30日 | 京都
法然院の次はその南にある安楽寺です。ここも最近有名になってきましたが、寺の由来を知る人はどの位いるのでしょうか。

安楽寺の山号は住蓮山です。この名前は法然上人の二人の弟子住蓮・安楽から名づけられたものです。

平安時代の仏教は権力者や貴族のものでした。そこへ、法然が全ての人は「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで救われると説いたのです。それ故、それまで救いの対象から外れていた多くの人々に広く受け入れられたわけです。おもしろくないのは今までの特権的地位が脅かされる既存の僧侶達です。厳しく対処するようこれら僧侶は後鳥羽上皇に訴えたのです。そんな折、二人の官女の願いを受けて、松虫を住蓮が、そして鈴虫を安楽が剃髪するということが起きたのです。これを理由に上皇が法然一派への弾圧を行います。安楽・住蓮は打ち首、法然そして当時弟子だった親鸞も流罪になりました。この安楽・住蓮を弔うために建てられたのが安楽寺です。私流に解釈すれば、革新派の法然一派が守旧派の南都僧侶達に「はめられた」事件ではないかと思います。

山門前には何人かのカメラマンがいるだろうと思っていましたが、時期が遅かったからでしょうか、誰もいませんでした。片側だけですが、紅葉が綺麗でした。中へは特別拝観でしか入れません。







goo | コメント ( 0 )

法然院

2006年12月29日 | 京都
清水から鹿ケ谷にやってきました。銀閣寺はパスして、まずは法然院です。



山門前の参道。ここは紅葉が遅い場所ですが、二人の外人観光客が真っ赤な紅葉に見入っていました。



玄関脇。ここには紅葉の彩りはありません。



経蔵の傍の多層石塔。
goo | コメント ( 0 )

清水寺

2006年12月27日 | 京都
正法寺から清水寺に向かいます。



途中の霊山興正寺別院の紅葉。

産寧坂に入ると人が多くなります。安養寺、大日堂、長楽寺、正法寺と、今日は独り貸切状態が続いていましたが、これからはとても無理です。

七味家で清水坂に入ると、さらに多勢の人がいます。



清水寺の西門越しに眺めた京都の街並みと愛宕山。



清水寺の紅葉は、さすがにこの時季わずかに残るだけでした。



清水寺 三重塔。本堂の拝観はしません。

帰りに七味家で買い物をし、産寧坂を下ります。



八坂の塔の下を通って、東大路に出ます。そこから鹿ケ谷に移動します。
goo | コメント ( 0 )

正法寺

2006年12月26日 | 京都
正法寺も、平安期に最澄によって創建された古いお寺です。



石段を登っていくと山門が見えてきました。



しかし、山門の先にも石段が続きます。



「霊山 正法寺」とあります。かつては「霊山寺」といっていたようです。

本堂のある場所からは京都の街並みを見渡すことができます。但し、今日は既に大日堂で展望を楽しんだ後でしたので・・・。もちろん、境内には誰もいません。
goo | コメント ( 0 )

東大谷・圓山地蔵尊

2006年12月25日 | 京都
長楽寺の参道を西に下って行くと、左手に東大谷があります。



東大谷の門前の紅葉。

東大谷からさらに下って、南に向かいます。



圓山地蔵尊。一人のお婆さんがお参りをしていました。その姿は、観光客などに目もくれず、お地蔵様とだけ向き合っているという感じでした。

高台寺・霊山観音の前を通り、正法寺に向かいます。



正法寺への参道の紅葉。二寧坂からのこの坂道は龍馬坂と呼ばれています。
goo | コメント ( 0 )
« 前ページ