2階・3階・4階とそれぞれカウンターが居て、
サンドイッチ・パフェ・サンディなど専門の作り手がいました。
ですから、色々な食べ物の注文を受けると、
各カウンターの所へ飛び回る事になり、大忙しでした。
最初の注文は、外国人を含んだ9人の若者達の注文でした。
この数のオーダーを間違える事無く、
受けられた事に自分でも驚き、自信も付きました。
ボーイは、大学生のアルバイトが殆どで、
専門で働いている男子は,
30代~40代のボーイ長達とカウンター長達だけでした。
大学生のアルバイトは、
早稲田の学生か早稲田に入りたい浪人達が多かったと思います、
他の大学は、中央・明治などがチラホラでした。
カウンター職は、家が喫茶店を営業している息子達が殆どでした。
東京だけでなく、西の大阪や名古屋から来ている人達が多く、
東からの人はいなかったと思います。
2代目の修行先が王城だと、自慢できると云う感じです。
『どこで修業した?』と云われ、
『新宿歌舞伎町の王城です』と云えば、
地元に帰り自慢できると云っていました。
喫茶業界で「喫茶王城」は、有名だったようです。