稲刈りの終わった ご近所の田んぼには・・・
たくさんのマガンにオオハクチョウが羽を休めています。
この3羽はたぶん家族なんでしょうね。 子供はまだ嘴の基部が白くなく お腹の黒いまだら模様もありません。
また私の悪い癖、、どこまで近づく事が出来るのかやっちゃいました…
ほら、飛んじゃった…
真下から見上げると、随分と子供がいるのが判る。 生まれて数カ月でシベリアから渡って来るなんて大したもんだな…
冬は本州、夏はシベリアと年に2回の大移動。 なんでこんな苦労するのかな・・・
いっそ真ん中の北海道に居付いちゃえば楽なのになぁ・・・
青と白
南へ渡る準備なのか近くの沼や田んぼにはアオサギ達がずいぶんと集まりだしました。
フッフッフッ、越後屋よ、、
お主もワルよのぅ…
そしてこちらは 「 ダイサギ 」 この辺りではあまり見かけない鳥なんですが、今年はどういう訳かずいぶんと集まっています
悪党顔のアオサギと比べるとシラサギは どこか優雅で気品がありますねぇ…
落陽 間近の宮島沼です。
マガン達も ねぐら入りのために沼に戻って来る時間です。
夕日を背にして まるで影絵みたいです。
オオハクチョウも戻ってきました。
こちらは カルガモですね。
マガンの渡りの中継地点として有名な宮島沼。 今年はどういう訳か群れが留まらず、すぐに南へと渡ってしまいました。
例年だと5万羽以上のマガンが溜まるこの沼、ネットで調べてみると今年は2万5千羽をピークにどんどんと数が減って来ています…
これはマズイ・・少しでも多く溜まっているうちにと前の晩からいそいそと行ってまいりました。
日の出前の5:00頃、朝もやの立ちこめる中、第一陣のねぐら立ちが始まりました。
数が少ないうえ 散発で、ねぐら立ちが行われるので 例年ほど迫力はありませんが、やはり感動してしまいます…
その後、ねぐら立ちしたマガンは小さな群れをつくり南へと旅立ちます。
そして辺りにマガンの姿が見えなくなった頃、ようやく1日の始まりです・・・
うっかりレンズのスタビライザーをONにしてまして 雑音が耳触りですが、ねぐら立ちの動画でございます
ツルシギ
前回のアオアシシギの干潟にはツルシギもたくさん居ました。
大きさはツルとは比べものにならない程、小さいですが 名前の通り嘴や脚の形が、どことなくツルに似ています。
このツルシギ、餌の捕え方が、なかなかユニークなんですよ。 嘴を沼底に突刺して、そのままブルドーザーの様にして歩きまわり・・
あわよく、獲物が嘴に触れたら・・・
泥やら水草も一緒に一瞬で獲物をキャッチ。
そのあとは獲物を逃がさない様に慎重に洗ってから 「ゴックン」と一呑み。
こちらでもブルドーザー式で・・・
見事に 「どじょう」をキャッチしました!
このツルシギ、なかなかどうして大した嘴の持ち主でございます・・・
この時期、水門が開けられ干潟になった調整池には多くのシギ達が集まっています。
嘴と脚の色から察すると、これは 「アオアシシギ」 かな・・・
正面顔は なかなか端正なお顔立ち。
鳴き声は 「ピュー、ピュー、ピュー」と、まるで口笛のように遠くまでよく通る声。
いつもチョコチョコと動き回り 時々しゃっくりでもしているかの様に首を上下にピョコピョコ動かしてみたり、、
長い嘴を使って歩きながら池の底をツンツンと突いては獲物を探している。
器用にドジョウを捕まえては あっという間に ゴックン・・・。
そしてまた ピョコピョコ、チョコチョコと歩きだすシギは 重い望遠レンズを手持ちの鳥撮り人泣かせの鳥でございます。
釣師が、いくら足掻いても魚捕りのテクニックはカワセミ様には敵いません…
じっと水面を睨みつけ・・
狙いを定めると猛スピードで水中へとダイブ…
そして、あっという間に戻って来るカワセミの嘴は、しっかりと魚を咥えています。 この間わずか3秒ほどの出来事…
どうやら捕えた魚は「 モツゴ 」のようです。
そして間髪を容れず 水中に飛び込み、またしても狩りは成功…
今度は「 ワカサギ 」を捕まえました。
この日は何度もやって来て水中ダイブを披露してくれましたが、かなり高い確率で魚を捕えています。
最後はこんな大きなドジョウまで捕まえていました。 透明度の低い池なのに、よくまぁ魚を見つけられるものだとつくづく感心してしまいます。
相当の視力の持ち主なのか、はたまた特殊な偏光グラスでも持っているのか…
兎にも角にも貴方様は間違いなくキング・オブ・フィッシャーでございます。
春からず~っと探していたカワセミ…
居ても遠かったり、逆光だったり、枝が混みあったりと、なかなか良い条件に恵まれなかったのですが‥
たまたまシギを撮ろうと訪れた近くの調整池に いらっしゃいました、、それもなんと兄弟で…
そうそう、この背中の青が、みたかったのです‥
そうそう、おなかのオレンジもグッドです…
川の宝石とはよく言ったもので、光の加減で微妙に色が変わるカワセミブルーは本当に宝石のようです…
この羽根を見ていたら、サーモンフライを巻きたくなるのはフライマンの悲しい性でしょうか…
ホバリングやダイビングも何度も披露してくれましたが、へなちょこの私にはまったくのお手上げ状態
しばらくは通いが続きそうな予感が…
ずっと探してたカイツブリの赤ちゃん、みいつけた!
「 おかぁちゃん、またいつものお願いしますっ! 」
「 またかい、、本当にお前はしょうがない子だねぇ… 」
「 はいよ、 さっさとお乗りっ! 」
「 おっ、おかぁちゃん~、、あともうちょっとですぅ… 」
「 ふぅ~、、やっとのぼれたぁ~ 」
「 あぁ~ らくちん、らくちん ♪♪ 」
「 あっ! おとうちゃんが 帰ってきたぁ~ 」
「 お~い息子や、、みやげの魚 捕ってきたぞっ! 」
「 ありがとう とうちゃん、 この魚、最高にうめぇよ~ 」
初めて見るカイツブリのオンブ姿は本当に微笑ましい光景でした。
でも、この時期に子育てとは・・ 冬が来る前にちゃんと南へ渡るまで成長出来るのかなぁ…
北海道も猛暑が続いてます。
釣りも渓は減水でパッとしないし、鳥も夏バテなのか日中は葉陰に隠れ、なかなか出て来てくれません・・・
そんな寂しい中で見掛けた鳥達のショボイ写真・・・
コサメビタキ・・・だと思います。
ホオジロのオス、、咥えてるのは何でしょうか??
ホオジロのメス、、こちらはアオムシをいっぱい咥えてます。 子育て中なのかな?
後姿のコヨシキリに・・
小さくしか撮れないオオヨシキリ・・・
そしてカルガモの親子。
この親子に最初に出会った時、ヒナは まだ産まれたてで10羽以上おりました。 生憎、その日はカメラを持参しておらず
周りでカラス達が騒いでいるのが少々気掛かりでしたが、後ろ髪を引かれる思いでその場を後にしました。
翌日、カメラを持って出掛けてみると、そこにはもうカルガモの姿は何処にも見当たりません・・・
やっぱりカラスにやられてしまったのかなぁ‥と気落ちしていたら最近になり、2羽の逞しくなったヒナを連れた親子に再会できました。
随分と兄弟は減ってしまったけど、どっちも立派な大人になるんだよ!
今年一番の暑い日のこと。 近くの河原へコチドリ観察に行ってきました。
パパコチドリだと思います・・・多分??
こちらはママコチドリ・・多分? そのお隣りにチョコンといるのは子コチドリ…これ絶対!!
この日は日差しがとても強い日でした。 ママコチドリは我が身を盾にして子供に日陰を与えたり・・・
お腹で抱え子供を強い陽射しから守っているように見えました。
しばらく観察していると好奇心旺盛な子コチドリは冒険に出発!!
アップで見ると毛虫みたいなポヨホヨの産毛?が生えてましたぁ。
そして 申し訳程度のちっちゃい羽もちゃんと付いてます。
髪の毛? は産まれたときの我家の「いこちゃん」そっくり・・・
「ウルウル」の瞳は、まるでガラス玉のように輝いてます。
何とも愛らしい子コチドリ・・・ちょっと驚かせてしまってごめんなさい。
ここには、変なオジサン以外にもトビやカラスもやって来るのだから冒険は、くれぐれも注意するのだよ!
道北にある山上湖、北海道でも寒い事で有名なこの地では今、ヤマザクラが満開です。
そして、この北の森では、今年もクマゲラ夫婦の営巣が始まりました。
今は抱卵の真っ最中らしく、夫婦交代で卵を温めているようです。
クマゲラパパは、とってもイクメンです。 1時間そこそこで食事を済ますと、クマゲラママと交代するために巣穴に戻って来ます。
そしてクマゲラママが食事に出掛けました。 イクメンなパパとは対照的にママは、とてもマイペース…
早くて2時間、長い時は4時間くらいは、戻って来ないんです。 その間、パパはひとりで卵を温め続けます。
聞くところによると夜、卵を温めているのはパパの方でママは別のねぐらで寛いでいるとか…
そして4時間後・・やっとママが帰って来ました・・
こんなに長く待たされても、文句ひとつ言わずにパパが飛びだしました・・・相当、お腹が空いてただろうな。
クマゲラが営巣出来るのは幹が太い真直ぐな大樹・・
むやみな開発で、そういった大樹はことごとく伐採され、どんどん山奥へと追いやられたクマゲラの全個体数は、600羽程度だとか…
無事にヒナが孵り巣立つことを祈ります。 出来ればママ…もう少しパパを労わってあげてくださいな。
隣町の公園の池にはオオバンにコバン・・じゃなくて、ただのバンが、ざっくざくと居りました。
嘴とおでこが白いのがオオバン。
そして嘴とおでこが赤いのがコバン・・じゃなくただのバン。 嘴の先端は、お洒落なイエローでお化粧しています。
バンの足指は尋常でない長さ。 朽ちたトクサの上をペッタン、ペッタンと走りまわっていました。
この長い指は、やっぱり浮葉の上とかを沈まないように歩くためにエボリューションしたのかな?
そう言えば「鳶に油揚げをさらわれる」という諺もあったけど この日、 トビがさらっていった獲物はというと…
水面ちかくでプカプカしていたヘラブナさんでした…
おぉ! さすが猛禽の端くれ、タカ目タカ科。 いつもゴミ集積所の上空で群れているトビだけど、やれば出来る子なんだな…