バンブーロッド製作 ・工房そらぷち

毎日、せっせと竹を削ってます。製作過程とそらぷちの自然、釣り日記などなど…

フレーミングの話

2010年11月29日 | バンブーロッド

たまには仕事ネタ・・
フレームドブラウンのロッドは個人的には大好きです。
バンブーロッドはフレームを掛けるほどカリッとしたアクションに仕上がる傾向にあります。
ただし掛ければ掛けるほど竹は硬くなるので、その後の曲がり直しや削りの作業が大変になってくるのですが…


普通フレーミングはガスバーナーで焼いていきますが、私の場合、年代物のガソリントーチを使用してます。
このポンコツトーチ、ガスほど火力は強くなくジワジワと焼ける感じで竹の表面だけでなく芯まで熱が入りナカナカの優れモノなんです。
ただ‥焼けたガソリンの匂いで頭痛になるのが悩みの種ですが…

 


都会のオジロワシ

2010年11月26日 | 

場所は前回と同じ永山新川。   ここに毎年やって来るオジロワシ、いつも橋脚の上から鋭い眼光で獲物を狙っています。
いつもはツガイで居ることが多いのだけど訪れたこの日は1羽のみでした。











飛んでくれないと、同じ構図の写真ばかりになってしまう…
あまりにも飛んでくれないので、ついつい隣りのカメラマンと雑談にふけっていると‥突然、飛んだ!!
あまりに突然の出来ごとに2人はただ口を開け呆然とその姿を眺めるだけ…  あ~ぁ、白い尾羽、撮りたかったなぁ。

 


オオハクチョウ

2010年11月25日 | 

北海道で2番目に大きな都市、旭川。  そこに永山新川という洪水対策??の為に作られた人口水路があります。
周囲は住宅が立ち並び橋は大型トラックがビュンビュンと走り、おまけに宗谷本線の鉄橋には特急スーパー宗谷が超特急で走り抜けて行きます。
そんな喧噪の中にありながら何故か此処は毎年この季節、多くのハクチョウやカモ達がやって来ます。 さらに驚くことに、その水鳥を狙ってツガイのオジロワシまで訪れるんです。








やっぱりハクチョウはどことなく優雅で気品がありますねぇ‥


でも、このハクチョウは優雅というよりは、なんだか溺れてるみたい…

 


森へ行こうよ!

2010年11月22日 | 自然

…と言っても、モリゾーやキッコロに会いに行く訳じゃありません。
この季節、落ち葉のじゅうたんの上をサクサクと音をたてながらの散歩は結構楽しいもんです。
遠くに出掛ける必要はありません。  近くの雑木林でも葉がすっかり落ちた森や林には色んな発見があるものです。














カラの仲間も随分と見つけ易くなりました‥


これは!  もしや天橋立の股のぞき??




河は眠ラナイ

2010年11月22日 | 釣り

久々に寒気が緩んだこの日、今年最後の竿振りへと出掛ける事にした。





いくら寒気が緩んだとは言え、それは里の話・・・
ホームグラウンドの暑寒別の渓は標高があるので、かなり冷え込んでます。水量も連日の雨で普段より増水ぎみ‥



沈めるフライは好みじゃないので、ドライで釣れるのはこんなイワナや‥



こんなヤマメばかり‥   大物は深場の岩陰にジッと潜んでいるんだろうな‥

あと少しすると、この川へと通じる道は冬季閉鎖され川は春まで人間を寄せ付けません。
それでも、河は眠ラナイ…  


カワガラス(2)

2010年11月18日 | 

カワガラスの一番の得意技は何と言っても長時間潜水でしょう‥
他に潜水の得意な鳥と言えばカモやカイツブリなど沢山いますが、その殆どは脚に水掻きを持った水鳥です。
でも、このカワガラスには水掻きはありません。 そして驚きは流れの速い水中を自在に歩き脚で川底の石を裏返し
川虫を捕まえると言うウルトラC技もやってのけます。   ただし釣りをしている傍でそれをやられると非常に迷惑なんですが…





これくらいは序の口でございます‥



羽毛は通販のフライパンにも負けないくらいの超撥水、油なしでも焦げつき知らず‥



こんな急流にも負けないでいられるのは、あのガッシリした爪で踏ん張ってるからなんでしょうねぇ‥
カワガラス‥・なかなか大した奴です。


カワガラスの超絶技巧潜水術のへたっぴ動画でこざいます。

 

 


カワガラス(1)

2010年11月14日 | 

渓流釣りでいちばん馴染み深い鳥と言えば「カワガラス」
気温がぐんと下がったこの日、いつもの渓で竿を振っているとカワガラスが水面近くを行ったり来たり頻繁に飛び回っている。
釣果はと言うと、水温もかなり低くドライの反応は極めて鈍い、、やっと掌に収まる位のイワナを掛けた時、このカワガラスが「ビッビッビッ」と
鳴きながら目の前を通過した。   その声が、どうしても私をヒッヒッヒッと嘲笑っている様に聞こえてしまう‥・猪口才なカワガラスめ!
‥・と前置きが長くなりましたが、このカワガラス‥よく目にはしていましたがあまり観察する機会がなかったもので、竿をカメラに持ち替え
じっくりと観察することに、、(本音はあまりにも釣れないのでヒマだったからなんですが‥)


「カワガラス」 名前はカラスでもスズメ目カワガラス科でカラスとは兄弟でも親戚でもありません。 羽色が遠目には黒っぽいのでこんな
名前が付いてしまったのでしょうが、よくよく見るとチョコレート色をしています。


 
正面から見るとなかなか愛嬌のある顔立ちをしてます。  メタリック色な脚は意外にガッシリした爪を備えております。
この爪があるからこそ、急流の中をチョコチョコと自由に歩くことが出来るんですねぇ‥



‥・で、このカワガラスが面白いのは…



あくびをすると必ず‥・



こんな顔になっちゃいま~す。      このカワガラス何故か瞼が白いので目を閉じる度に白目になっちゃいます。頻繁にまばたきする鳥なので
あくび以外の時にでも、この白目はよくお目に掛かれるのですが、どういう訳かあくびの時は必ずと言っていいほど白目になってます。
これとは別に、このカワガラスには瞬膜という半透明のまぶたの様なものを持っているらしく、水に潜る時はこれを水中メガネの様にして、
水流や流れてくる砂などから目を守っているらしいとか…  ふ~む、猪口才なカワガラス!!


 


野付半島

2010年11月11日 | 

半月ほど前の話ですが、ワシ達が渡って来ているか野付半島まで確かめに行ってみました。





根室海峡側の外海は結構な時化でクロガモ達が波乗りを楽しんでいます。






それに比べ湾側はとても穏やかで渡り途中の沢山のカモ達が羽を休めています。






アオサギ達もそろそろ南下の準備を始める頃。
肝心のワシ達はまだ少し時期が早かった様で結局、此処では1羽もお目に掛かれませんでした。

 


タンチョウ (2)

2010年11月09日 | 

早朝の雪裡川はねぐら立ち前のタンチョウで賑わっていました。

                                                                                                                                            タンチョウは夜は外敵から身を守るために川の中で眠ります。                 

               そして、陽が昇ると川の中州へと上がり、羽を拡げたりジャンプしたりして餌場へと向かう準備を始め‥

                                                  準備が整った順に家族単位で各々お気に入りの餌場へと飛び立ちます。

 

 

            タンチョウは、やっぱり飛翔姿が一番カッコイイなぁ‥

                                                                                                                          


タンチョウ (1)

2010年11月05日 | 

今年も夏の間、湿原で過ごしたタンチョウ達が里へと集まる季節となりました。


親子のタンチョウは・・


収穫の終わった田圃で睦まじく子供に餌を分け与えています。



夫婦のタンチョウは・・


高い声で鳴き交わしをし、互いの絆を確かめ合っていました。



ツル達の居る畑では農家の方がトラクターで土起こしの真っ最中・・
ツル達は人を警戒する素振りもなく、農家さんもツル達を疎ましく思う訳でも、また遠慮しながら作業を進める訳でもなく、これが実に自然な光景に見える。
人と野生動物の共存、全てがこんな風だと良いのだけどなぁ…


初冬

2010年11月02日 | 景色
平野部では、まだ雪こそ積っていませんが、朝はかなり冷え込む様になりました。





森の落ち葉や苔には霜の華が咲いています。 北海道は一日毎に、秋から冬へと季節が移り変わってきています。






畑には晩秋の風物詩、豆ニオが立ち並んでいます。  これは多分、小豆でしょうか?
豆はこんな風にニオ立てして天日干しをして乾燥させます。青や黄色の帽子は雨よけです。
は~ぁ、、なんだかサザエのおはぎ食べたくなってきたなぁ・・・

  

十勝岳は冬だった

2010年11月02日 | 自然
今年最後のナキウサギをと思い行ってきました十勝岳


予想はしてたけど‥かなりの雪。
望岳台付近は30cmくらいの積雪だったので、取敢えずトコトコと登ってみることに‥



登るにつれ積雪は次第に増え始め完全にラッセル状態、一歩足を踏み出す度に太股まで埋まってしまうので自然と休憩の回数ばかりが増えてくる・・・



トレッキングポールはバスケットを着けてこなかったので全く用を足さない・・・



避難小屋付近までやっと来たら急にガスが掛かり猛吹雪。 寒いのなんのって‥
ようやくガスが薄れ撮った写真。これ、一応カラー写真なんです。
当然の事ですがナキウサギの巣穴は完全に雪に埋まっていました‥