晩秋

　雪虫が舞い始めました。正式にはトドノネオオワタ虫と言うらしいですが、北海道では雪虫と言う愛称で呼ばれています。この虫が舞うと初雪も間近です。

　
　今日は近くの林に愛犬と散歩に行きました。　紅葉も殆ど終わりで地面は落葉でいっぱいです。

　

　野生のなめこ発見！！
天然物はヌメリ、香りとも栽培物の比でなく味噌汁には最高です。大きめの物だけ摘んで、さらに奥に進むと・・・

　

　ラクヨウ発見！！
これはハナイグチが正式名ですが唐松の落葉林に生えるのでこちらではラクヨウと
呼ばれています。汁物にしたら良いダシが出て最高に美味しいキノコです。これはもう傘が開き過ぎです。食べるにはもう少し早い方が良いです。とりあえず今晩のオカズにゲット。


　

曲がり直し

ここ最近は毎日、竹の曲り直し、節削り、ノードプレス作業をやっております。この作業が単調で一番楽しくない作業なのですが、気を緩めると力を入れ過ぎたりしまして「ボキッ」と竹を折ってしまいますし、曲り直しがいい加減だと後々の仕上げに付けが回ってきて曲った竿になってしまいます。今回は２ピース、８本の竿をラフプレーンまで同時に作る予定ですので全部で９６本の竹片の曲り直し、節削り、ノードプレスをやらなくてはなりません。まだまだ先は長そうです。



　
　

　

７’００’’ ♯３ 完成

　バーニッシュ乾燥中だったロッドが完成致しました。　テーパーはＰヤングを基にスウェル仕様にアレンジしています。　スロー寄りのアクションですがスウェルにした為にシャープな振り心地になってます。

　



フィラーは花梨瘤、金物はシルバーニッケルの黒染め仕上げです。

　

　

　ラッピングはスカーレットのシルクです。帯広市Ｈ様、お買い上げありがとうございました。

　

竹割り

　本日、竹割り作業実施しました。
　
　

この竹は中国広東省西川流域で釣竿用として特別に栽培されるトンキンケーンです。節間が長く節高が低くパワーファイバーが密にあり竹竿には最適な素材です。
写真は3.6ｍの竹2本を2等分にしたもの。これで失敗しなければ2pcロッド8本の竿が作れます。

　





　これは竹を均等に6等分にする事が出来る優れもの竹割鉈です。最終的に1本の竹を24等分に割っていきます。失敗は許されません。


　

　

　
　今回は８本の内４本をバーナーで縞々にフレーミングを施してみました。２本は竹全体をムラ無くフレーミングし、残り２本はフレーミングせずにストローカラーで仕上る事にしました。出来上がりがどうなるか楽しみです。
　

　

　

　

7.00ft ♯3 完成

　レナード38Hのテーパーを参考にスウェル仕様にアレンジしてみました。

　

　

　フェルール、キャップ＆リングはニッケルシルバーをガンブルー染めで仕上げてます。フィラーはトチのトラ杢です。

　

　

　スレッドはシルクのスカーレット。シースルーで上品に仕上げました。
アクションはスロー寄りのミディアム。ドライフライでのショートレンジに向いたアクションになってます。　
　茨城県Ｔ様お買い上げありがとうございました。