バンブーロッド製作 ・工房そらぷち

毎日、せっせと竹を削ってます。製作過程とそらぷちの自然、釣り日記などなど…

十勝岳

2008年02月29日 | 自然
オーダー戴いていたロッドの発送も終え、たまの家族サービス、ちょっと遠出の温泉へ。
家を出る時は道路も雪が融け快適なドライブだったのですが標高が高くなるにしたがって


完璧なアイスバーン状態です。ハンドルを取られながらも更に上って行くこと数十分・・・
やっと着きました。標高1280メートル、北海道では一番高地にある温泉です。鉄分が多いのかやけに赤茶けた色と赤サビ臭がしますが100%源泉かけ流し、体の芯まで温まります。



晴れていれば十勝岳山頂や遠くは美瑛の丘陵が綺麗に見れるのですが、あいにく今日はガスがかかっていました。ここはまだまだ真冬です。








雨竜川

2008年02月26日 | 自然
昨日の大荒れの天気も治まり今日は青空となりました。

でも気温はぐっと下がり久々のマイナス20℃越え。
で今製作中のロッドはスレッドのエポキシ塗料の乾燥中です。これだけ外の気温が下がると室温もなかなか上がらずにエポキシの硬化も時間が掛かります。夏場より倍以上掛かります。気晴らしに近くの雨竜川の様子を見に行ってきました。


予想通り氷結してました。川面なんて全く見えません。この川は石狩川の一支流ではありますがアイヌの人々には魔物の潜む川として昔から崇められてきました。以前はこの辺りでもイトウが良く釣れていたみたいですが幾度となく行われてきた川のショートカット工事、上流に大規模なダム2個と日本最大の人口湖、朱鞠内湖があるために壊滅状態です。水量までも人間様に管理制限されている悲しい川となってしまいました。


クンネレクカムイ

2008年02月20日 | 
クンネレクカムイ(闇に鳴く神)、和名ではエゾフクロウ。



アイヌ語にはよくカムイ(神)という単語が使われます。山、川、動物、植物、火、病気などなど色々な物や現象にこのカムイという言葉が出てきます。アイヌの人達は森羅万象すべてのものは神様が関わっていると考えていたことの所以です。

ところでこのフクロウを観察しているとまるっきり動きません。たまに眠そうな目を薄目で開けるくらいです。夜行性だからでしょうが、この忍耐力には恐れ入りました。
今、オーダーを受けている竿は塗装の乾燥中、忍耐力が乏しいO型にはこれがとても辛い時間で過去に何度も乾燥不足の竿に重ね塗りを敢行して失敗しております。
今回はクンネレクカムイ様を見習って忍耐、忍耐・・・


6’8” #3~4 完成

2008年02月12日 | バンブーロッド
このところ晴天続きで日中はプラスまで気温が上がることもしばしば、何となく春めいて来た様な気がします。
愛犬の散歩コース、近所の土手から見える暑寒別連峰です。1000メートル級の山々が連なっています。イワナが釣れる渓が数多く流れておりますが渓相が険しくまたヒグマの出没も多いのでここ最近はめっきりご無沙汰しております。



本日6'8" #3~4 のロッドが完成致しました。前回のロッドとテーパーは全く同じ兄弟竿ですがこちらは強めのフレーミングをしています。
フレーミングしている分こちらの方が若干張りがあります。




6'8" #3~4

2008年02月03日 | バンブーロッド
寒さの為に塗装でかなり手間取りましたが本日完成しました。  6フィート8インチ、♯3指定ですが#4でも十分に乗せれます。






アクションはミディアムスロー、重心をバットエンドに持ってきてますので振り心地はとても軽快です。テーパーは完全なオリジナル。ちなみにブランクはストローカラーのソリッドです。