バンブーロッド製作 ・工房そらぷち

毎日、せっせと竹を削ってます。製作過程とそらぷちの自然、釣り日記などなど…

トビのとびもの

2010年04月30日 | 
一応、猛禽なんでカッコつけておりますが、ただのトビです…


カラスには虐げられ、カモの頭上を飛行しても全く警戒もされないんですが、とりあえずタカ目タカ科です…




如何にも鋭い眼光で獲物を探しているフリをしておりますが、探しているものは、人が捨てたコンビニのお弁当の残り物、
よくてお腹を上にして浮いている魚程度でしょうか…




でも、じっくり見るとナカナカの美形‥  これで、もう少し猛禽としてのプライドを持ってくれたら良いのだけど…





コルクの中のテーパー

2010年04月29日 | バンブーロッド
巷ではGW初日らしいが、あいにく今日は朝から凄い風雨…
午前中にワンコの散歩を済ましたあとは1日工房で巣篭もりして過ごす事に‥


現在、製作中の7'6" 3wtのロッド‥
一見、ストレートテーパーの様に見えますが



実はこれ、コルクの中で大きくスウェルさせております。
リーダーキャストをし易いロッドを、と言うご依頼主様のご要望…色々と仕込みを施しております‥
通常、7'6" のレングスで3番と言うとベナベナとした、もたついた感じのロッドになってしまいがちですが、
このロッド、シャープなティップアクションに仕上げております。
振り心地はと言うと、ラインを通さずに振ると‥えっ! これって本当に3番?? と誰もが感じると思いますがラインを通してみれば‥
なるほどね!っていう感じでしょうか…





カモだまり

2010年04月28日 | 
我が家の近くにある名前も無い小さな沼には…


ただ今、沢山のカモ達でちょっとしたカモ溜まり状態となっております。




時々、そのカモを狙って猛禽が現れるとカモ達は一斉に警戒声を交し飛び立ちます‥何故かカワウも混ざっておりますが‥



圧倒的に多いのはこの「オナガガモ」ですが「マガモ」や「ヒドリガモ」も、ちらほら確認できます。






慌てふためくカモ達…なんだかヒッチコックの「鳥」状態になってきました…




なんか凄い状況になってきました…一体この小さな沼に何羽いたの?って数です…
この状態が数分続き危険が去ると、また再び何事も無かった様に元のカモだまりの小さな沼となるのでした…



ふきのとう

2010年04月26日 | 自然
最近、ぐずつき気味の日が続いたソラプチ地方…  今日は久々の青空、気温も10℃近くまで上昇しました。

      



近くの堰堤には沢山のフキノトウが咲いている‥







冬のあいだ留守にしていたハクセキレイも戻ってきました。  ヒバリの囀りも聞こえ始めています…




堰堤沿いの沼には沢山のカモ達に混ざりアオサギが小魚を探しています。
ようやくソラプチ地方にも本格的な春が訪れた様です…




GOOD LUCK !!

2010年04月25日 | 
数日前までは、あれだけ賑やかだったハクチョウにマガン達…
田圃の落ち籾を全て食べ尽くしてしまったのか随分と数少なくなってきた。






また秋にお会いしましょう! 長旅のご無事を…GOOD LUCK!!  



マガン ・ ヒシクイ

2010年04月18日 | 
ソラプチ地方は道内一の米どころ。 当然、我家の周りには田圃がいっぱい…。
例年に比べ大幅に雪解けが遅れていましたが、ようやく田圃も雪開けしてきました。


雪開けした田圃は渡り途中のハクチョウやガン、ヒシクイで大賑わいしています。 何故か今年はハクチョウの数が例年に無く多い気が‥






嘴がオレンジ色で基部が白色なのは「マガン」です。 意外と用心深くて近距離からは、なかなか写真を撮らせてくれません‥






こちらは、マガンと良く似ていますが「ヒシクイ」です。 嘴が黒くて先端部分がオレンジ色をしています。ちなみに、これは亜種の「オオヒシクイ」
マガンに比べると遥かに警戒心は薄いので、かなり近寄らせてもらえます‥

これから少しずつ北上し最終的には遥かシベリアまで渡ります。そして秋には、また子供を連れて戻って来てくれるんです。



ガングロのキンクロ

2010年04月14日 | 
曇り空の日に見るキンクロハジロは…


間違いなくガングロです。 ちなみに雌は私をガン見しております‥



このキンクロハジロ、頭の大きさの割に顔幅は極薄なんです。  地味で、引っ張りたくなるような後ろ髪をしたカモですが…



しかし、晴れた日の順光で見るキンクロは一味違う…。 
顔がメタリックパープルに輝いているじゃないですか! しかも後ろ髪はしっかりと整髪しております。 雌は相変わらずだけど‥



両手に花のキンクロ雄…黙って俺に付いて来い! って感じでしょうか‥?



飛ぶキンクロ… あれっ? あの後ろ髪はどこへ行っちゃったのでしょうか??
 



渡りの季節

2010年04月13日 | 
今年は豪雪に見舞われたソラプチ地方も急速に雪解けが進んでいます。


近所の田圃の畦道にはフキノトウも芽生え始め、ネコも渡りを始めました…?



綺麗なV字編隊で北へ向かっているのはヒシクイでしょうか?



ハクチョウ達も続々とやって来ています。



そして何気なくハクチョウのアクビなんぞを撮っていて家に帰り写真をチェックして初めて気付いた。 左下にタゲリが写っている事を… 
北海道では珍しいタゲリをみすみす見逃すとは……どうせ私はへなちょこバーダー♪


小柄なコゲラ

2010年04月10日 | 
キツツキの仲間では一番小さな小柄なコゲラです。


一人前に、一生懸命ドラミングもしますが、ドラミング音は冴えないんです…



このコゲラ‥虫さん探しに夢中で、かなり接近しても私に気付いておりません…いや、もしかして完璧に無視されてるのかも…。
嘴はさすがにキツツキの仲間だけあって、キリみたいに鋭いですねぇ‥



当の本人は、いたって真剣なのでしょうが案外と愛嬌のある顔立ちをしております…。



セミホロー構造

2010年04月09日 | バンブーロッド
鳥ネタばかりだと何だか仕事してないみたいなので…


これ、セミホロー加工中のtipです。この後、広く残したダム部分に治具を使って真円のホローを作っていきます。 
六角のホローと真円のホローを交互に配列するセミホロー構造なんです。
単に軽量化を図るならbuttを大きく刳り抜けば済む事なのでしょうが7ftクラスのロッドでその加工はあまり意味が無い様な気が…。
ホロー構造の肝はtipにあり…です。


  

キレンジャク

2010年04月07日 | 
今年の冬は、さっばり見掛けなかったキレンジャク。
今頃になり、やっと近くの林で群れに遭遇‥北へ帰る途中なのだろうか?





冠羽を立て、切れ長のアイラインに黄色の尾羽、アクセントに赤のワックスウィング。 男心を大いに惑わせる妖艶な姿態…。



このキレンジャク達、相当に喉が渇いているのか、積った雪をあちらこちらで啄んでいる‥



皆さん、お口に雪を着けている。  テーブルマナーは、あまり宜しくないご様子で…



 

小走りのキバシリ

2010年04月07日 | 
さほど珍しくはない鳥らしいのだが私には見付けられなかったキバシリにやっと会えた。


初めは落着きの無いコゲラだなぁっと思って見てたんです…。



で…このくちばしを見て初めてキバシリと判った、へなちょこバーダーです。



で…このキバシリ、ちょっと樹を突いては小走りでクルッと幹の裏へ走るものですから私も追っかけて裏に回ると、またクルッと裏側へ…
完璧におちょくられている、へなちょこパーダーです…



別にあなたと鬼ごっこをしている訳じゃないんですが‥運動不足の私には丁度良い運動をさせて頂きました。
ありがとう! 小走りのキバシリ君。





お腹空いたぁ!

2010年04月03日 | 動物
近くの林を散歩していると‥


「エゾシカ」の親子に出会った。 鹿の子模様は未だ見えない冬毛のエゾシカ。






子鹿は、一生懸命に柔らかそうな小枝を選んでは、しきりに喰べている…
長い冬の間、こうして樹皮や小枝を喰べ命を繋いできたエゾシカ達…もう少ししたら大好物の緑をお腹一杯に食べれるからね!



削られた竹

2010年04月03日 | バンブーロッド
相変わらず雑然とした作業台… 典型的なO型人間です。


tip1本分の仕上げ削りの過程に出来た竹屑の山。
荒削りを含めると1本分のロッドを仕上げるまでにラフカットした竹の7~8割は竹屑と化してしまいます。
最終的にロッドとなった竹は人間社会に例えると、さながらキャリア組と言ったところでしょうか…