バンブーロッド製作 ・工房そらぷち

毎日、せっせと竹を削ってます。製作過程とそらぷちの自然、釣り日記などなど…

野鳥  (初級編)

2009年06月28日 | 
最近、野鳥を撮りに行っても鳥達が全く相手にしてくれない。
まるでこちらの動きを見透かされている様で息を殺し忍び足で接近しても直ぐに気付かれてしまい逃げてしまう。 
次は持久戦とばかりに、ここぞという場所で樹に隠れ待機していても待てど暮らせど鳥達はやって来ない。
それでは初心に戻り近所の土手にいる難易度レベル1の鳥達から始める事に…。


「ニュウナイスズメ」 普通のスズメよりスマートでホッペに黒班が無いのが特徴。
この大きさが限界。これ位の小鳥だと最低10mまでは近づきたいが、この後、1歩進んだ所で敢え無く逃げていってしまう…。




ご存じ「ヒバリ」 距離は先程よりはマシだけど、まだ遠い。 バックをボカシたいのに焦って絞りも開けずに撮ってしまい背景がウルサイ。
「ハァ~」 完全にスランプ状態。



初夏とワンコ

2009年06月28日 | 独り言
北海道もやっと半袖の服で過ごせる季節となりました。

えん麦も穂を付け始め、いよいよ初夏の兆し。 菜の花は連作を嫌うので、えん麦と菜の花を1年毎に輪作しています。 このえん麦、欧米ではオートミールの原料となりますが、日本人の口には合わない様で、殆どは日高のサラブレッドの飼料として出荷されます。


ワンコ達の散歩コースの河原には「ムシトリ・ナデシコ」が咲き始めています。


ウシ柄の「モーちゃん」です。 良く行くペットショップで、なかなか買い手が居なくて仕舞には大きくなり過ぎゲージからも追い出されてしまい見るに見かねて引取ってしまいました。 女の子だけあり花が大好きで散歩途中、花が咲いていると、いつもクンクンと香りを楽しんでいます。


モーちゃんの旦那の「ブーちゃん」です。見るからにアホ面をしています。 散歩中にトンビにさらわれそうになった事も数回あるダメ犬ですが性格だけは優しくて憎めない奴です。  これも同じショップで店員達から「宇宙人」という愛称で呼ばれていたのが忍びなく我が家の家族として迎え入れる事となりました。 もう1人この夫婦の子供「フーちゃん」が居るのですが臆病な性格で外に放しても直ぐに車に戻ってしまいます。 フーちゃんは日を改めて紹介させて頂きます。 

 

 

尾白利加川

2009年06月25日 | 釣り
今年初めての真夏日。 あまりにも暑いので近場の川へ。



暑寒別岳から雨竜川へと流れ込む川。イワナの渓相の川だが、ここでイワナが釣れた事は無く殆どがヤマメ交じりで大半がニジマス。 一昨日の豪雨が心配だったがまずまずの水量。


濁りも無く如何にも釣れそうな予感…。

しかし…釣れない。 ここぞというポイントにあの手この手とフライを変えてキャストするもライズリングさえしてくれない。
ようやく、藪下から20㎝級のチビニジがヒットし、さぁ、これからが本番と思ったら上流から2人連れの餌釣師さんが釣りを終え下ってきた。
通りで釣れないはずだ。 途端に力が抜け、すごすごとロッドを納める。
帰りがけエゾクロテンにばったり出会うがカメラを構える前に逃げてしまう。 ホント今日はツイテない。

 
停車場までの帰り、ハクサンチドリの花を見つけた事がせめてもの救い。



フィールドノート

2009年06月24日 | 独り言
ただ今、愛用中のフィールドノート。




「BE-PAL」でおなじみの村上康成さんデザインの表紙と今年限定販売という事でついつい触手が伸びてしまいました。中身は測量野帳の3㎜方眼仕様と全く同じです。

白はヤマメ、オレンジはツグミ、青はエゾモモンガの可愛いイラストです。 それぞれ、釣り用、鳥観用、動物用と使い分けていますが野草用が無いのが残念です。取り敢えず一番書き込みの少ない動物用と併用していますが花のイラストも是非とも発売してもらいたいものです。

その日に見つけた花や鳥の名前や場所。釣りに行った川の釣果や当たりフライなどを日記帳的に書き込んだり、忘れそうな花の名前の写真を貼り付けたり、下手な絵を描いてみたりと、何かと重宝しております。 (ただ普通の測量野帳より倍のお値段が少々引っ掛かりますが…)





ヤッホーの森

2009年06月23日 | 植物
どしゃぶりの雨かと思えば急にカラッと晴れたりと目まぐるしく天気が変わる中、砂川市にある通称ヤッホーの森へ。

赤や白のヒツジグサの花が池一面に咲いている。 



サイハイラン、 ヨタヨタと、どこか頼りげの無いところがまた、あ'のよろし。



サンカヨウの実も色付き始めていました。 美味しそうなのを一粒、頬張ると口の中一杯に甘酸っぱさが広がる。


本当は今日のお目当てはキビタキの子育て観察だったのですが、森中にブランコ毛虫が大量発生。 頭上から、足元から…仕舞いには風に乗り顔面へも容赦なく攻めて来るので堪らずに早々に退散。

エゾリス森に咲く花(2)

2009年06月19日 | 植物
クルマ・バック・バネ草??

初めて、この花の名前を図鑑で見た時、何て変わった名前の植物なんだろうと思ってました。
後々、この花の正しい読みは、クルマバ・ツクバネ草と判った時は可笑しくて一人笑いしてしまいました。
葉が車輪の様に輪生するツクバネソウの仲間です。



ベニバナイチヤクソウ、 別名、紅スズラン。

 
サルメンエビネ、  名の由来は花の形が猿の顔に似ているからだとか…。


エゾリス森に咲く花 (1)

2009年06月18日 | 植物
エゾリスの森で見つけた野草。



シソバタツナミ、 エンゴサクと見まごうばかりの淡いブルーの花が森の緑にアクセントを付けています。



クリンソウも見頃です。  濃いピンクや淡いピンクなど色々な花色のクリンソウが咲いています。



オオハナウドは既に2m位に伸びてます。 花には蟻達が懸命に蜜を集めに来ていました。 蟻から見た2mって人間が
高層ビルの屋上に立ってる位かも…。


チシマアザミの花には多くののカラスアゲハが集まっていました。  アザミの蜜は蜂蜜にもなる位だから、さぞ美味しい
のでしょうね…。



エゾリス森

2009年06月18日 | 動物
久し振りにエゾリスの森へ。 

ツルアジサイの花があちらこちらに咲いています。


ヒトリシズカは小さな実を付け、まるでフタリシズカの様。


ユキザサは、まるで線香花火みたいです。


居ました、居ました。 すっかり夏毛に衣替えして床屋に行ったみたいにスッキリしています。


咥えているのはクルミの実の様です。  アゴが外れなければいいのですが…。


何とアクロバティックな技! 後脚だけでぶら下がり食べ始めました。
こんな事も出来るとはビックリです。 でもこんな体勢で食べる必要はあるのでしょうか?  
枝に腰かけて食べる方がずっと楽だと思うのですが…。

追悼

2009年06月13日 | 
私は知っています‥‥

5月の初め、貴方が、どれだけ雛達の巣立ちを待ち望んでいたのかを…。




私は知っています‥‥

5月の終わり、無事に巣立った4羽の子供達を、何時も陰から微笑ましく見守っていた貴方を…。


  
そして私は知りました。
貴方が不慮の輪禍事故により壮絶な最期を遂げたことを…
さぞや無念だったことでしょう、悔しかったことでしょう…

私は貴方と出会えて沢山の微笑みと元気を頂きました。
今はただ、ただご冥福を祈るばかりです・・・
どうか安らかに、お休み下さい・・・。
  





ヒトリシズカ・フタリシズカ

2009年06月09日 | 植物
山野草の名前はいつ誰が名付けたのだろうか?  素敵な名前の野草が沢山あります。 

ヒトリシズカ、 私の好きな山野草。 歯間ブラシみたいな花穂が1本。  一人、静かに咲いているのかと思ったら… 殆どは、ある程度の群落で咲いています。 名の由来は花穂を静御前の舞に見立てて付けられたとか‥。雅ですねぇ。



フタリシズカ、 花は未だ蕾ですが、もう少しで白い小さな花を付けます。
花穂は通常2本でこの名前が付けられましたが3本や4本あるのも結構見受けられます。 




 
キツネノテブクロ、  ちょっと狐の手袋にするにはサイズが小さい様ですが…。
ヨーロッパ原産の外来種で園芸用としてジギタリスの名前での方が知られていると思います。 
これは釣りに行った時、山奥の林道脇に1本だけ、ひっそりと咲いていました。 どうしてこんな人里離れた場所に咲いているのか不思議です。


長雨

2009年06月07日 | 植物
長雨が続いています。こんな日は、ひねもす竹割りをして工房で過ごします。


雨は野山の草木をより一層、深い緑にしてくれます。



タニウツギ、 先日、森を散歩中に見つけました。田植えの時期に咲く事から田植え花と呼ばれています。




エゾノレイジンソウ、 余程この花の蜜は美味しいのでしょうか? エゾオオマルハナバチ達がしきりに蜜を吸っています。



ズダヤクシュ(喘息薬種)、風に揺られてピントもブレル程、小さな目立たない白い花。 名前の通り喘息の薬になるそうです。

三男の悲劇

2009年06月05日 | 
生憎の雨模様。それでも性懲りもなく、またもやフクロウ見学。
判り辛いですが2羽の上に葉に隠れて長男が居ます。
今回は三男の悲劇をコマ送りにて‥。


 ハリ~


 セン~


 チョ~


 ップ~!!。 
 


「お兄ちゃ~ん、イタァ~イ。」


「ヨシヨシ、良い子だ泣くんじゃないョ。」  「後で、オカァチャンに叱ってもらおうね。」



山野草(2)

2009年06月04日 | 植物
今回も興味の無い方には全くツマラナイ山野草。

若かった頃は大物釣りや数釣りに熱中し渓相ばかりに目が向き周囲の花や鳥には全く興味がなかった私ですがここ最近になりやっと周りの素晴らしい自然にも目を配るゆとりが出てきました。(単に年を取っただけなのかも‥。)
すると、あの鳥の名前は?  この綺麗な花は? と判らない事だらけ‥。苦肉の策で釣りに行く時は必ずデイパックにポケット図鑑を忍ばせて変わった鳥や植物を見つける度に、釣り中断で川原に座り込み図鑑をめくり少しずつ名前や習性を覚える事に。すると、釣り同様なかなか奥が深くすっかりハマッテしまいました‥。


前置きが長くなりましたが5月から6月に咲く山野草は何故か白い花が多い気がします。早春は色とりどりの花が咲き誇るのに何故でしょうか?

シャクの花が咲き乱れています。 葉が人参の葉にソックリで、こちらでは山人参と呼ばれています。早春の若菜の頃、葉をおひたしや卵とじにして食べたら最高です。



ズミ(酢実)の樹も花が満開です。 秋には真っ赤なサクランボみたいな実が沢山なりますが字の如くそのまま食べると、とても酸っぱいです。砂糖漬けにしたり果実酒にしたりすると美味しく頂けます。



ヤマシャクヤクの蕾、もうすぐ開花しそうです。 アイヌの人達はこの山芍薬の群落を見つけた人は長者になれると言われていた程、群生地は珍しい花です。この花も1株だけひっそりと生えていました。 
盗掘や山林開発によりこの花もめっきり数が減り、今では絶滅危惧種に指定されています。



 

山野草(1)

2009年06月02日 | 植物
鳥ばかり探して上ばかり見上げていたら、いつの間にか足元には初夏の足音が・・・。 
今日は鳥はお休みして山野草見学に専念する事に。


エゾハルゼミの鳴声も森中から聞こえてきます。 このハルゼミが停まっている草は猛毒のトリカブト。昔、アイヌの人達はこのトリカブトの毒矢で狩猟をしていました。


マムシグサ。 今となったら笑い話ですが子供の頃、これは食虫植物だと本気に思い込み近づく事も出来なかった怖い草です。

 
マムシグサの由来はこの茎の模様がマムシに似ているからだとか・・・。 この草もやはり名前の通り毒草です。



毒草の後はお口直しにサクラソウ。 この容姿の美しさから相次ぐ盗掘により野生のサクラソウはめっきり数が減ってきています。



オオアマドコロ。 一見、地味ですが揺らしたら鈴の音が鳴り響きそうです。



ユキザサ。 名前の通り葉は笹の葉に似ています。花の形は雪印のマークそっくりな雪の結晶の様です。