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まち歩き東0537 幽霊子育飴 みなとや 老舗

2017年07月18日 15時25分00秒 | まち歩き

 

「母の愛情が生んだ感動の物語」

昔、女が夜ごとに飴を買いに来るようになった。女が飴を買った翌朝に、代金を納めている銭箱をあらためると、木の葉が1枚入っていることが続いた。不思議に思った当時の店主は、ある夜、女の後を追った。すると女は墓地のある鳥辺山で姿を消し、土中から赤ん坊の泣き声が聞こえた。そこは身ごもったまま亡くなった女性を埋めた墓だった。寺に事情を話して掘り返してみると、墓の中には飴をしゃぶった赤ん坊がいた。死後に生れた赤ん坊のために、幽霊となった女が飴を買いに来ていたのであり、飴の代金として渡されていた木の葉は、女の墓に供えられていたシキミの葉だったのだ。

当時は、箸に巻いた水飴として売られていたが、今では麦芽糖からつくられた素朴な飴となっている。死してなお我が子を思う母の愛情の表れとして400年以上も語りつがれている。その飴は「幽霊子育飴」として今も広く人々に愛され続けている。

 

由来

慶長4年 今日の江村氏妻を葬りし後、数日を経て土中に幼児の泣き声あり、掘り返し見れば亡くなりし妻の生みたる児にてあり、当時夜な夜な飴を買う婦人ありて子掘り出されたる後は、来らざるなり。此の児8歳にて僧となり、高名な僧になる。寛文6年3月15日68歳にて遷化し給う。

されば此の家の飴を誰というとなく幽霊子育ての飴と唱え盛んに売り、果ては薬飴とまでいわるゝに至る。洵に教育の上に、衛生の上に此の家の飴ほど良き料は外になしと今に及んで京の名物の名高き品とひろめられたるなり

みなとや

 

 

このあたりの 町名

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五七五

一卓は女ばかりや生ビール /加藤

ことわざ

女三人寄れば姦しい

 

 



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