京都市南区上鳥羽八王神町1
旧大坂街道に面した上鳥羽八王神町にある。天正年間(1573~92)、行蓮社存誉信西がひらいた浄土宗の寺で、城向山と号する。はじめ普眼庵と号したが、寛永年間(1624~44)知恩院宮良純親王から行住院の額を賜った。本堂の脇壇に安置する阿弥陀立像(室町時代)は創建以来の古仏で、寄木造、漆箔、玉眼入り、右足を前へ出し、足先を少し上げて歩み出そうとする様子をあらわしている。
門前左の薬師堂に安置する薬師如来像(室町時代)は、もと上鳥羽にあった瑞光山宗林寺の遺仏と伝え、同じく門前右の大日堂には、旧宗安寺の遺仏と伝える大日如来座像(鎌倉時代)と宝冠阿弥陀如来座像(平安時代)を安置する。堂の前には鎌倉時代の石仏がある。
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五七五
心配の 種をこどもが 蒔いてくる /菅原
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