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明治の建築  日本生命ビル

2015年12月20日 12時00分27秒 | 建築物・明治・大正など

 

 

 

 

日本生命ビル

旧日本生命京都支店は、明治45年(1912)4月に起工し大正3年7月に竣工しました。また棟札より、大正2年7月15日に上棟したことが判明。さらに棟札には設計監督者辰野金吾・片岡安とともに、請負者として山本鑑之進が名を連ねています。辰野金吾は「辰野式」と呼ばれる赤煉瓦スタイルでほぼ一貫しており、いっぽう片岡安は石貼りを多用してより直線的な細部を用いていましたが、この建物はそうした辰野片岡事務所の特色をよく示しています。また技術面でも、純粋な煉瓦造ではなくて中に鉄骨を入れていますが、明治末期から大正前期にかけての辰野の作品には、このような耐震性への配慮が認められ、煉瓦造の日本化の一例として位置づけられます。旧支店は昭和57年に改築された。

京都市文化観光局



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