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石清水八幡宮五輪塔(航海記念塔)
高さ約6m、地輪(球形の石材の下の方形の部分)1辺2.4m、全国最大規模の鎌倉時代の五輪石塔で、国の重要文化財に指定されている。
石塔の各部分は、下から地・水・火・風・空の五大要素を表している。地輪は、数個の石を方形に組み、水輪は背が低く安定感のある球形をしており、火輪の笠石は軒が厚く、形のよい反りをしている。
摂津尼崎の商人が中国宋との貿易の帰途、石清水八幡宮に祈って海難を逃れ、その恩に報いるため建立されたと伝えられる。航海の安全を祈って参詣され、航海記念塔とも称されている。
この大石塔を築く際、石を引くのに火花が出て綱が焼き切れてしまったので、竹で作った綱で引いたという話もある。
また、忌明塔ともいわれ、亡き父母の忌明けの日に参り、喪の汚れを清めたという。そのほか、鎌倉時代の武士の霊を慰めるために建立された武者塚であるとか、石清水八幡宮を勧請した行教律師の墓であるなど、刻銘がなく、造立の起源が不明であるためか、この大石塔にまつわる伝説は様々である。
航海記念大石塔
昭和2年建立 三宅安兵衛遺志
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