扁額
元禄14年(1701)2月
・・・大明神
社号標 大歳神社
大正3年10月建立
大歳神社
当社は養老2年2月の創建と伝える。延喜式に、乙訓郡大歳神で、とあり、式内大社である。祭神に大歳神で、相殿に石作神・豊玉姫命を祀っている。大歳神は農耕生産の神、ひいては方除け・祈雨にも霊験ありとして知られ当地方の守護神である。
石作神は大日本史巻之二に、石作神社・・と在りとあって、火明命の子孫で代々石棺などをつくっていた古代士族の祖神である。
豊玉姫命は・・・・不合尊の御母に当たる。境内の杜を栢の森と称し、当社を栢の社とも言って、古来和歌にも詠まれている。例祭は10月21日で、江戸中期より引き続き金剛流家元によって当日能が奉納されている。飛地境内社には、石作町鎮座早尾神社、出灰町鎮座住吉神社がある。
由緒
祭神は大歳神で養老2年2月の創建と云う。延喜式神名帳に記され、山城国鎮座社の内大社に列せられていた。この境内は栢の森と称し社を栢の社とも云ふ。農耕生産の神、ひいては方除祈雨にも霊験ありと知られ当地方の守護神である。相殿に石作神と豊玉姫命を祀ってある。石作神は代々石棺などを造っていた豪族の祖神であり。火明命の後裔である。垂仁天皇の后、日葉昨姫命おかくれの時、石棺を献上し、石作大連公の姓を賜った。石作連を祀った石作神社は延喜式神名帳に記され、貞観元年従五位下に昇格している。大日本史に石作社今灰方村大歳神社内にありと記され、石作氏衰微後、当社に合祀されたものである。石作神は昭和49年6月愛知県岡崎市に建立の石工団地神社に分霊す、豊玉姫命は海人であり彦火火出見命の后である。例祭は10月21日、氏子祭は10月第3日曜に行い、江戸中期より引き続き金剛流家元による奉納舞あり。
大歳神社系
天照大神
素戔嗚尊--- ---- 大歳神(当社奉祀) 向日神(向日神社奉祀)
太市比売---- ------- 宇賀之御霊神(稲荷大社奉祀)
第1鳥居
昭和26年4月建立
第2鳥居
明治34年・・・
本殿
手水舎
本殿
明治34年12月
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