台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

安平貴記美食文化館

2004年10月09日 | うまいもの




今日は休みだったので、
前に ” 情報提供者 ” として紹介した
” 李秀玲 ” 小姐が推薦してくれた
” 安平貴記 ( アンピンクゥエイチー ) ” に行ってみた。

ここは 台南でも有名な観光地の ” 安平古堡 ( アンピングーバオ ) ”
の近くにあるミセで、"
” 芋粿 ( オーコエ ) ” 、
” 鼎辺坐 ( ティンペンツォ ) ” 、
” 蚵仔煎 ( オアツェン ) ”
なんていう、いわゆる
” 台南古早味 ( タイナングーツァオウェイ、台南の懐かしい味 ) ”
を何でもかんでも ひととおり食わせてくれる、えらい便利なミセだ。

どうして もっと日本の観光ガイドとかでも、大々的に紹介してないんだろう?

 

今日食ったのは上の写真左で、右下から時計マワリに

” 芋粿 ( オーコエ、タロイモ重ね蒸し ) ”
” 肉燥飯 ( ローザオハン、肉そぼろのっけご飯 ) ”
” 鼎辺坐 ( ティンペンツォ、米パスタ入りスープ ) ”
” 肉圓 ( ローユェン/マーワン、肉アン入り団子 ) ”  だ。

” 肉燥飯 ” は別に ” 台南古早味 ” じゃないけれど、
ココのは ” 魚鬆 ( ユイソン、魚のそぼろ ) ” も乗っている特別バージョンだ。

” 鼎辺坐 ( ティンペンツォ、米パスタ入りスープ ) ” は、
基隆の名物でもあって、台湾じゃ わりと普通に食うものだけど、
日本にはあまり紹介されていない食材だナ。 
知らないヒトが多いと思うから、少し説明しておこう。

” 鼎辺坐 ” は、米の粉から 作られた麺で、
ベトナムの ” 河粉 ” とか 客家 ( ” 全福荘 ” の回参照 ) の ” 板條 ” とかの兄弟分だ。 
福建省が原産のもので、製法の特殊性が、その名前に表れている。 
” 鼎辺 ” っていうのはナベの淵の部分のことで、
” 坐 ” って言うのは、本当は 走ヘンがついた漢字で、
粘液質のものの ” ドロリ~ン ”とした状態の意味だ。 
つまりこの麺は、
水を入れたナベの淵に、米粉をゆるく練った生地を
” ドロリ~ン ” とぬって作るのサ。 
ぬられた生地は、
上面が ナベの中の水が沸騰した 蒸気で蒸され、
下面が ナベの地肌で焼かれて、
表と裏が違う、独特の口あたりの 麺になる っていうわけだ。

右上の写真は、
” 蚵仔煎 ( オアツェン、もやしにカキオムレツを乗せたもの ) ” で
台湾南部では すごく一般的な食いものだが、
特に安平では 多くのミセで売られいる。 
” 広島焼き ”
の卵と生地のところに カキが沢山入って 、
キャベツと焼きそばのところが、炒めもやしに変わった ものだ、 
-と思えば間違いない。 
上にかかっているタレが 甘くないミセを選べば、
なかなか うまい食い物だ。



このミセは、
もともと 日本軍占領時代の防空壕 ( 台湾では ” 防空洞 ” って言う。 )
があった場所の上に建っている。 
だから、なんか食いにきたついでに、地下の防空壕を見たりできるし、
食堂の床の一部が ガラスになっているので、
飯を食いながら 床下の防空倉庫とかを 見ることもできるゾ。


いよいよ来週の日曜日は、
” 中華汽車国際カップ ” のレースだが、
相変わらずカラダは重いし、練習もカル~くしかやってない。 
タイムが悪くても 前みたいに 誰もこのダイアリーを 知らなかった時なら、
正直に記録を書けたけど、今は知り合いはみんな読んでるし-。 
困 ったなぁ。

( 「 TADAサンオトロエマシタネ。 」
  とか わざわざ 電話で言ってくるような
  心のやさしい (?) 友達が、オレには沢山いる。 )


一昨日は、練習を休みました。
昨日は、ウエイトと30分JOGしました。
今日も、ウェイトと30分JOGをやりました。

一昨昨日のヒット数 - 965(60位ランキング入り)
一昨日のヒット数 - 1065(60位ランキング入り)
昨日のヒット数 - 834(80位ランキング入り)  


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2 コメント

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Unknown (シンさん)
2004-10-11 18:28:48
台南では大変お世話になり有り難うございました。安平古堡を見物に訪れたときはガイドブックに紹介されている「周氏蝦捲」で蝦捲と蝦丸湯を、「陳家蚵捲」で蚵仔煎と蚵捲を食べ腹一杯になって帰りました。残念ながらこの店で食事はしていませんが通りを歩いていた時に見たこの看板は見覚えがありますのでそれなりのインパクトはあったと思い返しています。次回台南を訪れる機会がありましたらこのダイアリーで紹介されている各店を訪れようと期待しています。また”李秀玲”小姐にも大変お世話になり有り難うございました。よろしくお伝え下さい。
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こちらこそです (kool_tada)
2004-10-12 22:18:26
どうも、ご丁寧にご挨拶頂きありがとうございます。

ご滞在中は特にお構いもできませんで、申し訳ありませんでした。

台湾の仕事は、環境という意味で、中東よりはよほどすごしやすいと思いますので、今回に懲りずに、またお越しください。

そのときまでにまた、おいしいもの、珍しいところなど色々開発しておきます。

草々
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