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『障  碍』

2008年03月31日 | 子育て思い出話*-* コナン編 *-*
この頃に参加した勉強会の時のお話を・・・。

講師は落語家さんでした。
お兄さんがダウン症ということで、「兄弟が障碍者」という健常者の立場からの経験談を語ってくださいました。
さすが、落語家さんだけあって、お話はお上手でした。

お兄さんとの心あたたまるエピソードや、障碍者を抱える家族の大変さ、などを
面白おかしくお話してくださいました。

お話の最後に「これだけはみなさんにお伝えしたい」とおっしゃって、
ホワイトボードに二文字、お書きになられました。

           障   碍 

「こう書いて、『しょうがい』と読みます。みなさんがご存じなのは障害という字ですよね。
以前は『しょうがい』は『障碍』と表記されていました。
『碍』とは「さしつかえる」という意味があり、何かをする時に「さしつかえる」ものが『障碍』だったのです。
それが、戦後、当用漢字が定められ、『碍』の字は使えなくなり、代わりに『害』の字が
当て字として使われるようになりました。
でも、『害』だと「害のある人」って印象を受けませんか?ボクはとっても嫌いです。
兄は「害がある人」ではありませんから
それで、ボクは、こうやってお話させていただく時に『障碍』という字を広めていっているんです。
出来たら、みなさんも、これから『障碍』の字を使ってください」

ワタクシ、「へ~っ そうだったんだぁ」と目からウロコだったのでございます。

と、言うワケで、ワタクシが「障碍」とここでも使っているのはそういうワケなんですね~
コナンは「害ある人」ではありませんから

やっぱり、文字で受ける印象ってあると思うんですよ。
「障害」では、やっぱり良いイメージは受けません。
ついでに言えば、「自閉症」という表記もそうですよね。
脳の機能障害により、コミュニケーション能力に課題があり、社会性に困難があるというのに、
「自閉症」で受けるイメージは「自らの殻に閉じこもった人」って感じでしょう?
ワタクシ、個人的に「自閉」という表現は好きではありません
・・・と、話が逸れました

でも、最近は「障害」と表記するのは、はばかられるようになってきたようです。
「碍」の字は当用漢字ではないので、やっぱり使えないのか、新聞などでは
「障がい」と表記していることが多いですね

社会でも障碍者を「害ある人」と表現するのはよくない、という風潮になってきたんでしょうか?
それなら、嬉しい限りです
うろ覚えですが、診断名として表記する場合は「障害」となるらしいです。
「広汎性発達障害」という表記になるわけです。
やっぱり、公で用いる場合には当用漢字を使わないといけないんですかね???

と言うワケで、この記事を読んで、賛同していただけたそこのアナタ
これからは障碍の文字をお使いくださいませ~








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コメント (8)
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