障級の体験入学をさせていただいたものの、まだ就学先を決めかねていたこにゃんこ です。
病院で「普通学級で」と言われたことが、ワタクシの心を大きく占めていました。
保育園で年長組のみんなと楽しく遊んでいるコナンを見ていると、
「普通学級でもやっていけそうやん
」
と思えたりもしたのです。
でも、その反面、先生方の配慮がかなりあることも知っていましたし、
発達相談員さんや、ことばの教室の先生、障級の先生の様子を見てると
言葉に出さないものの「普通学級ではちょっと難しい」と言っているように感じました。
迷いに迷い、考えに考えた挙句、
「障級がどのようなところか分かった。
でも、学校全体としてはコナンにどう対応してくれるのか?
そこのところを聞いてみたい
」
と思うようになり、校長先生との面談を希望しました。
面談日が決まり、その前に、コナン、保育園最後の発達相談を受けました。
コナンの発達はコナンなりに伸びていて、特段、課題となる点もありませんでした。
発達相談員さんに「就学は、お母さんの思ったように決めたら良いよ
」
と言っていただきました。
就学先を決めたら、学校側と園側と発達相談員さんと3者面談をして、コナンのことを
引き継ぎをしていただく、という話になって、少し安堵しました。
そして、就学先を決めたら、
をちょうだいね、と言われました。
ほんとに色んな人に心配をしていただいた、就学活動でした・・・。
そして、面談の日・・・。コナン、熱でダウン
別の日に面談日を変えていただき、ワタクシは出鼻をくじかれました(笑)
かな~り、構えてしまっていたので
そして、改めて日を設けた、面談の日。
校長室で、校長先生と、障級のN先生と面談をしました。
本当は、園長と副園長も同席、ということになっていたのですが、日をずらしたため
園長と副園長は別の会議とバッティングし、終わり次第、学校へ来ることになっていました。
校長先生は、見た目は頑固ジジイという感じで(失礼
)、話をしてみると
竹を割ったような、白黒はっきりつけるタイプとお見受けしました。
まず、コナンが普通学級に在籍したら、どういう配慮を得られるかお話を伺いました。
1年生のうちは、国語と算数の時間には副担任が付くが、それ以外の授業は担任のみで
行われる、とのこと。
コナンがしんどい時にほっこりできる場所を提供してもらえないか、と伺ってみると
県下一のマンモス校ということもあり、教室に空きがなければ、教員の人数も足りない、
とあっけなく却下されました
コナンの場合は、臨機応変と言うか、その場その場にあった対応を学校側に求められることになるのですが、
普通学級では難しい、と言われました。
では、障級に籍を置いた場合、交流学級との関わりはどれくらいになるのか、と聞くと
本人の能力次第、と言われました。
本人に行く気があって、普通学級でやれるだけの力があれば、籍が障級でも
一日の大半を普通学級で過ごしても良い、とのこと。
その日、交流学級に行きたくない、となれば、それでOKとなること。
色々伺って、臨機応変に対応出来るのは、障級の方だと、理解しました。
一度籍を決めてしまうと、年度途中でそのクラスが合わない、となっても籍を
変わることが出来ない、ということで、軽はずみな選択はしないように、と言われました。
決断の時がやってきました
場の空気は『障級』一色、という感じでした。
この世に神様がいる、と言うなら、なぜ、神様はワタクシにこんなに辛い選択をさせるのだろう?
色んな機関に相談に行っても誰もコナンに『障碍がある』とは言わなかった。
『障級の方が、コナンくんには良いよ』とも言ってくれなかった。
『お母さんがご自身でお決めになってください』としか言ってくれなかった。
誰よりも、誰よりも、コナンに障碍があるなんて、思いたくないのはこのワタクシなのに
専門家が下さなかった『みんなと違う』をいうレッテルをワタクシがコナンに貼るのは
身を切られるように辛い


私の脳裏にコナンの笑顔が浮かんできました。
かわいい、かわいい、ワタクシのコナン
お母さんは、あなたをみんなと一緒の教室に通わせてあげたかったよ・・・。
そのためにお母さんなりに色々頑張ってきたんだよ。
でもね・・・。
お母さん、どうしても、「普通学級で
」って、突っぱねることが出来ないよ。
ごめんね・・・。コナン・・・(>_<。。。
もし、コナンに「お母さんは、ボクをみんなと一緒とは思ってくれなかったんだね。
みんなと違う
って思ってたんだね」って言われたら、お母さん、何て答えたらいいんだろうね?
そう思ったら、ワタクシ、胸が詰まって、何もしゃべれなくなってしまいました
でも・・・、言わなくてはいけません。
『コナンを・・・障碍児学級で
・・・おっ
おっ
おねがっ・・・・・しま・・・
』
あかん
ちゃんとしっかりお願いせなあかん
と思っても
後から後から涙がとめどなくあふれて流れ出し、ワタクシはちゃんとしゃべることが
できませんでした
障級を選択するのに、こんなに号泣しては、障級の子供たちにも悪いような気もしましたが、
涙は止まらず、ワタクシはかなり長い時間、泣いてしまいました
校長先生は「そんなに泣かなあかんかな~?」というとまどいの表情を見せて横を向き
N先生は「お母さん、よく決断されましたね」と切なそうな顔をしておっしゃいました。
ワタクシの涙がようやく収まった頃、園長先生と副園長先生が校長室へ入ってこられました。
N先生が「コナンくんは障級に来ることになりました」とおっしゃると
園長先生も副園長先生も「うん
うん
」とうなずきながら
ワタクシに微笑みかけてくださいました。
こうして、ワタクシの長~い就学活動は幕を閉じたのでした・・・。





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病院で「普通学級で」と言われたことが、ワタクシの心を大きく占めていました。
保育園で年長組のみんなと楽しく遊んでいるコナンを見ていると、
「普通学級でもやっていけそうやん

と思えたりもしたのです。
でも、その反面、先生方の配慮がかなりあることも知っていましたし、
発達相談員さんや、ことばの教室の先生、障級の先生の様子を見てると
言葉に出さないものの「普通学級ではちょっと難しい」と言っているように感じました。
迷いに迷い、考えに考えた挙句、
「障級がどのようなところか分かった。
でも、学校全体としてはコナンにどう対応してくれるのか?
そこのところを聞いてみたい

と思うようになり、校長先生との面談を希望しました。
面談日が決まり、その前に、コナン、保育園最後の発達相談を受けました。
コナンの発達はコナンなりに伸びていて、特段、課題となる点もありませんでした。
発達相談員さんに「就学は、お母さんの思ったように決めたら良いよ

と言っていただきました。
就学先を決めたら、学校側と園側と発達相談員さんと3者面談をして、コナンのことを
引き継ぎをしていただく、という話になって、少し安堵しました。
そして、就学先を決めたら、

ほんとに色んな人に心配をしていただいた、就学活動でした・・・。
そして、面談の日・・・。コナン、熱でダウン

別の日に面談日を変えていただき、ワタクシは出鼻をくじかれました(笑)
かな~り、構えてしまっていたので

そして、改めて日を設けた、面談の日。
校長室で、校長先生と、障級のN先生と面談をしました。
本当は、園長と副園長も同席、ということになっていたのですが、日をずらしたため
園長と副園長は別の会議とバッティングし、終わり次第、学校へ来ることになっていました。
校長先生は、見た目は頑固ジジイという感じで(失礼

竹を割ったような、白黒はっきりつけるタイプとお見受けしました。
まず、コナンが普通学級に在籍したら、どういう配慮を得られるかお話を伺いました。
1年生のうちは、国語と算数の時間には副担任が付くが、それ以外の授業は担任のみで
行われる、とのこと。
コナンがしんどい時にほっこりできる場所を提供してもらえないか、と伺ってみると
県下一のマンモス校ということもあり、教室に空きがなければ、教員の人数も足りない、
とあっけなく却下されました

コナンの場合は、臨機応変と言うか、その場その場にあった対応を学校側に求められることになるのですが、
普通学級では難しい、と言われました。
では、障級に籍を置いた場合、交流学級との関わりはどれくらいになるのか、と聞くと
本人の能力次第、と言われました。
本人に行く気があって、普通学級でやれるだけの力があれば、籍が障級でも
一日の大半を普通学級で過ごしても良い、とのこと。
その日、交流学級に行きたくない、となれば、それでOKとなること。
色々伺って、臨機応変に対応出来るのは、障級の方だと、理解しました。
一度籍を決めてしまうと、年度途中でそのクラスが合わない、となっても籍を
変わることが出来ない、ということで、軽はずみな選択はしないように、と言われました。
決断の時がやってきました

場の空気は『障級』一色、という感じでした。
この世に神様がいる、と言うなら、なぜ、神様はワタクシにこんなに辛い選択をさせるのだろう?
色んな機関に相談に行っても誰もコナンに『障碍がある』とは言わなかった。
『障級の方が、コナンくんには良いよ』とも言ってくれなかった。
『お母さんがご自身でお決めになってください』としか言ってくれなかった。
誰よりも、誰よりも、コナンに障碍があるなんて、思いたくないのはこのワタクシなのに

専門家が下さなかった『みんなと違う』をいうレッテルをワタクシがコナンに貼るのは
身を切られるように辛い



私の脳裏にコナンの笑顔が浮かんできました。
かわいい、かわいい、ワタクシのコナン

お母さんは、あなたをみんなと一緒の教室に通わせてあげたかったよ・・・。
そのためにお母さんなりに色々頑張ってきたんだよ。
でもね・・・。
お母さん、どうしても、「普通学級で


ごめんね・・・。コナン・・・(>_<。。。
もし、コナンに「お母さんは、ボクをみんなと一緒とは思ってくれなかったんだね。
みんなと違う

そう思ったら、ワタクシ、胸が詰まって、何もしゃべれなくなってしまいました

でも・・・、言わなくてはいけません。
『コナンを・・・障碍児学級で




あかん


後から後から涙がとめどなくあふれて流れ出し、ワタクシはちゃんとしゃべることが
できませんでした

障級を選択するのに、こんなに号泣しては、障級の子供たちにも悪いような気もしましたが、
涙は止まらず、ワタクシはかなり長い時間、泣いてしまいました

校長先生は「そんなに泣かなあかんかな~?」というとまどいの表情を見せて横を向き
N先生は「お母さん、よく決断されましたね」と切なそうな顔をしておっしゃいました。
ワタクシの涙がようやく収まった頃、園長先生と副園長先生が校長室へ入ってこられました。
N先生が「コナンくんは障級に来ることになりました」とおっしゃると
園長先生も副園長先生も「うん


ワタクシに微笑みかけてくださいました。
こうして、ワタクシの長~い就学活動は幕を閉じたのでした・・・。







