爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

映画『ボブ・デュラン ノー・ディレクション・ホーム』

2010-04-22 11:59:25 | 映画
4月初めに上京した時、渋谷のイメージ・フォーラムで見た、マーティン・スコセッシ監督の長いドキュメンタリー映画。

いろいろな質問に答える60才を超えたボブ・デュランの姿の間に、時代のニュースを入れながら、若いボブ・デュランの魅力的な映像がたくさん見られて、とても興味深かった。
スコセッシ監督が言っているように、この映画は「あるアーティストの成長と、彼のしてきた選択の数々が見られる」のが、おもしろかった。
皺の多い現在のボブ・デュランの顔と、ぴちぴちしたほっぺたの若いボブ・デュランの顔の対比がよかった。


ボブ・デュランに詳しくない私は、この映画を見て、以前に見た『アイム・ノット・ゼア』(監督トッド・ヘインズ)の謎が解けた。
実在のボブ・デュランの人格を投影した「6人のデュラン」が繰り広げる「6つの物語」という不思議な映画の意味がやっとわかった。



変わらない人も魅力的ですが、こんな風に変わり続ける人もまた魅力的だなあと感じました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 隅田川の桜 | トップ | 岡林信康コンサートツアー201... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事