爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

映画「ハーブ&ドロシー」

2011-02-15 09:50:05 | 映画
ハーブは定年まで郵便局で郵便物の仕分けをしていたおじいさん。
ドロシーは図書館の司書をしていたおばあさん。
二人はマンハッタンの1LDKのアパートに40年間住み続けながら、ドロシーの給料で生活して、ハーブの給料で買える範囲の、まだ評価の定まらないミニマルアートやコンセプチュアルアートを収集していった。

アート作品でいっぱいになったアパートを見たナショナル・ギャラリーのキュレーターが、価値の高騰した美術作品を保護するために美術館の力が必要だと二人を説得する。
子どものいない二人は4000点ほどに膨れあがっていたコレクションをナショナル・ギャラリーに寄贈した。

若い頃は画家志望で絵を描いていた二人。
描くのを止めて、二人でギャラリー巡りをしながら現代アートのコレクションを始める。

収集するアート作品の基準は、おもしろくて誰もやったことがないようなもので、安くて、アパートに入る大きさのもの。
そうやってこつこつ集めていった膨大な数のコレクションに囲まれて、その生活を楽しんでいた二人。

アメリカでは有名なこの二人を映画に撮ったのは、日本人の佐々木芽生監督。
初めてのドキュメンタリー作品だそうです。

映像の中で、いつも手をつないでいたハーブ&ドロシー・ヴォーゲル夫妻。
ほんとに仲がよくて、可愛い二人でした。

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