見たいと思っていた映画の「私を離さないで」が静岡シネギャラリーでかかったので、初日に見に行ってきた。
プロダクション・ノートによると、カズオ・イシグロの小説をイシグロの友人のアレックス・ガーランドが脚本にして、監督探しを始めたプロデューサーのところへ、イシグロファンのアメリカ人マーク・ロマネク監督から連絡が来て、イシグロも賛成して映画作りが始まったようです。
この映画の中には、小説「私を離さないで」を読みながら私が描いていたイメージがそのまま表現されているようで素敵だった。
小説の設定と変えたところもあるけれど、小説の中の印象的な場面が、それぞれ巧みに映像化されていて、とても納得した。
キャシー、トミー、ルースを演じた若い俳優たちも、この小説に描かれている特殊な境遇の若者たちがふと立ち現れたような気にさせた。
イギリス中をロケハンして探したというヘイルシャムやコテージや病院などが、映画の中に漂う寂寥感を具現化している。
特に最後で、キャシーがビニールがからまった有刺鉄線の向こうの広大な農地の前に立ちつくす映像は、涙が止まらなかった。
プロダクション・ノートによると、カズオ・イシグロの小説をイシグロの友人のアレックス・ガーランドが脚本にして、監督探しを始めたプロデューサーのところへ、イシグロファンのアメリカ人マーク・ロマネク監督から連絡が来て、イシグロも賛成して映画作りが始まったようです。
この映画の中には、小説「私を離さないで」を読みながら私が描いていたイメージがそのまま表現されているようで素敵だった。
小説の設定と変えたところもあるけれど、小説の中の印象的な場面が、それぞれ巧みに映像化されていて、とても納得した。
キャシー、トミー、ルースを演じた若い俳優たちも、この小説に描かれている特殊な境遇の若者たちがふと立ち現れたような気にさせた。
イギリス中をロケハンして探したというヘイルシャムやコテージや病院などが、映画の中に漂う寂寥感を具現化している。
特に最後で、キャシーがビニールがからまった有刺鉄線の向こうの広大な農地の前に立ちつくす映像は、涙が止まらなかった。