爛漫日記

インターネット古書店 独楽知の、春爛漫ではなくて、秋爛漫?の日記です。

ひろさちや『「狂い」のすすめ』

2007-06-20 23:56:27 | 私の本
よく売れてるって新聞の書評にあったけど、ひろさちやさんだし買ってみた。

相変わらず、世間の常識?とは違ったことを言って、私達が囚われている心配や不安を捨てさせてくれる本でした。



 <12「現在」を楽しむ> から抜粋
 
 人生の旅もナメクジになったほうがいいと思います。カタツムリのように、大きな殻を背負ってはいけません。
 大きな殻というのは、目的地です。人生の旅には、目的地があってはならないのです。目的地に到達できるかできないか、わからないからです。
 目的地というのは、「人生の意味」や「生き甲斐」です。人生に何かの目的を設定し、その目的を達成するために人生を生きようとするのは、最悪の生き方です。
 (中略)
 人生の旅は、ぶらりと出かけるのがいいのです。どこに行く当てもない。いわば散歩の要領ですね。

 (この章の最後)
 でもね、何度も念を押して言っておきますが、楽しむといっても、うはうは、おもしろおかしく、笑いころげることではありませんよ。笑えるときは笑っていいのですが、泣いて苦しむときは泣き苦しめばいいのです。苦しみを楽しむことができれば、あなたの人生はすばらしい人生になります。それが「現在」を楽しむことです。




そのほかにも、<未来に対する権利放棄>なんてことばも印象に残りましたね~。

コメント
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