食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『正月準備の始まり』

2012年12月20日 18時02分11秒 | 日記

少々、世間づれした爺さんも他人様の行状を見ると、心の中では未だ早いからも

 

う一寸してから・・・なんて思っていても背中を押されてしまう。今朝からドピーカン

 

の天気、その引き換えに霜が降り屋根や畑は真っ白になっていた。

 

炭窯に薪を追加しに出かけ、その足で山小屋に行きストーブを焚き、やっと一息を

 

く。中断していた干し大根つくりの続きを開始、あと6本だ。背中はストーブで温か

 

いものの大根は水分をたっぷり含んでいるから、指先は冷たくなり我慢大会の様。

 

私の手の親指と人差し指の先は特に冷え易いから、こんな仕事や水洗いなどは

 

辛い。切った大根を紐に挟み込み吊るして乾燥させるが、ストーブの横にぶら下げ

 

ておくと、乾燥機さながらの効果があり半日ほどでシンナリとなってしまう。

 

そうこうしていると『こんにちわー』と大きな声、近くの奥さんのお出ましで、正月用の

 

裏白を取りに来たとの挨拶がてらの声がけ。

 

この辺りの人は自分の山を持っておられても、入りやすい、収穫しやすい他人の山

 

に出掛けられる。入られた方も逆のケースがあるから、『勝手に人の山に・・・』なんて

 

ことはなさそうだ。相身互いの典型的な例だと思う。

 

この近辺には良質の裏白が困るほど生えており、毎年この時期になるとよく知って

 

る人たちが『もろもき(裏白)』を採りに来られる。私が小屋を建てる前、道はないし、

 

木林だったから、この辺で裏白を採る人などいなかったと思う。

 

小屋まで約70mの進入路ができ、両側の裾野を綺麗に下刈りしたから、こうして裏

 

でも採れるようになった。それだけでも環境整備に貢献していると言っていい。

 

午後から雑用を済ませ小屋でお茶を飲んでいると、今日ふたり目のお客様。炭焼き

 

一緒にしている人で裏白採取を頼まれていた人の登場。25日くらいに来るかも知

 

れないと言っておられたが『採った裏白はビニール袋に入れておくと色があせない』

 

そんな理由から早めに採ってみることにされたそうだ。

 

特段、急ぎの用はないから一緒になって裏白採りをする。葉に欠けたところがないこ

 

と、葉の形は左右対称がいい、色は緑色、大きさは幅30cm以下。こんな条件で探す

 

と中々見つからない。日当たりのいい場所のものは色が薄緑、日当たりが悪いと葉

 

欠け、日当たりだけでもこんな極端な差が出る。

 

業者さんは選別しながら探すから大変だと思う。30分ほどで大量に集まり取り敢え

 

ず、裏白集めは終了した。今日は20日、あと10日ほどで正月になるから、準備を始

 

ても早すぎることはないようだ。個人的には先輩の叙勲祝賀会22日を終えない

 

と、ンジン始動の気分になれそうもない。


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