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食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『畑地の変貌』

2013年12月18日 17時29分43秒 | 日記

八雲町の畑地は宅地、倉庫、資材置き場などが点在してきた。こうした現象は特に町の

入口から始まり徐々に奥の方に進みつつある。耕作放棄地として雑草や枯れ草が伸び

放題で晒(さら)されているのがいいのか、こうして別の利用がいいのか、選択すれば後者

というのは負の選択に他ならない。別の利用を承認するにしても町をどのような形にする

かという観点からではなく、個別で判定するから歯抜け、一本釣りの様相になり、畑地で

綺麗に整備されていた町は資材置き場や倉庫と畑とのモザイク模様に変わってしまうの

ではないかと心配している。

住宅団地の近くでは保育園や保育所に関連する施設の建設が見られる。11月頃、畑地

を埋立てしているのを見て宅地になるのかなと思っていたら、旅行から帰ってみると大きな

鉄骨建ての平屋が建てられておりビックリした。看板をみると子育て支援の施設になるらし

い。畑地が転用される一方、先祖からの畑を一生懸命に守ろうと頑張っている人も沢山お

られる。畑で作物を作っても出荷するほどではない、周りの人も自家用は作っているから

裾分けすることもなかろうが・・・放置すれば直ぐに荒れ野原になるから作った方がいい。

畑の一部は使っているが大半は遊休地になっている人でお年寄りの方は、シルバーセン

ターに草刈りをお願いして畑を守っている人もいる。反面、自分で草刈りなど十分できるの

に放棄地にしている人もあり、地域で農地を守るという気運は残念ながらない。

農家なら農業をしない人でも農地を相続することを農地法は認めている。農家で家業を受

け継ぐ若い人は殆どいなくなった今、昔ながらの事情だけを汲んだ農地法では農地を農地

として守ることはできなくなった。農業は法人化、大規模集積により農地を守ろうとする動きは

あるが、この町に限らず担い手が不足しているから、最低でも農業で生計が成り立つ施策を

強力に推進し、若者の就農人口を増やさないと崩壊の一途を辿るだけになるのは明白であ

る。以前、安倍総理が提唱していた『美しい日本』どころか醜い日本に変貌していくのではな

かろうか。


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