食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『術後5年そのⅢ』

2014年10月07日 17時26分21秒 | 日記

健康を取り戻したものの消化機能は殆ど用を為さないから太ることなど夢のまた夢、世間の多くの人がダイエット

にひた走るのと逆行、全くへそ曲がりになってしまった。痩せているから尻に肉が少ない。硬いベンチに座るなん

てことは、まるで昔の韓国の拷問に出てくるようなシーンとあまり変わりない。

消化機能の低い人は痩せてこのような苦労と言えない苦労を、また目には見えないがカルシュームの吸収がし難く

なるから骨粗しょう症になるかもしれない、これもまた苦労とは言えない。

私の指が少し腫れて痛くなった時、心配したのはリンパ浮腫。リンパ節を除去した結果リンパ液の流れが悪くなる

とリンパ管の内容物が外に沁み出してむくみになるもの。影響度の小さいものは私のように指先から足全体に溜ま

り倍以上の太さになった人と個人差が大きい。実際には私の場合はリンパ浮腫ではなく原因は不明だが明らかに術

後に突然こんなことになったから、手術に関係してのものだと思っている。

病にかかり治療して治癒したら元の状態に戻ると。だれもがそう考えるのはごく当たり前のことである。癌の場合、

死と抱き合わせの状態で治療してきたから完治(ないそうだが・・・)、治療が終われば万々歳になると思うのも、

ごく当たり前。ところが、その代償は想像以上、大半は代償を支払うことはないと考えているから、そのギャップ

の大きさを乗り越える術が見つからないで喘ぐことになる。治療の後こんなに苦労していくなら治療しないで自然

体でいく、と泰然自若の生き方が出来れば結構だが凡人には困難なこと。

私は病後、朝起きて朝日を見ると北条氏政が朝日を見ながら日々、朝を迎えることに感謝したという話を思い出し、

同じような気持ちになる。明日、朝これらの言葉は何となく希望めいたことを想わせてくれる。

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        冊子:食道・胃の多重がんと闘うホームページ


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