食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『福知山のうどん事件と会津の鶴ヶ城』

2013年06月18日 18時20分22秒 | 旅行

福井から約400Kmの道のりだが自動車道ばかりだから、走行車線を普通に運転

していれば無用な気遣いをしなくてもいいから、それなりのマイペースで走ること

ができる。こうした道の欠点は町の様子が全く分からない事、食事は限られたPA

/SAで押し付けられたものしかない。だから道すがらの名物なんてものはお土産

置場にあるもので推すべし。

食事で思い出したのが『福知山のうどん事件』丁度、昼食時に到着したのでと、

適当な店を探していたらうどん屋があったから、その店に決めた。

メニューをみるとミニうどんにトロ丼とか、かつ丼などのセットがあった。うどんだけ

でも十分なのだが、ご飯ものを少しとミニうどんならば何とかなりそうと、妻もそれを

注文した。大して待つこともなく注文のセットがやってきた。うどんを見て我が目を

疑う。どう見てもミニではなく、普通の1人前にしても大盛り風なのだ。妻が『ミニう

どんのセットを頼んだのですが・・・・』と言うと『はい、これがミニうどんです』とごく

当たり前の調子で店員さんのアンサー。

元々、大食ではないからミニを当てにしていたのに、二人ともこれを見て戦意喪失、

トロ丼を平らげたが戦意喪失のうどんは食べても食べても減らない。改めてメニュ

ーを見てみると、うどんの部に『ダブル』が幅をきかせているではないか。つまり、ダ

ブルに対してミニだから私たちが想像しているイメージではなく、1玉がミニなのだ。

しかも、ここの1玉は普通のものより明らかに大きい。

たっぷりと残ったうどんを尻目にレジで『多すぎて食べ残しました・・・』

『ここの量は多いですからね・・・・』

このお蔭でいつもは昼食に『うどん』を食べているのに、うどんには目が行かなくな

った。ボリュームたっぷりのうどんパワーで走りぬいたら、思いの外、早く到着したの

で急遽、鶴ヶ城と珍しい建築物のさざえ堂に行って見た。NHK大河ドラマでご当地

のスーパーウーマン八重さんのおかげで、お土産屋さんは何にでもこじつけてお

土産を売っている。あちらこちらには八重さんをデザインした、幟旗が風にヒラヒラし

ている。朝の連続ドラマしかり大河ドラマしかり、ご当地になると何らかの経済効果

は確かにありそうだ。白虎隊の歴史や鶴ヶ城での出来事などに然したる興味を持っ

ていないが、時代の違いと一言では片付けられない。あのような『気概』を如何にし

て若者たちは身に付け実行できたのか。太平洋戦争でもそうだった。

戦は普段、身に着くことのできないものを知らずの内に身に付け、人を潔いものに変

えてしまうのだろうか。戦の心構えなど要らぬ世であって欲しいが、今の世は余りにも

『チャライ』のではなかろうか、そう思うと先人たちの偉大さはとても大きく、背は遥か

方にしか見えない。平日なのに鶴ヶ城には観光客らしき人が多く見えていた。

さざえ堂はマニアックな人に向いている。六角堂でらせん階段は一方通行で、頂上

に着くと下りの通路になるから人と出会うことはない。中心に通し柱が通っているから

スカイツリーと似た構造になっている。彫り物などは何処にでもありそうなものだが、ら

せん階段の一方通行は珍しいと思う。近くの土産物屋さんは道案内、トイレ案内そし

て『駐車もOK、お土産が入用でしたら是非、当店で』と愛想良い。ついつい吊られて、

お土産を購入。

今回は物見遊山ではないからお土産の吟味に力が入らない。

 

                            鶴ヶ城

                           さざえ堂正面

  上りのらせん階段


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