食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『歌手の昨今』

2014年01月31日 18時52分29秒 | 日記

私たちの時代はラジオ放送からテレビ放送に切り替わる過程を経験している。ラジオの時

代は声だけしか聴かないから、どのような容姿をしているのか知るには雑誌とか新聞に載

っていなければ判らなかった。

歌手の場合、職業は歌を歌う事だから最低条件として唄が上手でなければ歌手にはなれ

なかった。だから昔の歌手は皆、上手で『さすが歌手』と言わせたものだ。声で勝負の世界

だから器量が多少悪くても歌手になることを妨げる要因は何もなかった。

時代がテレビになってくると歌唱力とともに容姿も要求されるようになり、所謂美形も歌手の

条件として加えられてきた。天は二物を与えず、この諺はこの辺りから崩れ始めてしまった。

時代は移り変わり、歌手は歌が下手でも売り出し方で唄が売れる時代になったから、素人芸

でも歌手として成り立つようになってしまった。ブレークさせることのプロが英知を絞って歌手

を作り上げていく時代が今だ。

また、子供たちの将来の夢はとの問いに『歌手、タレント』などは普通に出てくる答えだ。歌手

と素人との垣根はすっかり取り外され、何かのきっかけさえあれば誰でも、その夢を叶えること

ができるかもしれないのだ。夢よりも、もっと現実に近い望と言うべきか。

全ての歌手が下手と言っているのではない。先程の素人芸もどきを除く歌手のレベルは昔より

も数段も高くなっていると思う。特にバンドの演奏は比較にならないほどで昔、流行ったグルー

プサウンズと比べてみればよく分かる。この例のように上達したものがあればハードルが下がっ

たためになった歌手もある。

下手なものは聞かなければいいだけのことだが、一言居士は物申す。

天は二物を与えずのついで話。

民放の女子アナの多くは学力ではなく容姿だけで採用されているのと等しいから言外だが、コメ

ンテーターで出演する女性、その道のプロでバリバリなのに皆そろって美形ばかりだ。美人だけ

でコメンテーターを務める時代は過去の事、この世界だけかと思ったら大間違い。スポーツでも

音楽家でも宇宙飛行士までもが才女+美形が主流。

羨ましいの一言に尽きる。天は二物を与えず、現代では死語になってしまった諺だ。


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