『土用丑の日前にマムシご臨終』
養殖ウナギは高根の花。関西ではウナギのことをマムシとも言う。日常的に
こう表現され、食堂などのメニューにもマムシと書かれているのか、私には分
からない。
早速、ネットでリサーチ。こう呼ぶのは老舗の料亭などが主で、若い人には
通じない・・・・・・とあった。
当地ではマムシは恐ろしい毒蛇『蝮』以外の何物でもない。山で草刈りをし
ていたら、水辺近くの草の中からマムシが出てきた。刈り払い機での草刈り
だからマムシとの距離は十分、見定めてチョンと首の辺りを失礼、二の矢を
チョンとこれで三分割。
マムシの生命力は強い。分割された体は独立して頭以外は指令を受ける
ことはできないと思うが、ニョロ・ニョロと動いている。体の割には腹が太いか
ら案外、子供を孕んでいるのかもしれない。マムシは胎生だから子蛇が出て
くると聞いている。
ここ数年、この辺りでマムシを見かけなかったから、久々の登場だ。マムシ
は退治するのに鉄則がある。いち早く発見し、一時も目を離さない。
見つければ、こちらのものだ。見失わないようにし棒切れを探し、頭を押さえ
つけ、ゆっくりと始末すればいい。
マムシは自分が一番強いと思っているらしく、慌てて逃げ出さない。逃げる
のも、ゆっくりだから目印の『銭型』を見失わなければBingo