real SR

引越しいたします。

National review誌、レビヤ・カディールさん寄稿

2005-09-16 23:48:48 | ニュース
アメリカの保守系雑誌といわれるNational Review誌にレビヤ・カディールさんが寄稿された。胡錦涛の国連演説を見通してのものと思われる。レビヤさん本人がサイトで語るのはインタビュー以外初めてのものであろう。
レビヤ・カディールさん
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北京と私

私はテロリストです。実際はそうではないと反論してみせます。しかし中国政府は私がテロリストであるという、だからそうに違いない。胡錦涛主席が木曜に国連に於いて演説するとき、私に対するこの告発を繰り返し、そして延長としてすべてのウイグルの人々を同じブラシで汚すのを見るのは興味深いことでありましょう。
中国政府は世界にその無謬性を信じ込ませることに懸命に励んできました、ゆえに人々がそのヴェールを後ろに引いてしまうときが中国にとって恐ろしいことであるに違いありません。その範囲において、もし中国政府を恐れさせるならば、つまりそう、私はテロリスト「恐れをもたらす者」です。そうであることが長く続くかもしれない。私は決して最初の「恐れをもたらすもの」ではない、彼らはダライ・ラマさえテロリストと呼んでいるが、私は最後の「恐れをもたらすもの」ではないと確信しています。
1999年に中国政府は私に懲役8年の刑で監獄に送りました、なぜなら私がアメリカにいる夫にウイグルの人々の苦しみについての記事が書かれた新聞を送ったからです。
中国政府は私を「外国の組織に国家機密を漏洩した」として告発しました。私はひとりの成功した実業家としての地位をウイグル人の人権の保護をするため、使っていました、かつて私を賞賛した人々が後には私を監獄に入れました。中国政府は私が何か言って中国共産党の無謬性に異議をとなえることを恐れていたあまり、アメリカ議会調査委員会に故郷ウルムチで会おうとしてるまさにその時私を逮捕したのです。
合衆国政府は今年3月に私の監獄からの早期解放を確定させることに助けになっていただきました。そのアメリカ政府職員の方への恩義は私と家族および私の変わりに働いている世界中の人々に永遠のものです。まず第一に、私の早期解放はウイグルの人々が、すべての人々の人権や民主主義を信じる人々から忘れられていたり、見過ごされていないという希望をもつことを可能にするものです。
私が解放されたとき、私はアメリカに行ったらウイグルの人々を代表して話をしてはいけない、さもなくば私の子と事業は「終りになる」と警告されました。私は彼らが私を脅そうとしていると思いました、認めるべきことは認めるべきで彼らは私を脅しました。言葉のとおり、彼らは何度も私のオフィスを荒らし回り、2人の同僚を連行しました、2人はいまだ拘束されています。彼らは私が何百万も借金や税金を滞納していると非難し、私の息子がもしも「このことは正しい」とする文書に署名するということを拒否すれば肋骨をすべて折るぞと脅かしました。
前からいわれていたことだと思うのですが、恐れterrorと恐怖horrorの間には区別があります。恐れとは私たちが恐ろしいことが予感されるときに感じることです。恐怖はそれが実際に起こったときに感じることです。私はその違いを感じました。私はウイグル人の運命に恐れの感覚をもって過去の二,三十年生きてきました。そして私は最も恐れていたことが本当になったと恐怖の中で見たのです。
私は中国政府がそうすべきでないと言ったとき、若いウイグル人の母親が妊娠したことを恐れました。そして私は彼女らの妊娠が強制的に中絶されたときに恐怖を感じました。私はウイグル人の古来よりの文化がどうなるかを恐れていました。そして中国当局が恥知らずにもウイグル語の本を焼却することを恐怖のなかで見ていました。私は立たされ、標的にされたとウイグル人を思い、恐れてきました。そして彼らが「テロリスト」として処刑されたときに恐怖を感じました。そうです、私は自分の友人と家族への扱いに恐怖を感じました。
そして、中国政府はどうかということです。私は中国政府は彼らの腐敗、彼らの残忍さ、彼らの理不尽な環境破壊、また肉体的、精神的健康の放置に人々がもはや耐えられなくなる日を恐れている、と思います。中国政府は恐れを抱くどんな理由でも持っています。それは私たちすべてための恐ろしい見通しです。
その恐怖を避ける為になにがなされるべきであるのか、それはたぶん無知に見えてしまうでしょうが、最もとるべき重要な一歩は中国政府が真実を述べることを始めることであると提案します、それは「中国の事情とともにある真実である」という文言を造るのではありません。悪事を休みなく否定することはだれも満足させることはできません、北京からジュネーブやワシントンまで、中国の統治のもとでの人々の人権がいわば最低の貧窮にあることは常識であります。中国政府を他の言い方で言えば中国自身の周りに史上最も深い堀を掘って人権が純粋に守られるであろう時を遅らせようとしているのです。
胡錦涛主席は彼の統治の性急な実例を設置しなくてはならない、そして木曜日、真実を述べなければならない。そのようなトップダウンのやり方は十億人以上の真実を要求する怒った人々の心の期待よりも恐怖を抱かせないものになりましょう。
http://www.nationalreview.com/comment/kadeer200509141141.asp


アリム・セイトフ氏(アメリカウイグル人協会)激白 Wall Street Journal

2005-09-14 00:28:58 | ニュース
アリム・セイトフ氏
alimseytoff
マシュラップコムBBS 9月8日中国の最も最近の「テロリスト」は自爆攻撃に参加したこともなければ、道に爆弾を仕掛けたこともなく、飛行機のハイジャックもおこさず、本当にどんな暴力行為も犯していない。
誰が中国で最も最近現れた「テロリスト」なのか?レビヤ・カディール、卓越したウイグル人の人権行動家である。彼女は何年も平和的にウイグル人の人権を守る為に力を尽くしてきた。ウイグル人とはイスラム教徒でトルコ系の中央アジアに遠い昔より住んでいた人々である。ウイグル人は中国の西北新疆自治区で大多数を占めてきた。新疆を彼らウイグル人は東トルキスタンと呼び、多くのウイグル人は北京の専制主義的支配から独立したいと思ってきた。
今年初め、執拗な国際的圧力により、とりわけワシントンからのものであるが、カディールさんは6年近い収監の後中国政府から釈放された。彼女は医療的保釈と言われ、アメリカに行くことを許された。
中国が彼女を社会に対する脅威と烙印を押すまでに長い時間はかからなかった。先週北京で行われたある記者会見において、新疆共産党主席、王楽泉はカディールさんを「テロリスト」と呼び、10月1日の新疆ウイグル自治区成立50周年記念行事を攻撃する陰謀をたくらんでいたと非難した。
カディールさんは11人の母親であり、洗濯屋から身を起こして億万長者となった人である。1999年8月の中国当局による逮捕の前には、彼女は新疆の州都ウルムチの繁華街で数百万ドルの取引をする企業を経営する、中国で最も富裕なウイグル人実業家のひとりであった。
ウイグル人女性の貧困を緩和する為に、カディールさんは「千の母親運動」と呼ばれたグループを発足させた、そのグループは女性に彼女たち自身の起業を助けようとするものである。彼女の博愛主義の努力はウイグル人から賞賛されたばかりではない、また当初は中国政府自身からもであった。そのことで彼女は全国人民代表大会および関連した全国人民協商会議に任命された、前者は中国のイエスマン議会であり、後者は副次的機関である。
はじめは、カディールさんは中国の国家システムの中で働くことによって、ウイグルの人々の悲劇的境遇を変えることができると期待していた、事実は北京政府は彼女に共産党の代弁者になることを期待しているにもかかわらずである。カディールさんは中国のトップである胡錦涛氏を含めた中国高官たちを説得しようとした。ウイグル人に対しての強硬で抑圧的な政策を変えることを。彼女の努力は2000年3月の秘密裁判での「国家機密を外国人に漏洩」したとか言う漠然とした咎で懲役8年の刑の宣告で報われてしまった。
中国はカディールさんに対して動くことを決めた、なぜなら彼女は解放以後、中国政府を平和的人権行動で「テロ国家」としてしまったっからである。彼女は国務省の高官に対して収監されていた6年の間、読むことも、書くことも、ラジオを聞いたりテレビを見ることも禁じられたと話した。カディールさんはまたアメリカ議会を前にして、中国の新疆での人権侵害について証言した、それは政治的、宗教的受刑者に対する絶え間ない処刑、教育と雇用におけるウイグル人への差別、強制されるウイグルの言語および、文化の排除、ウイグル人の子どもの強制堕胎や意志にかかわらず強制的に堕胎手術を受けさせられた母親の堕胎後のトラウマなどである。カディールさんは放送にも出演し、BBC、VOA、ラジオフリーアジアとインタビューを受けた。
中国政府の反応はカディールさんの事業を経営している5人の息子たちに嫌がらせをして、彼女をおびえさせることであり、彼女の会社で働いている2人の秘書を不法に拘束することであった。息子たちは中国警察により毎日監視されている。
中国高官はカディールさんの釈放に先立って、もし彼女が国外で中国政府の利益に反するいかなることをしたならば彼女の5000万元(600万ドル)の事業は「終り」であると警告した。しかし、彼らの言葉でカディールさんの行動をくじけさせることはできなかった。カディールさんは世界を巡ってキャンペーンをはじめた、ここ最近ではロンドンとベルリンを旅し、両国の高官に新疆の状況について説明した。彼女は10月にまた他のヨーロッパの国々に、注意を喚起するため行くことを計画している。
カディールさんはなにが危機に瀕しているのかわかっている。彼女は中国当局が自分が懸命に稼いだお金を盗み、彼女の財産を没収し、事業を破壊し、息子たちをいわれのない容疑で収監するであろうということがわかっている。しかし、カディールさんは動じない、それは彼女が5人の息子を愛していないからでも、事業がどうでもいいからでもない、それは彼女がウイグルの人々の自由を強力に信じているからであり、それはどんな犠牲よりももっと価値があるからである。彼女は言う「個人的な犠牲がなければ」「私たちは永久に中国政府の奴隷とされるであろう。」
自由の対価は只ではありえない。中国のような強力な専制国家に挑戦することは間違いなく簡単な課題ではない。しかし、自由の為に戦うことは価値あることである、なぜならそのことより価値のあることはないからである。カディールさんはこのことを極めて明瞭にわかっている。



イスラム解放党が新疆ウイグル自治区に?

2005-09-13 00:47:16 | ニュース
イスラム解放党 5月のウズベキスタンアンディジャンの事件の時にはその名前が取りざたされていたがその名前はまだ日本では有名ではない。
このグループは中央アジア生まれでなく、イスラム世界にかなり広い範囲で存在しているという。
中国では「テロリスト」団体と見ているようだ。このほどパキスタンのサイトにイスラム解放党の新疆ウイグル自治区への浸透?が報告されたという記事が載っていた。

ペシャワール 9月1日(パキスタン紙 Dawn)部分訳
対テロリズムのエキスパートがヒズブアッタハリル(イスラム解放党)が中国の安全の脅威となっていると述べた。
 中国現代国際関係研究院の副研究員、方金英Fang Jinying博士は解放党は40カ国にわたり展開しており、本部はロンドンにあるという。その組織は新疆に広がり、若者を近くの省からリクルートしているという。
彼女はペシャワール大学の地域研究センターによるシンポジウムで発表した。そのシンポジウムには中国、ドイツ、ロシア及ぶイギリスの専門家が出席し国際テロリズムに関して論文を発表した。
方博士は過去においては国際テロリストは、中国でなく西欧を標的にしてきたと教えられてきた。しかし外国で中国人労働者が攻撃に会った後、北京政府はテロリストは中国に対しても行動するであろうと悟った。
中国は中国にある外国の利益や設備を攻撃するかもしれない東トルキスタンテロリストからの脅威に直面している。
中国政府は解放党の規模、力および中高層レベルの指導者層の構図を明確につかんではいないと、彼女は言った。
方博士はグローバライゼーションにより、外国の権益は中国内で広がっている、ゆえにそれに対してのテロ攻撃の可能性を無視することはできない。と述べた。
2008年に中国は、そのテロリストが攻撃を完遂するかもしれないオリンピック競技大会をホストする、そして中国政府はこの大規模なイベントに広範な安全方法をとると、彼女は述べた。
中国はこれまでずっとダブルスタンダードの反対をしており、国際テロリズムのため号令を発する必要を強調してきたと彼女は述べた。(訳はいいかげんです。)

イスラム原理主義団体として一般的にイメージされるのはやはり、ビンラディンの「アル・カイダ」であろう。ここで話題に上がっているヒズブアッタハリル(ヒズブット・タハリール)(イスラム解放党)は1950年代にパレスチナで結成され全イスラム世界を、カリフ制のもとで統合しようとする運動であるそうだ。

ハサン中田考同志社大神学部教授の「イスラム解放党のカリフ革命論」
http://www1.doshisha.ac.jp/~knakata/newpage9.html

その方法論としてはアフメド・ラシッドの「聖戦」によれば預言者ムハンマドの人生を現代に置き換え、第一段階でイスラムのメッセージを秘密裡に伝え、第二段階で目標を公然化し、第三段階で「ジハード(イスラム教徒としての努力)」を呼びかけ、イスラム的な政治を行うということだそうだ。
しかし、解放党は動員を行う手段としては「ジハード」をよしとするが、アルカイダのような暴力的な攻撃は主張していないという。あくまでも平和的にデモによって大衆が立ち上がることを信じている。ウズベキスタンでは1995年ごろから急速に流入し、政府の過酷な弾圧を受けることになったという。

今年五月のアンディジャン弾圧事件のとき、解放党の分派であるといわれる「アクラミヤ」が有名になった。http://kk.kyodo.co.jp/is/column/russia/russia-050627.html
イスラム解放党はフジテレビニュースJAPANでキルギスの党員がインタビューに答えていたこともあった。
イスラム解放党が中国領新疆ウイグル自治区でも存在しているというのが、先の方金英博士の報告である。
この方博士、女性であるが検索すると面白いことがわかってきた、中国国際問題研究院は諜報機関と関係しており2000年に方女史はアフガニスタンを訪れ、タリバン政権の平和と安定に感銘し、北部同盟とタリバンが連合することを望んでいたという。何らかの中国からのメッセンジャーとしてタリバンと会合していたのであろう。
方金英女史、これからも注目しよう。
http://www.hillary.org/hc/Hillary_Clinton_Forum_410_chat1.cgi

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クリントン ウルムチ講演

2005-09-12 23:46:31 | ニュース
クリントンウルムチ講演
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やっぱり演題は、「シルクロードと世界経済統合」みたいな話で、中国の観客をひきつけるコツを得ていたようです。
「人権」とかヤボな話はたぶん無しね。(笑い)
天山ネット
http://www.tianshannet.com/GB/channel3/17/200509/09/184042.html
http://www.tianshannet.com/GB/channel3/100/200509/09/184012.html





ビル・クリントン ウルムチ空港到着

2005-09-10 23:29:48 | ニュース
新華社/AP 9月9日
clinton_xj_050910

さきに報告していたが、ビルクリントン前大統領がウルムチを訪問した。大きな経済団体のフォーラムで「シルクロード」に関する講演をする予定だという。もちろん中国ビジネス界からの強力な引きがあったようで、かつて部下のオルブライト元国務長官がレビヤ・カディール釈放にかかわったことも、現在の東トルキスタン亡命政府首相と面会していたことも、すべて忘れたような演説になるであろうと思う。

河南省での講演では講演料25万ドルもらったそうです。