中国には人民幣あって人民元なし、それと同じように全人大あって全人代なしだと思うのだが、日本ではどういうわけか全国人民代表大会の略称は全人代である。
詳しい理由はおなじみの日々チナヲチさんを参照すれば明解なこと。
それでは記事です。
中国の少数民族は民族自決権を持つべき
ザ・ガーディアン（ロイター電 速報）
http://sport.guardian.co.uk/breakingnews/feedstory/0,,-7355522,00.html
中国は国会に当たる全国人民代表会議において少数民族に自決権を賦与すべきであり、遠い西部の省の名を新疆から東トルキスタンに改称するべきである、と亡命者グループが火曜日に語った。
「民族集団への自決権は人権と不可分の関係である、そして民族問題を解決する最も民主的な方法である。」
亡命者組織の世界ウイグル会議のスポークスマンのディリシャット・レシットは電子メールでの声明で語った。
中国は800万人のほぼイスラム教徒であり、中央アジアと言語的および文化的な絆の深いトルコ系民族のウイグル人の母国たる、石油資源に富む新疆で活動するグループとの関連があるとアル・カーイダを非難してきた。
ウイグル人の多くは新疆での漢族の存在が大きくなっていることを、宗教と文化の抑制に対することと同様に怒っている。
人権団体は北京がアメリカの進める対テロ戦争をウイグル人への弾圧に利用していると批判する。
レシット氏は今週はじまる今年度の中国議会（全国人民代表大会）は民族自決権を確かにする為に法律を制定するべきであると語る、ありそうにもない法案である、なぜなら「議会」は大抵は中国共産党に従うイエスマン団体であるからである。
「中国は国連憲章を安全保障理事会常任理事国として尊重するべきであり、新疆のウイグル人に民族自決権を与えるべきである、そして中国のオリンピック公約たる人権状況の改善を実現するべきである。」レシット氏は加えて語る。
「私たちはまた新疆の名を東トルキスタンに戻すことを要求する。」
新疆は短期間、中国の国共内戦での1949年の共産党の勝利に先んじて東トルキスタン共和国として運営された。新疆は現在チベットや内モンゴルと同じく「自治区」である。
中国は先月、新疆で二人の「テロリストギャング」を射殺し、他の十五人を一月に逮捕したと語った。オリンピックの数ヶ月前である。
中国は彼らが呼ぶところのウイグル人イスラム教徒による新疆で東トルキスタンの独立を扇動する暴力的分離活動に対して過酷な軍事的行動を行ってきた。
2007年1月には中国は新疆での銃撃戦でテロリストとされる18人を殺害した。南新疆のパミール高原の山岳地帯の訓練基地への急襲で一人の公安官が殺害され、負傷したものもいた。
ロイター通信 ベン・ブランチャード記者の報告、ケン・ウィルス氏編集
参考 全人大の主要議題（ロイター）
http://jp.reuters.com/article/globalEquities/idJPnTK813020720080303
世界ウイグル会議はこのほど始まる全人大に対しての声明を発表している。
世界ウイグル会議公式サイトでもそのことが伝えられている。
http://www.uyghurcongress.org/jp/news.asp?ItemID=1204613635
去年と今年の二つの銃撃事件、もちろん詳細はほとんど判明していない。単なる犯罪者をウイグルテロリストとして殲滅しただけの可能性もあるのである。
コスラップ事件
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20070110
ウルムチ銃撃戦
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20080219
対抗したわけでもなかろうが、人民大会堂デビュー（？）のヌリ・ベキリ新疆自治区新主席もインタビューを受けている。
http://news.sina.com/ch/chinanews/102-101-101-101/2008-03-03/21202711279.html
このブログに興味をいただけたらblogランキングへクリックお願いします。
ラビア・カーディル紹介サイト↓
