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引越しいたします。

上海協力機構軍事演習 和平使命(平和の使命)2007

2007-07-31 00:09:00 | ニュース

この8月初旬からロシア、チェリャビンスク近郊および新疆ウイグル、ウルムチでSCO(上海合作組織)の合同軍事演習(和平使命2007)が行われることが報道されています。中南海の黄昏さんでは早速レポートが翻訳されています。
今度の演習はSCOが結成されて最大の合同軍事演習とのこと。
参加国はもちろん中国、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンです。各国から国防大臣が視察し、総兵力は6,500人、80機の航空機が使われる予定。

当ブログとしては最低評価の写真 ウイグルから派遣される解放軍を見送るウイグル舞踊団
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ジェームスタウン基金のレポートから引きます。
http://jamestown.org/edm/article.php?article_id=2372326
この演習が行われるのは8月8日から17日。ボルガ=ウラル軍区のチェリャビンスクの50マイル西方のロシア第34自動車化狙撃師団で始まる予定。

2,000人のロシアと1,700人の中国の兵士が演習に参加し、ロシアの兵站部隊が並行参加する。
ロシアは6機のイリューシンIl-76キャンディド輸送機、9機のスホーイ25フロッグフット地上攻撃機、14機のミル24攻撃ヘリコプター、18機のミル8ヘリコプター、
中国はイリューシンIl-76、8機のJH-7-A戦闘爆撃機および、16機のJG-9-Wと16機のMi-17ヘリコプターを展開する。

戦車は使われないが装甲車がこの演習に参加する。

8月16日にはビシュケクにSCOの全首脳が集結し、つづいて翌日ウルムチでの演習の最終局面を視察する。SCOのオブザーバーとしてイラン、パキスタン、インド、モンゴルのモスクワ派遣武官および400人の外国ジャーナリストも伴う。

新疆がこの演習の部隊になることで800万人のウイグル人に取っての少なからぬ警告となる。2年前に"和平使命2005"たる中露の合同軍事演習では中国がロシアに大規模な中国の黄海での陸海空共同上陸を行うことを同意させた。多くのそのときのオブザーバーにとってそれは台湾へのメッセージとして意図されたものであると信じさせた。

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上海合作組織の上級アドバイザーで前駐ロシア武官の王海運少将は人民日報のインタビューで「この演習の効果と重要性に関しては、1)SCOメンバー諸国の三悪勢力、すなわちテロリズム、分離主義、過激主義の封じ込めへの確固たる決意と新思考を表す。つまりメンバー諸国は連合して協力と親密な調整に関与して地域の安全と安定を擁護して確かなものにする。2)この演習が三悪勢力、テロリズム、分離主義、過激主義を個別に防止して、地域の平和と安定に建設的な影響を与え、反テロリズムに良い貢献となることは疑いもない、とした。
(解放軍報 7月25日)
人民解放軍総参謀部の郭文輝は「中国陸軍(人民解放軍)の対テロリズム能力をアップさせるのに実際的な方法である。」と意見を同じくする。
中国の公安の数字によると1995年以来、260人のテロリストが160人を殺害し440人を負傷させたと言う。(SCOウェブサイト7月3日)

ビシュケクでのサミットでは軍事協力を超えた問題について討議が行われる予定である。SCOはその目的として中央アジアのイスラム過激主義と他の安全の脅威に対して戦うことを最初に計画したが、共同声明では災害救援と貿易での協力を含むことを拡大目的としてきた。エネルギー問題は高いプライオリティの問題となった。そして中国とロシアは外交的にこの地域の豊富な資源の管理を争うようになった。最も注目に値するのはアメリカの軍事的および経済的影響力が2005年のウズベキスタンにおけるアンディジャン虐殺事件の結果として
劇的に減少したことである、この事件に対してロシアと中国は故意に批判を避けた。モスクワと北京はいまやこの忍耐の果実を収穫しつつある。

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