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ウイグル人少女が共産党の関与で研修生の名のもとに強制連行、無賃労働

2007-07-28 17:01:28 | ニュース

ラジオフリーアジア(7月11日)

http://www.rfa.org/english/uyghur/2007/07/11/uyghur_labor/

中国西北部のムスリム少数民族であるウイグル人に属する何人かの少女と若い女性が地域の政府職員によって「研修」プログラムを施されたあとに、事実上の奴隷労働力となり、中国沿岸地域で途方にくれてしまっている。

「村の二人の政府職員が来て、私たちに彼らは責任を持つ、と言った。彼らは私たちの娘たちに一年間研修を受けさせる契約をある会社と交わしたのだと言った。」「彼らは娘達は給料をもらうだろうとも言った。」ウイグル農民でKachung(喀群)郷の近く第8村の住民のトフティは言った。
「しかし娘達をそこに連れて行った後、給料は払われなかった。娘達は家に連れ戻してほしいと電話をかけてくる。娘たちは自分たちで帰ってくることができない、だから両親のもとに電話をかけてくる。両親は子供達にしなければならないものを送る。それで子供達は旅費を工面する。多くの親たちは大きな困難に直面して深く苦しんでいる。」トフティは言った。

親達は気が進まなかった。

ウイグル地域のウェブサイトで213人の少女が3月にカシュガル近くヤルカンド県の漢人によって研修計画に選ばれているという報告が発表された。
彼らの両親たちは多くが極度に貧しく暮らしているが娘達を送るのを嫌がった、政府職員達は彼らの娘達の向上に責任を持つと言った。娘達の働く予定の工場の場所は明らかにされていなかった。

少女たちは研修の始めとその間は月500元を約束された、とその報告は伝えた。最後のほうになると月に900から1,100元を約束し、滞りなく支払われると言った。

しかし、少女達は6月28日まで無給だった、その時までに2人が逃亡して新疆ウイグル自治区の区都ウルムチに身を隠した。

別の省に連れて行かれ

逃げた第8村の少女のうちの一人、Patigul Yunusは「私たちが給料を彼らに要求したときに言われた。」「もうお前達を我々のところに連れてきた男に払ってしまっている。おまえたちには支払われない。」
その少女の両親は娘達、中学生のKurbanisa Nurmenetと15歳のRisalet Turdimemetは東海岸の浙江省に連れて行かれると聞いていた。その代わりとして、少女達は山東省北部の結果となった、と地域の村のは言った。

第8村のトップのTursan Baratは少女達の両親たちは、娘達の何人かはまだ15だとその計画に反対した。
「私は農民たちを(Kachungの)郷長のところまで連れて行った。彼に少女達の両親は娘達を生かせたくないと言っていると言った。私たちは強制はできないと」

手違い

「郷長は聞く耳を持たなかった。代わりに彼らを説き伏せようとして私を怒鳴りつけた:『なんでオマエは農民らを連れてきた。なんでの娘達を連れてこなかったのだ?』 そして彼は彼の地位の第二分隊の長を非難した。なぜなら彼は人々を連れてこなかったからである。」
郷長は言った、娘達自身が実際は行きたがっているのだと。

「娘達が言っていることを信用するな」「オマエは私たちが言うことを聞かねばならない。」

Tursun Baratは彼はウルムチを訪ねて逃亡したPatigul Yunusと会いに行こうとしたができなかった、と言った。その代わり、後になって県長と会った。

「県長はそれはミスでミスを直すために、と言った。県長は『政府は人々に強制はしなかった、それは自主的なものだと強調されている、しかし君はKachungでミスをした。いまからはもっと注意深くしなければならない。』と言った。」

少女の何人かがレイプされたという報告について聞かれたTursan Barakは言った。「政府は彼女達に強制的に行かせた、だから政府はこれに対して責任がある、私たちは郷長に言っていた。」

「それは本当のことだ、最初は、私たちは強制した。私たちは5000元を旅費として(村から)9人の少女のために借りた。そして少女達は返すものだとされていた。しかし、私たちは彼女らは何の仕事をさせられるのは知っていない。」

「私たちは娘たちが返すための金を持っていないのなら金を与えたかった。」彼はウルムチへの旅のことを言った。

彼はもし娘達が家に帰れば罰せられるであろうとした、報道を否定した。しかし彼はKachung当局がすでに逃げた娘達の家族に罰を与えていることを明らかにした。

取り乱した父

「私は娘達がこちらに来たとは聞いていない、彼女らは罰せられるであろう。」「しかし私はこちらに戻ってきた娘達の親達は強制労働を免れないということを聞いている。」

第8村のリーダーはインタビューでこの情報は政府水利局からのものだと言った。

一方で、取り乱した父のトフティは地域の政府職員に娘を取り戻してほしいと頼んだ。「政府と党は私たちの娘達を連れて行った。だから私たちは彼女らを戻すのに政府と党が何かしてくれるだろうと期待している。私たちの子供を連れて行ったもまだ帰ってきてはいない。二人の女性の政府職員が娘達を連れて行った。」

「私たちは子供のことが不安でたまらない、なぜならどこにいるかがわからないからだ。戻してほしい。しかし私たちは心配である、なぜなら帰ってきた二人の娘が罰金を取られており、そして政府職員は彼らの両親に(もといた)同じ場所に送り返すように強制している、政府職員が言うにはこれは共産党の命令である、と」

強制労働はいまだに普通のこと

Hasha、つまり強いられた、無給の労働はいまだヤルカンドの中国当局でしばしば使われている、ヤルカンド県ははカシュガル地区の29郷(厳密には7鎮と22郷)のうちで一番大きな郷である。その経済は農業と園芸に基礎をおいており、その人口は67万人以上である。

hashaの補充はアーモンドのプランテーションを広げるために行われていることが3月にラジオフリーアジアのウイグル語サービスで報道された。

2004年の一連のRFAのインタビューで新疆の中国政府職員はhashaがいまだ存在していることを確認した、中国の他の地域ではこのシステムは根絶してから長い期間がたっていると言うのに。

http://www.catv296.ne.jp/~t-homma/dd051231.htm

ヤルカンド県地図
http://www.9654.com/m/shache.htm

中国内陸部からの「研修生」問題。最近は日本で海外研修生を単純労働させる目的で雇い入れて、最低賃金も払わないといった、不法な扱いが一部でされていて問題にもなっている。中国内部でも同じようなことが起こっているようである。
新疆ウイグル自治区では自治区政府を始め、地区や県、郷などの行政単位でも共産党書記は漢人、行政の長はウイグル人はじめ少数民族が勤めていることがほとんどであると言われている。
RFAの記事が事実である場合、記事の表題とはニュアンスが異なり、不法に強制労働させられているのもウイグル人ならそれを政府や党とあおっているのもウイグル人政府職員の可能性がある。
民族問題とはまた別に共産党下で企業と結託しての「汚職」ではないかという疑念も湧いてくる。県などの高級党幹部は「企業研修」の実体を知ってか知らずか沿岸部都会にウイグル人女性を送り込み、下部の地方幹部はいやいやながらそれに従うしか方法はない。そういう実態が見えてくる

この記事に出てくるヤルカンド県のkachung(ウイグル語で大鉱山の意味か)は古都ヤルカンドの南西方約40キロ、ヤルカンド川にそった人口17,500人ほどの郷で、今年1月の「テロリストキャンプ襲撃」事件があったコスラップと近い。

kachung喀群郷の写真は一部こちらに。
http://guide.travel.goo.ne.jp/e/goo/traveler/chinaart/album/10102366/

ラビア・カーディル紹介サイト↓

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