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引越しいたします。

カザフスタン新首相はウイグル人か。

2007-01-27 23:18:16 | ニュース

1月10日 ロイター(世界日報)
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/2007-01-10T193419Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-242181-1.html
つい最近のニュースですが、カザフスタンの首相が交代しました。アフメトフ前首相は国防省に横滑りとか。マシモフ新首相、ウイグル人ではないかという情報が流れています。ソースはRFE、UAAなど。
新首相は中国、アメリカ等で大学を出、大統領の経済ブレーンとして副首相の地位にいました。
マシモフ氏がどういう「ウイグル」人なのか?元中国籍でカザフに移住したのか?それともカザフスタン籍のウイグル人なのかは定かではありませんが、大統領一族に忠実な人間で「対中国」へのメッセージ的な人事ではないようです。

参考までにあまり新聞等には出ない中国とカザフの関係について。

2006年12月末のカザフスタン大統領の北京訪問において、ナザルバエフ大統領は中国とカザフスタンはすべての国境問題を払拭し、確固たる相互信頼と友情を確立した、と報道に述べた。彼は胡錦涛主席との会談での最も重要な成果はイルティッシュ川盆地周辺での合同環境状況監査の合意であると強調した。大統領は中国のイルティッシュ川を農業利用への転換する計画に言及し、それが下流の南カザフスタン地域の水不足の原因となる恐れであり、「胡主席は「カザフスタン経済に損害を与えるであろう」すべての段階を控えると約束した。」、と述べた。

同時にナザルバエフ大統領は「カザフスタン-中国関係が例外なく良好な方向に発展していると結論づけるのは誤りである。」と述べた。「我々には今日解決しなければならない問題を抱えている。我々は妥協しなければならない。」特に大統領は中国との貿易不均衡がより深い相互の経済活動を害している、と揚げた。カザフ首相はまた、「カザフスタンの新聞の最近の多くの批判的な発表では中国の石油およびガス資源開発参加における、”不均衡”に関するものが出ている。」大統領は明確に中国人の西カザフスタン、アクトベ地域における中国系石油、ガス企業の密入国不法就労に言及した。彼の言葉でいえばカザフスタンの中国系企業が雇い入れる中国人労働者の数を70%削減し、地域の労働者に置き換えることがカザフスタンにとって満足の行く解決策になるだろうということである。

ジェームスタウン財団 マラット・ユメカノフ氏の論文より
http://www.jamestown.org/edm/article.php?article_id=2371781

中国と、中央アジア諸国とは一般に言われているほど「蜜月」関係でもないようです。

ラビア・カーディル紹介サイト↓

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