ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「TPP強行採決は委員長が決める」という農相失言でTPP特別委は5時間半遅れで地方公聴会を強行採決という驚くべき運営[きょうの国会]

2016年10月19日 20時30分45秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 前夜、山本農相が、衆議院議院運営委員長を務める議員の政治資金パーティで、「野党が必ず強行採決するだろうと総理に質問するが、強行採決するかどうかはこの佐藤勉(べん)さんが決める。だから馳せ参じた」と発言したことで、衆TPP特別委理事会での陳謝に発展しました。特別委は5時間半位遅れて、始まりました。

 今国会初めて、野党の民進党、共産党が途中退席で、欠席戦術にでました。維新の会の質疑で山本農相が深く頭を下げた後に、委員長が地方公聴会の日程を提案し、起立採決し、議決。「強行採決発言をめぐって与野党が対立し、その日夜に、強行採決」という驚くべき国会運営となりました。私もかなり久しぶりにびっくりしました。

 なお、私は強行採決を、「理事会で与野党が、採決する、ということに合意していないで、委員会・本会議で採決すること」と独自に定義して、その言葉を使っています。

【衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会(衆TPP特)】

 午後1時設定でしたが、5時間半位遅れて、午後6時30分過ぎ頃から始まりました。

 上述の発言に対して、山本有二農相は陳謝し、「国民全員が納得するまで審議する」と発言。日本維新の会の丸山穂高さんへの答弁。

 「TPP条約の承認を求めるの件」(190条約8号)「TPP国内実施法案」(190閣法47号)

 私は個人的にTPPに賛成していますので、早期の通過を希望していましたが、農相発言は残念です。ただ、官房長官らにそうとう叱られたようで、山本さんは小さくなっていましたが、ぜひ、山本さんらしく、堂々とふるまってほしいものです。

 民共は途中退席したようで、自公維が出席して、質疑。民進党は大臣辞任を理事会で求めたようです。

 維新の会の丸山さんは、著作権法の国内改正が求められると思われる、TPP条約第18条と、それを部分的に前倒した、国内実施法案の著作権法改正条項(案)について質疑。

 この後、来週24日(月)に地方公聴会を北海道、宮崎県で、それぞれ開くことを、委員長が提案し、自公維の「全会一致」で議決し、散会しました。次回は、「21日(金)だ」と委員長は発言して、散会しました。

●TPP国内実施の著作権法改正条項案で、施行日前に保護期間が切れた青空文庫は「問題ない」と政府断言、YouTube動画の「フォーチュンクッキーを、私も歌ってみました、踊ってみました」は、非親告罪化の「線引きは難しい」と政府答弁

 丸山さんは、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」のYouTube動画を例にとりながら、質疑。「~~を歌ってみた」「~~を踊ってみた」の個人的なYouTube動画について、線引きが難しいとのことで、質疑が一致。丸山さんは「年長の先生方は何を言っているのかわからないかもしれないが~~」と発言すると、「大丈夫!」との声があがりました。青空文庫の「坊っちゃん」をダウンロードして改変した場合について、改正条項が施行し、非親告罪化しても、その施行日よりも前に、保護期間が切れた著作物は、非親告罪にはならない、と政府が答弁しました。

【衆議院厚生労働委員会 平成28年2016年10月19日(水)】

 野党が抵抗する中、丹羽秀樹厚生労働委員長が就任あいさつ。丹羽さんのお祖父さんも国対畑で「三木武夫派おじぎ3人衆」と知られました。

 塩崎厚労相が所信表明。副大臣、政務官があいさつしました。

●パリ協定が参議院先議で、審議入り。

【参議院本会議 平成28年2016年10月19日(水)】

 裁判官弾劾裁判所・検察官訴追委員会の人事がありました。

 この後、「パリ協定」(192条約1号参先議)が審議入り。岸田外相が趣旨説明。民進党福山哲郎さんらが質問。岸田外相、山本公一環境相、世耕経産相らが答弁しました。

●人事院勧告実施の給与法案のきょうの審議入りはなし

【衆議院内閣委員会 平成28年2016年10月19日(水)】

 各大臣の所信に対する一般質疑があり、別エントリーに書いた通り、民進党の岡田克也さんらが質問しました。 与野党一巡して、散会。次回は21日(金)9時。

 人事院勧告実施のための給与法案が審議入りするのかと思っていましたが、他の委員会も含めて、きょうの審議入りはありませんでした。

【衆議院財務金融委員会 平成28年2016年10月19日(水)】 

 麻生財務相(兼)金融相のあいさつに対する一般質疑がありました。副大臣、委員長を経て、理事になった宮下一郎さんが「引き続きこの委員会にお世話になります」と切り出して、質問しました。

 大臣所信が前日だったことから、野党の「急だ」との声が前日までの理事会で合意されており、与党質疑30分コースだけで散会しました。次回は21日(金)9時。野党が3時間半コースで一般質疑する方向。財務省、金融庁とも、複数の法案の審査を希望しています。

【衆議院経済産業委員会 平成28年2016年10月19日(水)】

 初入閣の世耕弘成経済産業大臣の所信に対し、2時間コースでの一般質疑がありました。自公民の3会派だけで、他の会派は次回以降に持ち越したようです。次回は21日(金)の午前9時。今国会2本以上の法案が付託される見通し。 

【衆議院法務委員会 平成28年2016年10月19日(水)】

 理事会は数分長引いたようです。

 与野党が一巡しました。次回は21日(金)午前9時。

 衆・法務委には合計9本の閣法が付託(予定含む)されています。とくに既に審議時間が積み上がっている外国人技能実習生法案と、裁判官・検察官の給与法案が出ているため、両方の成立が、与野党に求められた状態となっています。枝野幸男さんが法務委員になっているようです。

【衆議院文部科学委員会 平成28年2016年10月19日(水)】 

 与野党の一般質疑があり、一巡しました。次回の予定に関しては、後日、公報で知らせることとなって、散会しました。

 松野博一文部科学大臣に加えて、衆院側常任委では、丸川珠代五輪相も出席して、答弁。五輪担当は法案は出していませんが、7月の都知事選以降トップニュースで報じられる局面が続いています。教職員の加配定数の法案が今国会で、おそらく全会一致で成立するのではないかと思いますが、会期が短いため断定はできません。

【衆議院国土交通委員会 平成28年2016年10月19日(水)】 

 石井国土交通大臣の所信表明演説に対する一般質疑があり、 与野党が一巡しました。次回は未定。

 国交省はすでに2本の法案を提出しているため、卒のない運営が続く気配があります。

この記事の本文は以上です。

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TPPの地方公聴会を24日(月)北海道、宮崎県で開催することを、議決 衆特別委

2016年10月19日 19時34分57秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会は来週24日(月)に、北海道、宮崎県でそれぞれ、地方公聴会を開くことを決定しました。

 2016年10月19日(水)の午後7時28分頃、塩谷立委員長がはかり、出席していた、自民党、公明党、日本維新の会の3会派の起立総員、全会一致で議決しました。

 民進党、共産党が委員会を欠席するなかでの、事実上の「強行採決」で、混乱のなか、衆参単独過半数の自民党が強気のペースを崩さず突き進む格好となっています。

 議題は、TPP条約の承認を求めるの件(190条約8号)と、その国内実施の11法律一括改正法案(190閣法47号)。

 公聴会が必要なのは、歳入法案(税制と公債)であり、必ずしも、地方公聴会が採決の前提とは言えませんが、強行採決をめぐる首相答弁と農相失言が与野党で折衝し、政府与党が反省を示した夜に、地方公聴会を強行したことで、民進党もそろそろ現実を分かり始めたかもしれません。

 とにもかくにも、次の衆院選、参院選、統一地方選です。

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岡田克也前副総理が「天皇平成30年退位」で、「与野党対立しないように」菅官房長官「岡田委員の言う通りになればいいと思う」

2016年10月19日 17時20分55秒 | 岡田克也、旅の途中

[画像]内閣官房長官に質問する、岡田克也前副総理、2016年10月19日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 岡田克也前総理は、平成28年2016年10月19日(水)の衆議院内閣委員会「大臣所信表明に対する一般質疑」で質疑に立ちました。

 岡田前副総理は、今上天皇である明仁が、平成30年2018年をめどに、退位なさりたいご意向をお持ちのことについて、菅義偉内閣官房長官に問いました。

 岡田前副総理は「なるべく与野党が対立しない方がよい」と語り、菅官房長官は「岡田委員の言うようになればいいと思う」と応じました。

 この質疑のもようは、新聞電子版で速報されました。菅官房長官は、有識者会議のとりまとめを受けて、来年平成29年の通常国会に法案を提出するかまえ。

 岡田さんは、平成24年2012年末に下野した後の、第183回国会で、初めて衆議院内閣委員に就任。今回は3年ぶりの再登板になりました。

 非世襲議員として、日本を代表する、新旧官邸政務の岡田さんと菅さん。

 現在衆議院の定数は475ですが、岡田さんの62歳は、180番目になりますので、高齢者4分の1よりもやや下となります。最年長の亀井静香さんと比べると17歳若い。これをどう見るかですが、政権交代ある二大政党政治では、時間軸は半分と考えるべきで、私としては、なかなか、高齢になってきたという感じは否めないように感じます。年長者のランキングを見ても、次の解散の後でも、上位100番よりも若いということにはなりそうです。

(C)2016年、宮崎信行。

  


厚生労働委員会以外の衆参常任委で大臣所信を聴取 衆本では消費税10%延期法案が審議入り[きょうの国会]

2016年10月18日 19時41分57秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 新任大臣を含めて、所信やあいさつを聞く、常任委員会が衆参で開かれました。但し、衆参とも厚生労働委員会だけは開催されていません。年金抑制法案と労働基準法改正案の会期内成立が焦点となりつつあります。

【平成28年2016年10月18日(火)衆議院本会議】

 「平成24年社会保障と税の一体改革のための税制抜本改革の改正消費税法の一部を改正する法律案」(192閣法3号)が麻生財務大臣から趣旨説明され、審議入り。代表質問はまず、自民党から。

 民進党は、首相と高校同窓の、木内孝胤(きうち・たかたね)さん。木内さんは4年前、「否」に投票していました。今議事録を見てそれを知りました。私は忘れていました。今振り返ると、木内さんが正解だったのかもしれません。この部分は別エントリーに独立させて、個別に投稿しました。

 共産党は宮本徹さんが質問しました。日本維新の会の吉田豊史さんは「10%時の時期を明示しないで削除すべきだ」としました。質疑終局。

 川端達夫衆議院副議長に交代しました。川端さんは平成24年一体改革法成立時の総務大臣。

 この後、「平成24年社会保障と税の一体改革のための税制抜本改革の改正地方税法の一部を改正する法律案」(192閣法4号)が議題に。高市総務相が趣旨説明。民進党の黄川田徹さんが代表質問。黄川田元総務副大臣は自分の内閣が提出した法案に反対するような人ではありません。反対はしませんが、ただし、4年前はどういうわけか本会議場にいらっしゃらなかったようです。

 木内さんも、黄川田さんも、ここから政権交代に向けて心機一転、再スタート、秋の空です。この部分は別のエントリーにも書き起こすことにしました。

 これに先立ち、永年在職議員の加藤紘一さんへの弔詞朗読。国幹審委員などの人事がありました。

【平成28年2016年10月18日(火)衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会(衆TPP特)】

 「TPP承認案」(190条約8号)「TPP国内法案」(190閣法47号)。午前中の3時間で、テレビ入り質疑が終わり、その後、委員会は休憩。散会。

 共産党の斉藤和子さん、畠山和也さんは、自民党の公約は違反しているのではないか、とただしました。

 日本維新の会の小沢鋭仁さんは「与党なら賛成、野党なら反対。立場で変わる」と二大政党を批判し、「維新は一貫して賛成。立場で意見を変えない」と胸を張りました。

 日本維新の会の松浪健太さんは「TPP審議は、農業の話ばかり。ただ、厚労省を呼んで話を聞いたが、まあ問題ないかなという感じはする」としました。

 この後、私は数年来、テレビ入り第一委員室審議で聞くべきだと考えていた、男性の精子が環境ホルモンなどの影響で減っているとの指摘について、松浪さんが塩崎厚労相に問いました。塩崎大臣は平成13年から研究があり、海外などで精子が減っているとの報告もあるが、疫学研究では精子の減少は認められず、環境ホルモンと精子減少の指摘との因果関係も認められない、と答弁しました。

 松浪さんは、遺伝子組み換え作物について、「輸入大豆の8割が遺伝子組み換えだが、遺伝子組み換えだという表示は無い」と言及し、松本純消費者相も認めました。私は「大豆(遺伝子組み換えでない)」という食品成分表示をよく見てきましたが、遺伝子組み換えだ、という表示をする義務が無いことを初めて知りました。

 松浪質問の上記、2段落分の質疑はTPP条約そのものとは関係ないのかもしれません。

 午前11時55分頃から休憩。公聴会設定など採決に向けてかけひきが理事会で行われているもよう。その後再開せず、散会しました。翌日午後1時からの委員会は設定されました。

【平成28年2016年10月18日(火)衆議院財務金融委員会】

 麻生財務大臣(兼)金融担当大臣から短いあいさつ。財務省と金融庁の、副大臣・政務官があいさつし、散会しました。

【平成28年2016年10月18日(火)衆議院総務委員会】

 高市総務相が所信表明。「総務省は幅広い行政分野を担当しており、その政策の概要をご説明します」と語り、再任閣僚の臨時国会ながら張り切りました。散会。次回は20日(木)。

【平成28年2016年10月18日(火)衆議院農林水産委員会】

 北村茂男委員長が就任あいさつ。この後、山本有二農相が所信として「土地改良政策の見直し」「すべての農産品への原産地表示の取り組み」など語りました。

【平成28年2016年10月18日(火)衆議院環境委員会】

 他の委員会より進んでいて、山本公一環境相の所信に対する一般質疑がありました。環境相は「COP22には政府代表団団長としていきたい」と意気込みながら、「一気に物事を解決するのは難しく、昨日より今日、今日より明日へと一歩ずつ改善していきたい」と語りました。民進党の菅直人さんは原発に関して質疑しました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院内閣委員会】

 公報上は「10時」設定でしたが、12時20分頃から始まりました。

 菅官房長官は「内閣官房と内閣府を所管する大臣」として、高市総務相は「マイナンバーを一元的に担当する大臣」として発言しました。

 丸川珠代五輪相は、衆では文科委で所信を述べましたが、参では内閣委の所管になります。このため、「東京オリパラとサイバーセキュリティを担当する大臣として」「サイバーセキュリティーの利活用を含めた東京オリパラの成功につとめる」と語りました。

 加藤一億勝活躍相、石原経財相、鶴保科技相、山本幸三国家公務員制度担当相、金田勝年・特定秘密担当相が所信を述べました。ちなみに、「文部科学政務官(兼)復興政務官(兼)内閣府政務官」という肩書の議員がいることを初めて知りました。私は、政務官は局ごとに担当するよりも、省をまたいだ所掌が良いと思っていたので、自民党政権はさすがだなと感じました。この肩書きの議員は「五輪を担当する」とのことでした。

 衆本の2分ほど前に、政治家の発言がすべて終わり、全員退室終了。一宮なほみ人事院総裁が平成28年人事院勧告を説明して、散会しました。給与法案は先週金曜日に提出されました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院総務委員会】

 高市総務相が所信を述べるなどして散会しました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院法務委員会】

 秋野公造委員長が就任あいさつ。このポストは半世紀前後、公明党が握っており、参議院の謎となっています。

 金田法相が情熱のこもった所信表明演説。副大臣、政務官があいさつして、散会しました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院外交防衛委員会】

 宇都隆史委員長が就任あいさつ。2代続けて制服自衛官出身者がつとめます。

 岸田外相が国際情勢の説明を含めて演説し、稲田防衛相も所信を述べ、先週金曜日に提出した自衛隊職員給与法案(192閣法15号)に関して「委員各位におかれましては審議のほどよろしくお円買いします」と語りました。次回の一般質疑の後に、パリ協定(192条約1号)が異例の参先議で、審議入りするのではないかと思います。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院財政金融委員会】

 この委員長は、参議院自民党国対畑の中堅がつとめる傾向があります。好成績で再選した、自民党の藤川政人さんが委員長就任あいさつ、この後、前任の大家さんが「委員長在任中はお世話になりました。引き続き委員として残りますのでよろしくお願いします」と語りました。参委ではたまにある光景です。

 この後、麻生財務大臣(兼)金融担当大臣らが発言して、散会しました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院文教科学委員会】

 参議院清和会に属する、赤池誠章委員長が就任あいさつ。文科省の松野博一大臣らが発言しました。この省は、大臣、副大臣らが全員政務三役経験者で、文科族利権をうかがわせます。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院農林水産委員会】

 渡辺猛之委員長が就任あいさつし、山本有二農相、副大臣・政務官らが発言しました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院経済産業委員会】

 民進党の小林正夫委員長が就任あいさつ。世耕弘成経済産業大臣と、松本純・公正取引委員会担当大臣が所信を述べました。経産省と公取担当の副大臣・政務官があいさつ。中川俊直・経済産業大臣政務官も「職務に邁進します」と語りました。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院国土交通委員会】

 定刻通り午前10時に、増子輝彦委員長(民進党)が会議を始めました。国政調査要求。石井啓一大臣が「国交省の事業について説明し考え方をお示ししたい」とし、鉄道機構法案と道路輸送法改正案の「今国会提出の2つの法案の審議をお願いしたい」と述べました。副大臣・政務官があいさつ。

【平成28年2016年10月18日(火)参議院環境委員会】

 森まさこ委員長が就任あいさつ。この委員長は女性の閣僚経験者が以前にも就いたことがあります。比較的開催回数が少ない所で、公用車が使えることへの会派の配慮もあるのかなと察しました。山本公一環境相が「環境省の課題は震災復興と共生社会」と所信。副大臣と政務官があいさつしました。

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参議院インターネット審議中継

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今国会情報(参議院ウェブサイト)

各省庁の国会提出法案(閣法、各府省庁リンク)

日本法令索引(国立国会図書館)

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インターネット版官報

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蓮舫民進党が過去を水に流す、平成24年社会保障と税の一体改革の改正消費税法の元造反議員が「延期法案」で本会議登壇

2016年10月18日 14時51分13秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

[写真]民進党本部と秋の空、東京都千代田区永田町1丁目、2015年11月、筆者・宮崎信行撮影。

 蓮舫民進党が、秋の空に映えた国会議事堂で、過去を水に流しました。

 平成28年2016年10月18日(火)の衆議院本会議で

 「社会保障と税の一体改革関連税制抜本改革のための改正消費税法」

 の一部改正法案の審議で、4年前の6月26日(火)、「否決」に投票したり、欠席したりした議員を登壇させました。

 法案は、消費税10%施行日を延期する法案。

 国税部分は、「否決」に投票していた、木内孝胤さん。地方税部分は、「欠席」した、黄川田徹さんが登壇。

 地方税部分の審議では、議長席に、当時の総務大臣だった川端達夫・副議長が座りました。

 私も4年前は、「裏切り者に死を」と息巻いていました。

 今思うと、木内さんや黄川田さんの方が正解だったのかもしれません。

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参議院の委員会の実際の開議時刻 2016年10月18日(火)

2016年10月18日 10時13分27秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 きょう、2016年10月18日(火)は、参議院の10常任委員会が開催。

 参議院インターネット審議中継に表示されている「公報上の時刻」はすべて午前10時となっています。衆議院側でテレビ入り総括質疑があるため、実際の開議時刻は次の通りです。

 参議院内閣委員会 午後12時20分

 参議院法務委員会 午後12時10分

 参議院外交防衛委員会 午後12時10分

 参議院文教科学委員会 午後12時10分

 参議院農林水産委員会 午後12時30分

 参議院経済産業委員会 午後12時10分

 参議院環境委員会 午後12時30分

 参議院総務委員会、参議院財政金融委員会、参議院国土交通委員会は午前10時から開議。

 参議院厚生労働委員会は与野党対立のため、会議自体が設定されていません。

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岸本周平さん、「簡易保険の非関税障壁」日米書簡を取り上げる、TPP条約・法案がテレビ入り総括質疑[きょうの国会]

2016年10月17日 17時38分04秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

【平成28年2016年10月17日(月)衆議院環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会(衆TPP特)】

 「TPP条約の承認を求めるの件」(190閣法8号)と「TPP国内実施法案」(190閣法47号)が議題に。

 半年間の審議で初めてテレビ入り総括質疑が、きょう、あす開催。

 きょうは、与党の自民党及び公明党、野党の民進党が質問しました。

 与野党とも、条約本体の質問は少なく、農林水産業での国内保護に関する質疑が目立ちました。野党からは「パリ協定(192条約1号)を優先させるべきだ」 「国会提出後の訂正が過去最多なので、議案を出し直すべきだ」との戦術論にとどまる場面が多かったです。

 ただ、最後に登場した、岸本周平さんが、12か国による条約とは別に、日米二国間でまとめた、サイドレター、書簡について質問しました。

 この中で、「日本国政府は、金融庁郵便貯金・保険監督参事官室が、株式会社かんぽ生命保険を監督する責任を有すること、同室及び保険課が共に金融庁監督局長による監督に服することを確認する」と日本政府の金融庁の局内の監督権限にまで言及していると指摘しました。麻生金融相は「(監督権限は現在も)あります」と短く答弁。岸田外相は「書簡は法的拘束力が無い」としながらも、書簡の存在を認めました。

 岸本さんがホームページをみればあるというので、探したら、本当に内閣官房TPP政府対策本部のホームページにありました。

 これは「【暫定仮訳】ホ 保険等の非関税措置に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の書簡【PDF:250KB】」という文書です。

 この6ページに上記の内容が含まれています。岸本さんはさらに、8ページには、「2013年10月22日、日本国政府が独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構から受領した株式会社かんぽ生命保険と同機構との間の再保険契約の写しをアメリカ合衆国政府に提供した」とまで「書いてあるんですよ!」と指摘。

 岸本さんは、これらを、郵便局で窓口販売している、「アフラックのがん保険のことだ。日本郵便の社員はノルマ、目標が大変だ」と語りました。

 私は、これが、アメリカ政府の対日構造改善要望書というものの、一連の流れなのかと、かなり驚きました。正直、この書簡のことは知らず、堂々と内閣官房のホームページに載っていたので、面食らってしまいました。

 これに先立つ答弁で、安倍首相は、「自民党は公約で聖域なき関税撤廃を前提とする以上TPP参加は認められない、としてきた。ホノルルで、私がオバマ大統領から言質をとったので、TPP妥結を決意した」と答弁。

 安倍首相は、「日本は人口が減少し、高齢化が進む局面が数十年進む」とし、輸出主導による内需拡大の必要性を強調。

 アメリカよりも先に審議することについて安倍首相は、「アメリカでは、TPPを先導している人が、日本ががんばって先鞭をつけてほしい、と言っている」と正直に答弁。戦後の日独の再興を念頭に(但し、独はTPP不参加)して、「自由貿易の恩恵を享受してきた日本が後押しするのは当然だ」「批准することが、日本が再交渉はしない、という宣言になる」「世界的に保護主義の雰囲気が台頭している。自由貿易の確保が重要だ」としました。

 どうしても、センセイ方の質問のため、農林業の国内保護に発言が集中しましたが、最後に、1区選出(和歌山1区)の岸本さんが、ルール分野で重大な指摘をしました。もともと、私は、独禁法・不正競争防止法をはじめ、特許法・商標法・著作権法などの国内ルールの変更に興味があったので、その辺の話をもっと聞きたいものです。

 私は、午前9時から午後4時までは、議論は深まらず、採決の機が熟しつつあると感じていましたが、岸本さんの指摘で、条約本体も含めたルール面での内容について、さらに審議が必要な気がしました。

 条約の前提となる、SBS米の問題は、与党・自民党、公明党もパネルで取り上げ、意識していることををうかがわせました。それと、きょねん1月15日に発効した日豪EPAについて、国内畜産業への影響は無かったという趣旨の答弁がありましたが、私は店頭で、豪州産肉が1パック400円弱で売られ、日本産豚肉が大幅に値下がりしていく様を見ていたので、本当だろうか、私が住む東京・横浜地域だけの現象だったのだろうか。少し違和感を持ちました。

 委員会は午後5時頃に散会。あすも午前8時55分から委員会で、9時からNHK入り。

【平成28年2016年10月17日(月)参議院】

 審議はありませんでした。

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ハイドロフルオロカーボンを85%削減する、モントリオール議定書改定、オゾン層保護法とフロン排出法を改正へ

2016年10月15日 23時59分25秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

(16日投稿で、15日付にバックデートしました)

 オゾン層を保護する多国間条約「モントリオール議定書」の締約国会合が開かれました。代替フロンの「ハイドロフルオロカーボン」(HFC)の排出量を、20年後に85%削減するなどとした、新しい条項を加えた、「モントリオール議定書の改定議定書」が採択されました。

 これにより、ハイドロフルオロカーボンの規制がない、日本で、フロン排出抑制法や、オゾン層保護法の改正ないし新法など、国内実施法案が必要となり、条約の承認案と含めて国会に提出される見通しとなりました。時期は不詳。

 これに関する情報ですが、条約は外務省、フロン排出抑制法は環境省、オゾン層保護法は経済産業省となっています。

 条約「モントリオール議定書」に関する外務省のウェブサイトはこちらをクリック。

 フロン排出抑制法に関する環境省のウェブサイトはこちらをクリック。 

 オゾン層保護法に関する経産省のウェブサイトはこちらをクリック。 

 会合名は、MOP28、第28回モントリオール議定書締約国会合は、アフリカのルワンダ国の首都キガリで、2016年10月10日から14日に開かれました。報道によると、採択は、2016年10月15日にずれ込んでいたようです。

 ハイドロフルオロカーボンは、フロンガスの代替物質で、冷蔵庫やエアコンの冷媒に使わているようです。ただ、オゾン層は保護できても、地球温暖化をもたらる力が強く、代替フロンの削減が議題となっていました。日経新聞などの報道によると、日本のダイキン工業などでは、規制への対応のメドはたっているようです。あまり詳しくないですが、条約や米国法での排ガス規制などでは、日本製造業はピンチをチャンスに伸びてきた印象があります。この、改定モントリオール議定書について、締約国が日本の国内法整備にどれほどの関心を持っているのか。この手のマルチラテラル(多国間)な枠組みでは限られた情報を、一部の政治家・官僚が恣意的に広める傾向がなきにしもあらず。ただ、国内法整備は急いだほうが国益に資するような気がします。

この記事の本文は以上です。

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衆議院の内閣委員会など大半の常任委員会で店開き[きょうの国会]

2016年10月14日 13時53分34秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

[画像]所信表明を終えて、着席した、前列左から、鶴保、金田、高市、松本、菅各大臣と、後列左から、丸川、山本幸三、加藤、石原の合計9大臣、2016年10月14日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

 衆議院の内閣、法務、外務、文部科学、経済産業、国土交通、環境、安全保障の8つの常任委員会で大臣所信演説がありました。次回の所信に対する一般質疑で、いわゆる店開きが完了します。総務委は補正予算関連法案で新政務三役のあいさつは受けています。財務金融、厚生労働、農林水産の3常任委員会はまだ店開きしないまま、週をまたぎます。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院内閣委員会】

 8月3日(水)に発足した、第3次安倍第2次改造内閣で、初入閣したり、再任したりした合計9閣僚の所信演説と、人事院総裁から平成28年人事院勧告の聞き取りがありました。 

 秋元司委員長が就任あいさつ。まず、内閣の重要施策や公務員の給与などに関する国政調査要求を全会一致で議決しました。

 菅官房長官、高市総務相(マイナンバー担当)、金田法相(特定秘密担当)、鶴保科技相、石原一体改革相、加藤一億総活躍相、山本幸三行革相から所信を聴きました。この後、他の委員会からかけつけた、松本純国家公安委員長(兼)防災相、丸川サイバーセキュリティ担当相(五輪相兼務)から所信を聴きました。

 他省といくつか重複があり、鶴保科技相は第4次産業革命に言及しましたが、後述の経産委での世耕大臣とダブり感がありましあ。丸川大臣は後述の文科委でも「サイバーセキュリティ」に言及しました。

 この後、政務三役のあいさつ。自民党は統一会派も含めて松本姓が4名いるようで、理事、大臣、副大臣に各々松本姓がいる格好です。

 大臣らが退席。この後、一宮人事院総裁が8月8日(月)に衆議院に送付していた「平成28年人事院勧告」について説明しました。午後12時15分頃に始まり、12時56分頃に散会しました。次回は公報。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院法務委員会】

 まず、鈴木淳司委員長が就任あいさつ。昨年は、愛知7区のライバル、山尾さんが野党筆頭理事として奮闘しましたが、今度は自民党の鈴木さんが委員長をやることになりました。

 国政調査要求として、国内治安に関する件等を、議長に要求。

 続いて、金田法相の所信表明演説がありました。金田法相は「法務省は国民生活の安全安心の基盤をつくる。ことし、ダッカの(JICAの)日本人殺害事件があったが、東京オリパラに向けて、テロ予防水際対策と観光立国推進という高度な次元の両立をはかる」「裁判官、検察官の給与を改善する法案を出す」「今国会に、商法の運送関係を、カタカナ文語体から改めるなどの改正法案を提出する」などと語りました。

 法務省政務三役があいさつ。次回は19日(水)午前10時から委員会を開くことにして、散会しました。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院文部科学委員会】

 永岡桂子委員長が就任あいさつ。松野博一文部科学大臣が所信表明演説をしました。さらに丸川五輪相が所信を述べ、上述の通り、「五輪に向けてサイバーセキュリティ対策も強化したい」と語りました。この部分ですが、この委員会とはあまり関係ないように感じます。蛇足ですが、五輪は衆は文科委、参では内閣委が所管します。政務三役では、公明党の樋口尚也文科政務官もあいさつしました。公明党は2期生が多いので、政務官ポストの割り当てが少ないような印象を持ちました。散会。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院経済産業委員会】

 浮島智子委員長が就任あいさつ。国政調査として、特許、中小企業、私的独占に関する件等を議決。

 世耕経産相が所信表明。松本純大臣も公正取引委員会を担当する大臣として所信を述べました。この後、経済産業省と公取担当の、副大臣、政務官があいさつしました。次回は公報。散会。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院外務委員会】

 三ツ矢憲生外務委員長が就任あいさつ。理事に民進党の寺田学さんらを選任しました。国際情勢に関する件の調査を議長に要求しました。

 この後、岸田外相が所信、岸外務副大臣らがあいさつ。民進党長島さんのライバルの小田原潔さんが外務政務官として「3人の政務官のうち、私がこの委員会での答弁をおもに担当する」としました。岸田外相が会長をつとめる宏池会の若手として勉強会を主宰する、武井俊輔外務政務官もあいさつしました。このように人事面で派閥の色合いを感じます。私の中でも、小選挙区制でも党内の安定のため派閥は大事だ、と持論が変化してきました。12時24分頃散会して、政務三役は安保委に移動しました。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院安全保障委員会】

 12時20分に設定されていましたが、外務省政務三役の到着を待ったようで、委員長が着席のまま、6分位遅れで開議しました。

 山口壮委員長が就任あいさつ。稲田防衛相、岸田外相が所信を述べました。この後、岸信夫外務副大臣が「2人いる副大臣のうち、私がこの委員会を主に担当する」と語りました。外務、防衛両省の、副大臣、政務官のあいさつがあり、散会しました。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院国土交通委員会】

 西銘恒三郎(にしめ・こうさぶろう)委員長が就任あいさつ。

 石井啓一国土交通大臣が所信を述べました。この後、末松信介副大臣、田中良生副大臣、根本幸典政務官、藤井比早彦政務官、大野泰正政務官の順であいさつしました。資料によって並び順が違うのですが、こういう順は、建制順とは言わないでしょうから、省ごとに決められるんでしょうか。次回は19日(水)9時から。散会。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院環境委員会】

 平将明委員長が就任あいさつ。山本公一環境大臣が所信表明。COP3のときも政務次官だったようで、思い入れがあり、他の委員会よりもちょっとだけ長めの力がこもったスピーチだったようです。副大臣・政務官の計4名があいさつ。次回は、来る18日(火)の午前9時から。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院災害対策特別委員会】

 若松謙維委員長が就任あいさつ。8月以降の一連の台風の被害者に、委員全員で黙とう。平成28年台風10号の実地調査のため、委員を派遣することを決定しました。きょうは大臣らの出席はありませんでした。散会。

【平成28年2016年10月14日(金)衆議院TPP特(環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会)】

 「TPP承認案」(190条約8号)と「TPP国内法案」(190閣法47号)が議題となり、審議が半年ぶりに再開しました。

 与党の質疑は、別エントリー記事(

TPP承認案・国内法案が半年ぶりに審議再開 衆TPP特別委

)に書きました。

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TPP承認案・国内法案が半年ぶりに審議再開 衆TPP特別委

2016年10月14日 12時05分19秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

[画像]TPP承認案・国内法案の審議にのぞむ、左から、世耕経産相、山本農相、石原TPP相、岸田外相、2016年10月14日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。

【平成28年2016年10月14日(金)TPP特、衆議院環太平洋パートナシップ協定等に関する特別委員会】

 45名で構成するTPP特で、定刻午前9時ごろから、審議が再開しました。

 TPP条約の承認を求めるの件(190条約8号)

 TPP国内実施法案(190閣法47号)

 です。両案は、4月5日(火) の本会議で趣旨説明と代表質問がされましたから、すでに半年以上経っています。

 塩谷立(しおのや・りゅう)委員長は、趣旨説明の省略を提案して、発声採決の結果、異議無しの全会一致で省略。さっそく質疑になりました。

 自民党の武部新さんが「米国との安全保障にも資する」とTPP締結の効果を説明。石原TPP相は「意欲的な農林水産業者は早期発効をのぞんでいる。批准の動きは変わらない」。

 自民党1期生の大西宏幸さん(大阪1区比例)は、「委員会では初質問になる」とし、前日の、タイのプミポン国王の逝去をいたみました。世耕経産相は「私の母方の祖父は、大阪・船場の商人だった」と大阪1区をたたえました。大塚拓財務副大臣は「GI、地理的表示については、日本酒、というブランドを登録した」とし、攻めの姿勢を見せました。

 徳島1区の福山守さんは省の窓口の明確化を要求。石原TPP相は「委員の地元のカボスは輸出できないかもしれない」としながらも「アジアの人口は多く、しかも、若い人が多い」と語りました。

 自民党4番手で、黄川田仁志さんが登場し、発効要件を質問。

 ここまでの審議では、農林水産品の輸出入よりも、ルール面での、GI、コンテンツのメリットの強調が目立っているようです。

 公明党は、三重県四日市市議出身の中川康洋さん。自動車部品業界からの政策要望を等取り上げました。

 質疑は与党のみで、午後12時過ぎ散会。

 週明け、17日(月)の午前8時55分から、総理入り質疑。おそらくNHK中継。

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参議院予算委員会の集中審議、自民党内で清和会会長の世耕大臣に「媚びる(?)」、蓮舫代表批判の閉鎖的人間関係垣間見えだす[きょうの国会]

2016年10月13日 17時09分44秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

【平成28年2016年10月13日(木)参議院予算委員会】

 山本一太委員長の下、予算の執行状況に関する調査、内政外交の諸問題等に関する集中審議、となりました。

 テレビ入りのため、質疑者と答弁者の時間をカウントする往復方式を、参議院では珍しく使うため、今週2回の集中審議は、時間切れを委員長から指摘される質疑者が頻発しました。複数の要求大臣に1問も質問できないまま終わった質疑者も頻発しました。

 午前10時でなく、「午前9時からの委員会」も、参議院では、今後もテレビ入り限定になります。

 自民党北海道の長谷川岳さんは参議院清和会。参・清和会会長の世耕大臣に質疑。「ロシア経済分野協力担当」という珍しい補職辞令を受けています。世耕ロシア経済協力担当相は「日本側が提案している8項目の経済協力は11月にペルーで開く、日露首脳会談で一定の成果を見たい」と答弁。3次補正と解散をめぐって、世耕大臣が注目です。

 三原じゅん子さんは、世耕大臣から自動車部品など中小企業について質疑。三原さんは無派閥ですが、同じ選挙区に麻生派がいますので、なにか参議院清和会会長と仲良くしておこうという考えもあるのでしょうか。既に指摘していますが、27年ぶりの衆参単独過半数の参議院では、どうも参・清和会の力が強まっているようです。ただ、参・自民党内の不満で再編という期待は少し無理筋かなと感じます。三原さんは二重国籍問題をとりあげ、民進党の蓮舫代表を批判しました。

 北海道民進党は定数3で、2人当選。徳永エリさんは、自分の事務所で万歳した後に、鉢呂吉雄事務所に移動して万歳し、NHK開票特番で、万歳が2回放送される歴史的快挙を実現しました。同じ政党でも、道県によって、ずいぶん違うものですね。TPPに関して質疑しました。

 共産党の辰巳孝太郎さんは、JR東海への3兆円融資を批判。同党では、愛知が地盤の参院議員はいないようで、中央リニア終着駅の大阪の辰巳さんが質問したようです。石井国土交通相は「JR東海は民間企業なので、工事の予定価格などは公開していない」と答弁。無責任な答弁ですが、政府の民間企業への介入の塩梅も難しく、国論は二分しないでしょうが、しっかり質疑を積み重ねてほしいところです。

 共産党の倉林明子さんは原発で質問。世耕大臣は原子力経済被害担当相として、東電事故賠償は、事業者負担は6兆円を超えたが、9兆円までなら交付国債などで予算があるという趣旨の答弁をしました。

 日本維新の党は、ひょうひょうとした室井邦彦さんが「今国会に100本の法律案を出す」と明言。儀間光男さんが沖縄の問題を質問しました。

 希望の会(自由・社民)は福島瑞穂さんが登場。会派結成以来、山本太郎さん→福島さん→福島さんという順で登場。福島さんは、「私は学童保育、保育所、介護保険にすべてお世話になった」と発言。自民党憲法改正草案を取り上げ、第24条第1項後段に「家族は、互いに助け合わなければならない」と挿入する案について、「社会保障切り捨てではないか」と質しました。塩崎厚労相は「家族の条項と社会保険は関係ない」という趣旨の答弁をしました。安倍首相は自民党憲法改正草案について一言も答弁しないのに、塩崎さんは答弁しました。

 塩崎厚労相は、福島さんの質問に答えて、電通が1991年に続いて、2015年にも、新入社員の超過勤務による自殺者を出したことについて、東京労働局長が同社に行政処分したことを明かしました。

 無所属クラブの薬師寺道代さんは手話を交えて質問。身体障害者のパラリンピックはあるのに、聴覚障碍者のデフリンピック、知的障害者のスペシャルオリンピックスは別々に開かれていると指摘。手話を交えてテレビ入りで首相に質問した薬師寺さん。愛知選挙区でみんなの党公認で当選。2年半後の再選戦略は分かりませんが、正直難しいのだろうと斟酌します。残り2年半、テレビ入りで総理に質問するのか、それとも、大きい会派で再選をめざすのか。この辺が、参議院を読み解く鍵と言えるでしょう。

 松野博一文部科学大臣は薬師寺さんの質問に答えて、スペシャルオリンピックスに複数形を示す「ス」がついている理由について、「世界大会に向けて日常から様々な協議が行われているからだ、と聞いている」としました。これは長年不思議だったのですが、そういうことかといったところです。

 けっきょく、午後5時8分ごろに、山本一太委員長が集中審議の終局を宣言して、そのまま散会しました。 

【平成28年2016年10月13日(木)衆議院】 

 なし。

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「自由党」に名称変更 生活の党と山本太郎となかまたち

2016年10月12日 23時59分56秒 | 第48回衆院選(2017年10月10日公示)

(13日投稿で、12日付にバックデートしました)

 gooニュース=時事通信=(自由党に党名変更=生活)などの報道によると、

 「自由党」

 に名称を変更することを、平成28年2016年10月13日(水)、生活の党と山本太郎となかまたちが決定し、同日付で、総務省に届け出たことを発表しました。

 第24期参議院から組んでいる、参議院統一会派の名称は、

 「希望の会(自由・社民)」

 に変更。翌日の予算委では統一会派所属議員がその名に言及。

 小沢一郎代表と共同代表を組む、山本太郎代表は、次の第48回衆院選では、別の政治団体である「山本太郎となかまたち」として候補者を出したいが、山本太郎参議院議員は、自由党に属する、と語った、と報じられています。

 このエントリー記事の本文は以上です。


衆議院予算委員会はテレビ入り予算実施状況調査、民進党政務調査会長「年金は破綻した」発言に首相反論[きょうの国会]

2016年10月12日 17時05分36秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

【平成28年2016年10月12日(水)衆議院予算委員会】

 浜田靖一委員長の提案で、予算の実施状況に関する調査について、議長に対して国政調査要求することを全会一致で議決しました。

 速やかに、予算の実施状況に関する調査が始まりました。こういうの不思議なんですが、この数秒の間に議長に要求したんでしょうか。

 つまらないことはおいといて、「安倍内閣の基本姿勢についての集中審議」が始まりました。

 自民党の菅原一秀筆頭理事は、GPIFの運用をめぐる、野党・民進党の批判に呼応。「持ち株の評価損であり処分するのではなく所有しているのだから、長い目で見るべきだ」と述べました。

 同じく自民党の西村康稔さんは「マイナス金利を深堀りすべきだ」と日本銀行総裁に求めました。民進党の蓮舫代表野田佳彦幹事長はマイナス金利の撤廃を求めていますが、私は、西村さんの言う通り、マイナス金利は適度なペースで深堀すべきだと考えていて、西村さんに共感を覚えました。

 公明党は昨年、平和安全法制を採決する本会議で、賛成討論した赤羽一嘉さん。

 民進党は、午前中、村岡敏英さん、緒方林太郎さんらが質問。なお、3月の民進党(岡田克也初代代表)結党で、旧民主党以外で合流した議員がトップバッターになるのは初めてだと思います。

 民進党の井出庸生さんは、特定秘密の指定で、「各省があらかじめ情報が入ると思って指定していたが、情報が入らない空指定があるのではないか」と問いました。金田法相とのやりとりはちぐはぐでしたが、「無い」と断定していました。

 山尾志桜里さんは「私は6回司法試験に落ちて、7回目に受かった」と明かしました。

 玉木雄一郎さん、大串博志さん、長妻昭さんは、要求大臣を「総理」に絞って、厚労大臣を呼ばない作戦で、安倍首相に年金問答に挑んだようです。玉木さんは別エントリーにも書きましたが、デフレ特例水準について、安倍首相は「デフレ特例水準を続けてきたから、2004年年金改革法によるマクロ経済スライドの調整期間が長引いている」と答弁。玉木さんは継続審査中の法案の施行日について首相から「誤解している」と断定された過去の議事録について、訂正を求め、認めさせました。この過程で、理事の場内協議で、速記が止まる場面がありました。衆予算委の速記が中断するのは、2012年の中井洽委員長(当時与党・旧民主党)以降は稀です。

 大串博志さんは民進党政調会長ですが、「年金は既に破綻している」と発言。これは私としては、とても残念な発言でした。

 長妻昭さんの質疑になってから、安倍首相は「さきほど、破綻するという話があったが、破綻する、とは年金が払えなくなることだ」としました。
 日本共産党の高橋千鶴子さんは「私の地元の青森市の陸自第9師団第5連隊が間もなく南スーダンPKOに派遣される」とし、平和安保法制による、駆けつけ警護の任務が最初に付与される隊になりそうであることから、「親は、災害派遣でも自衛官である子から、『それをなぜ聞くのか』と言われる。南スーダンは道路を直しに行くと聞いている」と不安の声が上がっていると指摘しました。安倍首相は「南スーダンは我々がいる永田町よりははるかに危険だ」と発言。高橋さんは表現をたしなめたうえで、現在の派遣隊も含めた撤退を要求しました。

 過労死等防止対策推進法の発議者でもある高橋さんは、「過労死がはじめて法律に書き込まれた」とし、初めての過労死等防止対策大綱を活用するよう求めました。大綱の発表日である9月30日にあわせて、電通に勤務していた高橋まつりさんが、過労自殺したと労災保険認定を受けたと公表されたことについて善処を要求。首相は、働き方改革実行会議による長時間労働の是正の取り組みは過労死の防止につながる、との認識を強調しました。

 日本維新の会は、浦野靖人さんが同じ野党である民進党の山尾志桜里前政調会長に衆予算委で、「維新は法案提出権を持ってから言って欲しいと言われた」として、第24回参院選で「法案提出権をとったので、きょうを含めて合計24本の法案を提出した」と語りました。浦野さんは「18歳に被選挙権を引き下げる公職選挙法及び地方自治法改正案」(192参法おそらく13号)を取り上げました。高市総務相は「各党各会派の積極的なご議論をお願いしたい」と前向きにとれる答弁をしました。

 伊東信久さんは、「地方公営企業の民営化要件を緩める地方自治法改正案」(192参法17号)を、「大阪市営地下鉄の民営化につながる法案だ」と説明しました。

 次回の日程は公報で知らせることにして、散会しました。

【平成28年2016年10月12日(水)参議院】

 なし。 

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安倍首相が過ちを認める、小泉自民党内閣の年金デフレ特例水準

2016年10月12日 14時23分12秒 | 第192回臨時国会(2016年9月から12月まで)条約・カジノ再延長国会

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、自らが正副官房長官または正副幹事長として、官邸または自民党本部幹事長室でかかわった、小泉純一郎自民党内閣が、平成16年年金改革法の「物価スライド」によるデフレによる年金引き下げを選挙対策のために凍結し、著しい世代間格差を及ぼした、「デフレ特例水準」について、「デフレ特例水準を続けてきたから、マクロ経済スライドの調整期間が長引いている」と語り、過ちを認めました。

 平成28年2016年10月12日(水)の衆議院予算委員会「予算の実施状況の調査 安倍内閣の基本姿勢についての集中審議」で、民進党の玉木雄一郎さんの質疑に対する答弁。

 玉木さんはデフレ特例水準を解消したのは旧民主党政権だと指摘すると、安倍首相は「解消したのは民主党だが、実施したのは自民党だ」と謎の答弁をしながらも、自らの施策による、年金財源のマクロ経済スライドによる調整期間が長引いていることに手こずっていることをうかがわせました。

 今国会では「公的年金制度の持続可能性を高めるための国民年金法改正案」(190閣法54号)が議題となっています。

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平成28年度第3次補正予算案待望論が与党・自民党で浮上、2017年1月提出視野に

2016年10月11日 23時59分31秒 | 第193回通常国会(2017年1月から6月まで)学校法人森友・加計学園国会

(12日朝投稿で、それから11日付にバックデートしました)

[写真]平成28年度予算の閣議決定当日(2015年12月24日)の首相官邸、筆者・宮崎信行撮影。

 平成28年度第3次補正予算案を編成して、2017年1月の通常国会冒頭に提出する構想が与党・自民党内で浮上しました。

 この構想は、平成28年2016年10月11日(火)、第192回国会の序盤で、平成28年度第2次補正予算(補正後の一般会計は100・0兆円)が成立したことを受けて、発信されました。

 翌日付日経新聞が見出しを立てて報じたほか、朝日新聞も報じました。

 予算の中身は、

 (1)2016年12月15日の日露首脳山口会談の経済協力案に盛り込む経済協力

 (2)東北太平洋岸から上陸し、岩手県の内陸と沿岸の違う場所や北海道で甚大な被害を出した、平成28年台風10号などの被害に対応したもの

 が骨組みとなりそうです。

 民進党の蓮舫代表は、10月9日、台風10号被災地視察で「参院で審議中の補正予算は今回の台風などの自然災害対策が予算に計上されていない。これには率直に怒りを覚えた」と語っており、蓮舫民進党の提案を受けて、補正編成に取り組むことになるかもしれません。

 概算要求書はすでに財務省に提出されていることから、麻生財務大臣の指示があれば比較的早く編成が可能とみられます。

 仮に、第3次補正予算案が国会に提出された場合、その成立より前に、衆議院解散のシナリオもありえます。

【追記 2016年12月9日 午前10時半】

関連エントリー)

2017年1月の補正予算案提出への既成事実化進む、読売1面トップ、1・0兆円強、そのうち防衛省0・2兆円 平成28年度第3次補正予算案

2016年11月27日 09時22分22秒 | 第193回通常国会(2017年))



【追記終わり】

このエントリー記事の本文は以上です。

(C)宮崎信行 Nobuyuki Miyazaki 
(http://miyazakinobuyuki.net/)

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