[写真]防衛省、4年前、宮崎信行撮影。
安住淳国対委員長が、わずか1時間だけの野党一致団結の審議拒否で、予算委員長の「遺憾と今後の与野党協議の尊重」発言を勝ち取るあざやかな手腕を見せました。「月曜朝の顔と言えば安住淳」という印象です。
安住淳国対委員長が、わずか1時間だけの野党一致団結の審議拒否で、予算委員長の「遺憾と今後の与野党協議の尊重」発言を勝ち取るあざやかな手腕を見せました。「月曜朝の顔と言えば安住淳」という印象です。
【衆議院予算委員会 きょう令和5年2023年2月6日(月)】
「令和5年予算案」の審議は7日目で、そのうち一般的質疑3日目。次回は、あさって8日(水)午前8時55分から集中審議。
まず、逢坂誠二さんの理事辞任ですが、コロナ感染だそうです。意気に感じて筆頭理事兼党代表代行をされていたので、影響が出ます。
荒井前秘書官の更迭について、官邸で行われた政府与党首脳会議で首相が「国民に誤解を与えた」「不快に感じた方におわびしたい」という表現をしていたようで、SNSでずれているとの指摘もあり、あさって攻められそうです。
防衛予算5年で43・5兆円をめぐって、立憲民主党の奥野総一郎さんが「超えないのか」と問うと、鈴木俊一財務大臣は「今の時点ではそのように考えています」と答弁し、奥野さんは「やはりそういうことになるんですよ」と語りました。浜田靖一防衛大臣は「安保3文書は、平和安全法制のホルムズ海峡の機雷掃海意外に想定しておらず、仮に他国において武力行使による自衛権発動の3要件を満たすことは憲法上許されない」とする、昭和37年の政府答弁を持ち出しました。奥野さんは「平和安全法制で、これだけ変わりました、というのをテーブルに出してもらわないと議論できず、ましてや増税など国民は納得しない」と語りました。
日経新聞に「雨宮・次期日銀総裁本人に打診」の報が出ましたが、首相が早朝から、三菱UFJ代表らに会い、その後記者団に「観測気球だ」というやや不思議な反応が表面化しました。
きょうは黒田東彦総裁が答弁。「地域金融機関の収益性は常にモニターしており、経費節減の必要性はあるが、十分な資金量と融資活動を活発に行っている」と断言しました。立憲の小山展弘さんへの答弁。
鶏卵を含んだ畜産業の破綻が過去最多となった年から明けて、農水省への質疑が多い印象があります。立憲の野間健さんは「鹿児島3区で、野村大臣と同じ鹿児島出身だ」と切り出し、「畜産局はもっと現場の近くに移転してほしい」と語りました。
前日党大会を終えた日本維新の会の和田有一朗さんは「G7で日本だけという言い方が最近非常によくされるが、G7でロシアと狭い領海だけで国境を接しているのは日本だけだ」と指摘しました。
れいわ新選組は大石あきこさんが「異次元の少子化対策予算と言っているが、異次元の売国棄民予算だ」と切り捨てつつ、立憲の支持があついとされる教職員の過剰労働問題に絞って、文部科学大臣と議論しました。
【参議院行政監視委員会 同日】
定例とされる月曜午後1時から開会し、参考人質疑をしました。タイトルは「国と地方の行政の役割分担について」で、以前は「小委員会」が設置されていた時期もありますが、親委員会で行われました。
日本経済新聞編集委員の谷隆徳参考人は、「過疎法など法律のリストラが必要だ」「建設国債で防衛施設をつくるという話はよく分からないが、あえて言えば離島振興法の対象なら安全保障関係の予算も使えるかもしれない」「地方自治制度で、一般市が人口規模がかなり広いので見直しも必要ではないか」といった意見や答弁を語りました。
●衆議院総務委員会理事懇談会が開かれました。
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