【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

任せて安心参議院 参院民主党幹部「衆院は選挙が近いから」

2009年03月10日 08時50分15秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ
 おはようございます。

 今現在の正しい情報を確認しておきます。

 3月3日、法務省の東京地検特捜部が民主党の小沢一郎代表の総務大臣届出政治資金管理団体「陸山会」の会計責任者の身柄を拘束し、資料類を押収した。東京地裁が認めた会計責任者の拘置期限は3月14日まで。延長されると、3月24日。以上。

 参院民主党の幹部がきのう(9日)、参院内の第4控え室で話し合いました。輿石東代表代行、平田健二参院幹事長、簗瀬進参院国対委員長、直嶋正行政調会長らです。

 この会合では、

 「党内が混乱しないよう参議院側が結束して小沢氏を支えていくべきだ」
 「衆院側は選挙が近いからバタバタする。参議院側は党内が混乱しないよう、結束して小沢氏を支えていくべきだ」
 「今後の事態の推移を見極めることが大事で、今は落ち着いて対応すべきだ」

 などという声が出たそうです。

 参院議員の任期はおよそ50人が2010年7月まで、65人ほどが2013年7月まで、参院は解散はありません。(国民新党、新党日本、無所属含む)

 こういうときに、冷静でいるのが参院議員の存在意義です。逆転の夏チルドレンの中には、参院の限界にぶち当たっている人がいるようです。私に言わせれば、ほとんどの議員が「参院らしい人」で、衆院タイプではありません。参院は全県1人区や比例代表が多いことから、党首への忠誠心が高い傾向があります。しっかりと政策をやりながら、選挙を控えた衆院議員を支えてほしいと思います。

 きのう(9日)の参院予算委の基本的質疑で鈴木寛さん(東京)が明かしたところでは、漆間巌官房副長官は、金曜日から日曜日まで出席を拒み続けていたそうです。理由は「官房副長官が国会に出席する慣例がない」というものです。たしかに私は官房副長官が出席したという記憶はありませんが、これは法律の定めはありません。鈴木さんが指摘したとおり、事務次官会議の主宰者である官房副長官が国会で説明しないのは、背筋がぞっとする国政が自民党政権下で続いていたことになります。

 下の動画の中で、菅直人さんが厚生大臣の経験から閣議と事務次官会議の実態と政権交代後の事務次官会議の廃止を訴えています。(2008年10月11日、東京14区)

菅直人、下町の商店街に登場
 官房副長官の発言は定例懇談会で出たものです。場所は副長官の執務室だと思います。こういったオフレコの番記者懇談が定期的に行われていることはあまり知られていなかったようです。情報公開していなかったことが、不信につながっています。

 私が内閣記者会に属していた頃は、官房副長官のオフレコの懇談は午前9時半から官邸内の執務室、午後10時から副長官の官舎(公務員住宅)と1日2回ありました。金曜夜は休みだったと思います。

 これとは別にオンレコの官房副長官の定例記者会見は月曜日と木曜日の事務次官会議の後、週2回あります。副長官会見は翌日の閣議に出る議案(政府提出法案)の説明があるので、若手番記者にとっては数少ない一人で原稿を書けるチャンスですし、訓練にも使われています。「トピックス」めいた記者へのサービス話題を用意しているときもありました。官邸内の記者会見室を使うので、TVカメラはありますし、大手(NHKなど)はカメラマンがいたと記憶していますが、念のため回っているだけで、ニュースで使われることは稀です。

 こういったことが官邸と内閣記者会の間で行われていたことが白日の下に晒されて、かなり不信を強めている方が多いようです。情報公開しないことが不信を招いた例です。

 官房長官とのオフレコ懇談は「政府首脳懇談」と呼びますが、内閣広報官室の職員が記者クラブの入り口に来て、大声で「政府首脳懇談始まりま~す!」と声をかけて、各社のブースから番記者ひとりが次々と立ち上がりジャケットを羽織って早足で出て行く姿は、動脈硬化状態です。それが私が目撃した実態でした。

 「民主党不信」を煽れば煽るほど、「マスコミ不信」が高まっているようです。マスコミというのは民間企業ですから身を守るためにバランス感覚があります。3月3日以降、連日民主党議員が登場しており、おいしい状態です。どんどん出るべきだと思います。ピンチはチャンスです。

 民主党はきょうもしっかりと前進しています。

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