【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【平成の品川事件】初の衆院解散→第2回総選挙の選挙干渉に似ている

2009年03月11日 20時27分21秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

晴天とら日和さん(↓)、応援ありがとうございます。
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/2009-03.html#20090311

 きょうは参院予算委のほか、衆院の多くの委員会で「大臣所信表明」と「一般質疑」がありましたが、傍聴できませんでした。

 とはいえ、「政治家が判断する」時期ではなく、「国民が判断する」時期です。いずれしろこの時期の傍聴記をどうしようか思案していましたので、渡りに船、国策捜査を書き続けます。とりあえず、3月14日(土曜日)に大久保秘書の拘置期限が来ますので、ここでの不起訴をめざしたいと思います。

 報道の感想について。西松建設・国策捜査事件に関しては、メディアを問わず社会部=帝国陸軍、政治部=帝国海軍という感じがします。

 社会部(陸軍)は「やれ行け!それ行け!」と検察権力とマスコミ権力と社内権力で大暴走。やりすぎを感じた政治部(海軍)は「漆間発言」などで陸軍をいさめるが、いかんせん社内では陸軍が強い。

 小沢一郎代表が11日、若手議員から「続投要請」を受けました。この席で、小沢さんの秘書を10年間つとめた石川知裕・衆院議員が参考人として聞き取りを求められていることに「本来、事情聴取は内々に行うべきで、頻繁に報道されているのはおかしな話だ。衆議院選挙を前にした選挙妨害以外のなにものでもない」と発言しました。

 1891年(明治24年)12月25日、松方正義首相は憲政史上初の衆議院解散にふみきり、第2回総選挙(1892年2月15日)に突入しました。

 第1回衆院選に続き、国民を代表する民党(自由党、立憲改進党)と官僚を代表する吏党のたたかいになりました。

 このとき、品川弥二郎内務大臣(注:当時は議院内閣制ではない)の大規模選挙干渉事件「品川事件」というのがありました。詳細は明らかになっていない面もあるのですが、内務省の指示を受けた警官が選挙民の自宅をたずねて「民党に投票しないよう」圧力をかけた悪質な事例もあったとされています。全国で25人の犠牲者が出たようです。

 当時の衆議院の定数は300、ほとんどが小選挙区(一部2人区)でした。何か今と似ています。

 この弾圧にもかかわらず、「民党」は160~170議席を獲得し、「吏党」は120~130議席にとどまりました。第1回衆院選に続き「民党」が勝利しました。

 (無所属の「民党」「吏党」の仕訳は、色川大吉「日本の歴史21近代国家の出発」中公文庫)に基づく)

 300のうち、「民党」が165前後、「吏党」が125前後。なんだかリアルな数字ですね。117年前の日本国民はバカではありませんでした。2009年の日本国民は果たしてどうでしょうか。

 なお、午後6時過ぎに彼と会話しましたが、元気でした。私はだいぶ疲れました。やっぱり僕は政治家には向いていない人間だと思います。だったらブログで頑張るか(^_^)v

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ありがとうございます。

「これを乗り越えたら政権交代」石川知裕君と一致しました

2009年03月11日 05時25分00秒 | 第171通常会(2009年1月~)自民党追い込まれ

[写真は第44回衆院選北海道11区で落選後、2度目の挑戦を誓った石川知裕。この後、比例北海道ブロックで繰り上げ当選を果たす、現在1期目]

 おはようございます。2月の衆院予算委の積み残しの話題がだいぶあるのですが、今は権力闘争に集中します。

 夜の0時15分頃、石川知裕君と電話で話し合いました。2人で「これを乗り越えれば、政権交代へつながる」との認識で一致。僕は「100%君を信じる」と伝え、しばらく報道対応に協力することになりました。

 ちなみに「お前、どこにいるの?」と聞いたら、「関係者と食事中だ」とのことでした。

 テレ朝「報道ステーション」のトップで、石川君が衆院議員会館前からタクシーに乗り込む映像が流れましたが、「毅然とした態度だったので、さほどイメージの悪化はないのではないか」との意見を伝えたら、ほっとしていたようです。

 ちなみに、タクシーで向かった先は、相談する場所であって、聴取を受ける場所ではなかったようです。

 それにしても「出頭を求めた」という表現は無礼千万。ほんとうにやめてください。また衆院本会議場前に張っていた記者の一部では「逮捕された」というトンでもない勘違いがあったようです。憲法50条「国会議員の不逮捕特権」くらい知っていてほしいものです。

 3月14日(土曜日)に大久保秘書の拘置期限が来ますから、ここが一つの区切りになるかと思います。

 また検察の捜査に批判的な記者が多いことを昨日知りました。その辺から、なんとか突破口ができるかもしれません。

 支えは世論です。僕たち35歳の若輩者の背中を押してください。

 きょうもていねいにしっかりと前進します。

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