いよいよ１６０円代に突入しました。
一時は１ドル８０円位の時期もありましたが、その価値は半減しました。
円高円安などの為替レートは分かりにくいのでいつも混乱していますが、国内の立場からすると円高は原油や農産物等海外からの輸入品が割安になるので物価の安定にも寄与すると思われます。但し、輸出は逆に相手国からすると割高になるので売れにくいかもしれませんが、メイドインジャパンは品質が良くて、オンリーワン商品だと価格が高くても買わざるを得ないということがあります。このため、他国でも生産ができるようになった自動車、鉄鋼、船舶、半導体、テレビ、パソコンなどは日本のシェアーが低下してしまっています。
このため、円高でも付加価値の高い品質の高い製品づくりが不可欠であると思われます。
そして現在は円安基調ですが、輸入品は、原油、鉄鉱石、農産物など割高感があり、国内での価格高騰などの影響があります。但し、メリットとしては、インバウンド需要の拡大があり、外国人がいたるところにいる状況です。
逆に輸出にとっては円高時代に比べて、価値が安くなるので海外では売れれば安く買えると思われますが、国内での収益性は低下すると思います。
スーパーみたいに薄利多売で維持できる業種もあるかもしれません。
円高円安とも一長一短があると思われるので、一喜一憂しないで冷静に対処するしかないと考えます。
また、円安になると中国等に進出している企業等が国内回帰するチャンスになるかもしれません。
また、もし円高の時に買った海外資産などは価値が上がると思われます。