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小金沢ライブラリー

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ミステリ感想-『倒錯の死角』折原一

2000年06月01日 | ミステリ感想
~あらすじ~
ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。
怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ――。
屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。

本格ミステリ・ベスト100 58位、このミス12位


~感想~
著者初の長編。
叙述トリック・伏線の巧みさは早くも開花している。文章はイマイチだが、最後にひっくり返る大技は見事。
ただ、謎の提示を明確にできず、見せ方を誤った感も。
全体的に惜しい。


00.6.1
評価:★★★☆ 7
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