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マンガ感想-『C.M.B. 森羅博物館の事件目録 9』加藤元浩

2020年03月06日 | マンガ感想
「太陽とフォークロア」★★★☆ 7
~あらすじ~
かつてインカ帝国の都として栄えたクスコ。太陽神殿の遺跡の地下道で黄金を手にした少年が発見される。
遺跡の道案内を務めていた少年は、大学教授とともに調査に行き、教授とはぐれたと語り、黄金郷の存在に騒然となる。

~感想~
C.M.B.ならではの歴史ロマンと冒険が光る一編。マチュピチュと現代にも残るロマンあふれ過ぎな地下迷宮が出てきただけでもう満足である。
ミステリ的にも意外な、そして最後まで悪気のなさそうな犯人のインパクトは強い。


「メタモルフォーゼ」★★☆ 5
~あらすじ~
森羅らの通う高校の図書室に飾られていたマリア・シビラ・メーリアンの絵画が忽然と姿を消し、居合わせた生徒が疑われる。

~感想~
小ネタ程度のトリックながらメーリアンという女傑と、タイトルと絡めた結末が良い。
立樹は年齢の割にちょっと人間が出来すぎているがw


「死滅回遊」★★☆ 5
~あらすじ~
沖縄を訪れた森羅らはスキューバダイビングインストラクターの夫婦喧嘩に遭遇。前妻は死滅回遊に飲まれ亡くなっていたが、夫に殺されたという噂も立っていた。

~感想~
森羅以外にほぼ推理不能のトリックは置いといて二段構えの真相に見どころはある。

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