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オカルト三国志  糜竺と天の使い

2019年08月09日 | オカルト三国志
「捜神記」に曰く。
蜀の糜竺(びじく)は、都から家に帰る途中で、一人の婦人に行き合った。彼女は馬車に乗せてくれるよう頼み、麋竺は快く引き受けた。
数里ほど進むと彼女は車を降り「私は天の使いです。これから糜竺の家を焼きに行くところですが、親切にしてくれたのでこうしてお知らせします」と言った。
糜竺は驚き、やめるよう頼んだが、彼女は「焼かないわけには行かないのです。だからあなたは馬車で急いで下さい。私はゆっくり行きますので、真昼に火事が起こるはずです」と言った。
糜竺は大急ぎで家に帰り、あわてて家財を持ち出すと、はたして真昼に大火事が起こったという。

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