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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

後半の内容が最初からできれば(8/22広島対浦和)

2009-08-22 22:17:07 | 浦和レッズ
今日の広島戦は、柏戦のように、毎回同じパターンでやられたり、失点時のチェックが信じられないほど甘かったりというような、見ていて情けなくなるような試合ではありませんでした。ただ、それでも浦和は6連敗なのは事実で、一刻も早く立て直さないと残留争いの影すら可能性はあるという状況です。

しかし、後半のサッカーを見る限りでは、選手たちは一刻も早く流れを取り戻したい、再び勝てるようになりたいという意志は伝わってきました。それはセカンドボールに対する反応を見ればわかりました。後半、広島に許したカウンターは少なく、早くセカンドボールを拾って2次攻撃、3次攻撃につなげようという意図は見えました。

唯一の得点が闘莉王の頭というのは、ちょっと寂しいですが、それでも当ブログで若手らしいはつらつさを感じないと酷評してきたエスクデロまで、必死で相手に体をぶつけ、少しでも有利な体勢でボールを取ろうという気持ちは見えました。

問題なのは、それが最初からできなかったことです。これだけチーム状態が悪ければ、引いてカウンター狙いでもいいと思っていましたが、人数をサイドに掛ける相変わらずのフィンケサッカーで入りました。このサッカーは選手にとってはきついサッカーだということは、開幕の時点からわかっていたことでしょう。

このサッカーをやる以上、サイドでボールを持ったMFは絶対に取られないか、取られても素早く戻り相手にカウンターを許さないことが必要です。前半で交代させられていた某選手は、取られると追わないので、ここからフィンケサッカーが崩れるとみて交代になったのでしょう。

サイドまでならうまく持ち出せたがでは、強力なストライカーを持たない浦和では意味がなく、崩しきらないと点は取れません。ただ、当然崩しきるためには何度も挑戦しないといけませんから、その機会を増やしてやるために、後ろが懸命にサポートしてやらないといけません。

それでもあくまでフィンケサッカーを貫くなら、この日の後半のサッカーを毎回やって下さい。それができなければ、理想論は高くとも、日本の猛暑の中の現実的なサッカーに毎回やられてしまうでしょう。
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左腕からの150km(菊池雄星)

2009-08-22 14:27:54 | 他スポーツ
今、甲子園で活躍している選手で、間違いなくドラフト一位で消えるビッグネームは花巻東高校の菊池雄星投手だと思います。ただでさえ貴重な左腕の上、150km出る豪腕投手はなかなかいるものではなく、既に春の選抜で準優勝した時点でプロのスカウトはチェック済みでしょう。

今回、投球を見た印象ですが、売り物は長身だと思います。角度のあるところから、右打者のインコースに投げ込まれるストレートは、なかなか打てるものではありません。また、ストレートの球速もコンスタントに145km以上出ているところも評価できます。現在花巻東はベスト4に残っていますが、これ以降の勝敗はドラフトへの影響は皆無と言っていいでしょう。

ただ、この夏の大会は、菊池投手にとっては今一つ満足のいかない大会でしょう。理由はスライダーの制球が安定せず、初戦の長崎日大戦では3本のホームランを配給してしまったからです。どうしても、プロのレベルに行ったらスライダーで空振りを取れないと厳しいですから、今の菊池投手に対するプロの評価は「これから育成次第で伸びる素材」という評価だと思います。

しかし、バックの援護にも恵まれて、菊池投手はまだ投げる機会が最大2試合あります。甲子園での活躍で、レベルを「即戦力」に引き上げるチャンスはありますから、持っている身体能力を最大限活かして欲しいものです。

ただ、菊池が左投手なのは、プロでは有利な面もあります。それは、どこの球団も左の中継ぎは不足しているからです。1イニングならしっかり抑えられるレベルに上げられれば一軍定着は間違いありません。かつて、新人だった当時の工藤(現横浜)も、中継ぎからスタートしました。

もちろん、本人は即先発入りを狙うくらいのつもりでやって欲しいですが、そういう道も考えられます。
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広島戦プレビュー

2009-08-21 18:29:44 | 浦和レッズ
今の浦和のチーム状態を考えると、浦和だけ「一回休み」にして欲しいような気分ですが、明日はアウェイの広島戦があります。広島はホームで勝っている相手ですが、この試合の内容が良くなく、ブログにも何故勝てたか分からないと書いたほどです。

広島は佐藤寿人を1トップに置く3-6-1のシステムで、相手によって変えたりはしません。浦和が4-4-2だと仮定すると、広島はトップ下の一枚とアウトサイドで数的優位を作って攻める形を基本としています。

前回の対戦では、浦和が後半の開始から中盤をダイヤモンド型にして、サイドハーフを守備に参加させてこの数的不利をしのぎましたが、最初からこの形で行くと1ボランチに入る鈴木啓太が徹底的に狙われることになりそうです。

ただ、この場合はポンテがトップ下で、取られても後ろに人数がいますから、より持ち味を出せるかもしれません。また、FWはてこ入れが必要と思います。真ん中におらずサイドに流れてしまっては点を取れません。思い切って梅崎のFW起用などは、パスコースが増えて面白そうですが。

広島はパスサッカーを目指しているチームです。2007年に埼玉スタジアムで見たときはまだ守備が不安定でしたが、森脇、槙野らの若手の成長と、ダブルボランチを置くことで、守備力も上がっています。また、オフサイドラインぎりぎりの攻防を狙うのは佐藤寿人一人ではなく、高柳や柏木も裏を狙っていますから、浦和のダブルボランチは常に彼らを見ていないといけません。

前回の対戦のときはいませんでしたが、右サイドのミキッチも要注意です。磐田に移籍した駒野の穴を完全に埋めた選手で、華麗なテクニックで見せる選手ではありませんが、運動量が多く、これは無理だろうというボールに追いつきます。

もし、浦和の左SBが高橋峻希や永田だったら、こんなレベルは見たことがないという相手になるでしょう。その場合は、守備専念もやむを得ないかもしれません。
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覚えられた浦和対策(8/19浦和対柏)

2009-08-20 20:33:48 | 浦和レッズ
昨日は平日かつ体調不良でテレビ観戦でした。ここまで、浦和の5連敗を見ていると、どうやら完全に浦和対策が覚えられた印象です。

1.リトリート

浦和がサイドに人数を掛けて、数的優位を作ろうとする以上、相手は両SBとダブルボランチを守備に残すリトリートで、最低でも6人が守備に残っています。その前のスペースではいくら回されても構わないという考えです。

2.ポンテか原口を狙う

このようにリトリートされてしまうと、FWのエジミウソンと高原が苛立ってサイドに流れ始めます。それは相手にとってはチャンスです。真ん中にクロスを入れても合わないのが確実になると、ポンテは横パスでオーバーラップしたSBに預けようとします。

この横パスが、相手チームの絶好のターゲットです。浦和はSBまで上げてしまっているのですから、これを取られるとポンテ自身はあまり追いませんから、オーバーラップしたSBが逆向きに追わざるを得ず、苦しいです。

また、原口にボールが入ったときも、相手はカウンターの起点にしようと狙っています。原口の仕掛けるドリブルは、まだ百発百中という訳にはいきませんから、粘り強く体を寄せれば奪うこともできます。この、ポンテと原口のところからのカウンターが、大体浦和がやられるときのパターンです。

3. 対策

それならばどうすればいいのかということですが、梅崎をどこで使うかが鍵だと思います。まだ、ボールコントロールの技術などは100%ではないところもありますが、梅崎には他の選手にない、縦のスピードと左右両足で上げられるクロスがあります。この梅崎をエジミウソンの横に置く、FW起用はどうかなと、個人的には考えています。

本来なら田中達也がベストなのは誰でもわかることですが、現実問題今は期待できない以上、手詰まり感のある今の攻撃陣を活性化してくれる存在は必要です。また、今の高原の役割がMF気味で整理されていないので、ここは梅崎をFWにするなどの変化は要るのではと思います。
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W杯にまつわる不運

2009-08-19 18:49:43 | ワールドサッカー
今日は埼玉スタジアムで浦和対柏の一戦ですが、平日夜の試合の即日更新は勘弁していただき、今日は穴埋めネタで失礼します。

必ず、W杯の季節になると、この選手がW杯で見られないのは残念だという選手がいます。予選落ちや負傷で、本来ならば世界レベルの力があるのにと惜しまれる選手はたくさんいます。昔なら、ジョージ・ベスト(北アイルランド代表)やジョージ・ウェア(リベリア代表)でしょう。

ただ、彼らの場合、代表チームの戦力的に無理だろうというのは多くの人の予想通りです。そういうケースは、最近ではリトマネン(フィンランド代表)、ギッグス(ウェールズ代表)の例があります。

ただ、全盛期で、予選では活躍していながら、負傷で出られないのは悲しいです。代表的なのは1998年のロマーリオでしょう。予選では、ロマーリオとロナウドが組んだコンビが絶好調でRo-Roコンビと呼ばれていたほどです。

ドイツW杯ではパラグアイ代表のサンタクルスが負傷明けで、悲惨なコンディションで出場してしまいました。バイエルン(ドイツ)でもプレーしたサンタクルスは、パラグアイ国民にとっては英雄だったでしょう。負傷とは残酷なものです。

これはW杯ではありませんが、2008年の欧州選手権で地元開催に燃えていたスイス代表のエースストライカーのフレイが、開幕戦の前半で負傷してしまったこともあります。運命は残酷なものですが、まれにそれに打ち勝とうとする闘志がチームの予想外の快進撃を生むこともあります。

その欧州選手権では、負傷者続出のトルコ代表が、ベストメンバーのドイツと互角に戦ったこともあります。比較的波乱の起きやすいスポーツがサッカーですから、チームの結束が何かの形でまとまれば、何かを起こせるかもしれません。
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裏狙いのランニング(佐藤寿人)

2009-08-18 20:06:01 | 他チーム
今でこそ、サッカーファンならば佐藤勇人、寿人の双子選手をご存知ない方はいらっしゃらないでしょうが、兄弟で代表入りしたオシム監督時代が一番有名だったでしょう。ただ、この二人、顔は似ていません。二卵性双生児という話です。

今回は、弟の佐藤寿人選手を話題にします。佐藤寿人は市原ユースの出身ですが、市原(現千葉)ではあまり出番をもらえず、当時J2の仙台に移籍します。佐藤寿人のスピードを生かすプレースタイルは、この仙台で開花します。

佐藤寿人は、現ACミランのインザーギに憧れているようですが、それはプレースタイルが理由です。インザーギはとにかく裏にボールを要求するFWで、何回オフサイドに掛かっても一回抜ければ1点取れる自信があるFWです。

浦和サポの私は、広島は年に一度の浦和のホームゲームしか見られないチームですが、オフサイドラインと「競走」する佐藤寿人の姿はいつも印象に残ります。ただ、今年の広島は佐藤寿人が1トップになっていました。

ポストプレーヤーではない佐藤寿人を1トップに置くということは、FWのキープはあまり期待しないという意味です。広島のサッカーは2列目の選手がキープして、アウトサイドと二人でサイドに数的優位を作ります。この攻めで、浦和の両SBが前半は持ちこたえられなくなり、急遽中盤をダイヤモンドにしてサイドハーフを守備に参加させられることになりました。

ただ、2007年に広島を見たときは、オフサイドラインと競走していたのは佐藤寿人一人でした。今の広島は柏木や高柳もオフサイドラインをくぐろうとしていて、極端な話、チーム全員が裏へ抜けたいのではと思うほどです。相手が引いてくるJ2で、よくこのサッカーを貫き通したなと、ペトロビッチ監督の決断に驚きます。

今では、広島は昨年はJ2だったことはほとんど忘れ去られていて、J1の強豪レベルのリスペクトが必要な相手です。レッズと対戦したときも、正直なぜ浦和が勝てたかわからないほどの試合でした。セットプレーも槙野らがいて強いですし、今度22日に対戦するのは楽しみではありますが、浦和のチーム状態が悪く苦しい試合になるかもしれません。
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柏戦プレビュー

2009-08-17 20:09:42 | 浦和レッズ
夏休みが明け、久々の平日のペースに体がついてきていませんが、あさって浦和は柏とホーム埼玉スタジアムで対戦します。浦和側のチーム状態は火の車で、鈴木啓太と坪井が累積警告で出場停止、山田直輝はG大阪戦で負傷して柏戦は絶望的です。

さらに、闘莉王もポンテも負傷明けで万全ではないので、誰が出るか予想が難しい試合です。闘莉王がスタメンでないとすれば、CBができるのが阿部勇樹と堀之内くらいです。阿部勇樹がCBだと、今度はボランチが足りなくなります。

いきなり濱田水輝のボランチ起用か、あるいは山田暢久をボランチに置いて西澤をスタメン起用するかもしれません。こういう苦しい試合はなかなか出場可能なメンバーはいじりにくいのですが、この4連敗中まったく結果を出していないエジミウソンと高原の2トップは解体して欲しいと思います。

ただ、梅崎もまだスタメンはどうかという動きでしたから、また変わらないのかなとあきらめの雰囲気です。ただ、現在17位の柏からは確実に勝ち点3を取っておきたいです。柏は石崎元監督のサッカーをある程度受け継いでいた高橋前監督が解任され、ブラジル人のネルシーニョ氏が後任になっています。

残念ながら、ネルシーニョ監督になってからの柏は見ていませんが、3バックと4バックを使い分ける監督らしいです。浦和の4連敗中、名古屋や清水が引いてカウンターを成功させて勝っていますから、柏もカウンターをやるかもしれません。

浦和としては、週2試合の今は戦術練習をやる余裕はなく、疲れを取るだけで手一杯です。ただ、フィンケ監督は人数を掛けて数的優位を作って、ショートパスをつなぐサッカーをあくまで貫いています。梅崎のスピードが加わればまた違うサッカーもできるかもしれませんが、後ろの人数を細かく調整するカウンター対策は必要です。

3バック、4バック両方の可能性のある相手ですから、立ち上がりの相手の出方はよく見ておく必要があります。慎重なロースコア決着を予想します。
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昭和50年代のプロ野球

2009-08-16 14:17:37 | 他スポーツ
私の少年時代、愛好していたスポーツはプロ野球でした。ただ、当時は今のようにスポーツを冷静に分析した方が楽しめるという発想はなく、地元西武に声援を送っていた日々でした。当時、テレビ埼玉で西武戦のホームゲームは全試合中継だったので、夜になるとテレビ埼玉にチャンネルを合わせることが多かったです。

当時の西武を象徴する選手といえば、田淵と東尾だったと思います。田淵は、西武が所沢に移転するときに目玉になる選手が欲しいという意図もあってか、現阪神監督の真弓を放出してまで獲得した選手でした。あの当時、パリーグの野球を見慣れていなかった私にはDHというのは面白い制度で、そのDH要員として田淵を獲得したと思いました。

東尾は、九州時代からライオンズ一筋だった投手ですが、若手投手だった時代に野球賭博の事件があった影響で主力選手がごっそり抜け、本来なら二軍で鍛えなければいけない時期に一軍のマウンドに立つことになったという過去があります。そのため、6勝25敗というシーズンもあったほどで、投げても投げても勝てないという時期がありました。

そういう、ライオンズの弱さが身にしみていた投手ですが、昭和57年に初めて日本シリーズに出場します。当時32歳とベテランの域に入っていましたが、それから勝てる投手になっていき、通算の勝ち星でもわずかに白星が先行するようになりました。私は、なかなか区切りの記録達成の瞬間に立ち会った経験はないのですが、東尾の200勝の試合はスタンドで見ています。

ただ、当時は先発投手は中3日もしくは中4日の時代でした。そのため、通算250勝の東尾以外にも多くの勝ち星を重ねた投手は多く、村田兆治(ロッテ:215勝)、鈴木啓示(近鉄:300勝)などのエース格がいました。今は、先発投手は中6日の時代ですから、なかなか200勝も難しい時代になっています。

懐かしさもある時代ですが、当時より野球界も進歩した点もたくさんあります。外野フェンスがゴム製になり、負傷のリスクが下がったことや、ドーム球場の登場で雨天中止がなくなったなどの変化は、いいことだと思います。当時に戻りたいかといえば、やはり現在の方がいいのかなと思います。
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スーパーサブから代表へ(播戸竜二)

2009-08-16 10:07:34 | 他チーム
昨日は浦和敗戦のため、浦和の選手のネタは出せず、相手のG大阪から選びます。そうなると決勝点の播戸竜二選手ということになります。播戸の場合、オシム監督時代の日本代表ですが、チームでスーパーサブで代表入りという、稀なケースです。

どうしても、G大阪というチームは、外国人のいいストライカーを取ってくるチームですから、播戸の出番はサブが多くなるのですが、そこで結果を出して代表入りしたことは、大迫(鹿島)、黒津(川崎F)といった上位チームのサブFWには刺激になる例だと思います。

播戸はスピード系ということもあり、何となく若いイメージを持っていましたが、実際は1999年ワールドユース準優勝メンバーです。つまり、小野伸二、小笠原、遠藤、稲本という黄金世代と同い年で、今年で30歳になるベテランです。

播戸はG大阪では短い時間で結果を出すFWのイメージですが、2000年に札幌へのレンタル移籍を経験しています。このとき、当時のJ2得点王のエメルソンやJ1得点王のウィルと組んだのは良い経験になったようで、昨日の浦和戦でのどこまでも追い回すゴールなどは、外国人FWのサポート役だった当時の経験が生きているのでしょう。

ただ、G大阪は選手層の厚いチームで、同じスーパーサブとして、山崎というライバルがいます。山崎は昨年のACL得点王など勝負強さが売り物のFWで、途中から播戸を出すか山崎を出すかは、西野監督が相手に応じて使い分けているようです。

そんな競争は、播戸にとっては気力を張り詰めていないといけない状況でしょうが、FWというポジションは点を取るという明確な結果が出るポジションです。そのため、点を取ればいいと割り切って出場できる、わかりやすいポジションでもあります。そんな気持ちが出たゴールだったのではと思います。
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山田直輝の負傷(8/15G大阪対浦和)

2009-08-15 22:34:54 | 浦和レッズ
まずはロスタイムの失点場面からですが、阿部勇樹がゴールの中に入ってクリアしてから播戸に拾われてシュートされたプレーは誰も責められません。都築もそれまで再三決定的なものを止めていましたし、阿部勇樹にしてもあの体勢からタッチラインを切れと言われても無理でしょう。

ただ、その前のプレーには見過ごせないものもあります。左からのアーリークロスがワンバウンドしたところを、阿部勇樹がマークについていた播戸を離してしまっているのですが、これはもしバウンドさせずにヘディングできるなら切らないといけないシーンですし、最悪届かなくても播戸の動きは監視していないといけません。

しかし、この試合が勝てた試合かといえば、せいぜいスコアレスドローに持ち込むのが手一杯だった気はします。理由は山田直輝の負傷です。オールスターを欠場するほどの負傷を抱えた山田直輝のスタメン起用は、一つの賭けだったと思いますが、立ち上がりの浦和は解説の川勝良一さんが絶賛するほどの試合運びをしていました。

確かに、なかなかシュートには至りませんでしたが、ここ数試合見られたサイドでボールを失ってのカウンターはそれほどありませんでしたし、山田直輝はうまくボールを引き出してチームの「潤滑油」的な活躍をしていました。

この日、ポンテがベンチスタートでしたが、おそらく後半の10分過ぎくらいに原口か高原を下げて、山田直輝とポンテを組ませることで、G大阪の最終ラインの裏を狙おうとフィンケ監督は考えていたのではと思います。それが、山田直輝の負傷で、山田直輝に代えて前半からポンテを出さざるを得なくなったのは、浦和にとって痛い誤算でしょう。

また、闘莉王を攻撃的な位置で使う策ですが、闘莉王のコンディションが想像以上に悪かったです。もともと、闘莉王は運動量の多い選手ではないので、昨年ボランチで出たときも足が止まってチームに迷惑をかけていました。それを考えると、中途半端なMFではなく、完全にFWにしてアーリークロスを次々放り込むしか、闘莉王を生かす手はなかったのではと思います。

そのあたりは、昨年からコーチングスタッフが総入れ替えになっているので、昨年の起用状況が伝わっていない、ベンチ側のミスもあったのかもしれません。
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