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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

裏狙いのランニング(佐藤寿人)

2009-08-18 20:06:01 | 他チーム
今でこそ、サッカーファンならば佐藤勇人、寿人の双子選手をご存知ない方はいらっしゃらないでしょうが、兄弟で代表入りしたオシム監督時代が一番有名だったでしょう。ただ、この二人、顔は似ていません。二卵性双生児という話です。

今回は、弟の佐藤寿人選手を話題にします。佐藤寿人は市原ユースの出身ですが、市原(現千葉)ではあまり出番をもらえず、当時J2の仙台に移籍します。佐藤寿人のスピードを生かすプレースタイルは、この仙台で開花します。

佐藤寿人は、現ACミランのインザーギに憧れているようですが、それはプレースタイルが理由です。インザーギはとにかく裏にボールを要求するFWで、何回オフサイドに掛かっても一回抜ければ1点取れる自信があるFWです。

浦和サポの私は、広島は年に一度の浦和のホームゲームしか見られないチームですが、オフサイドラインと「競走」する佐藤寿人の姿はいつも印象に残ります。ただ、今年の広島は佐藤寿人が1トップになっていました。

ポストプレーヤーではない佐藤寿人を1トップに置くということは、FWのキープはあまり期待しないという意味です。広島のサッカーは2列目の選手がキープして、アウトサイドと二人でサイドに数的優位を作ります。この攻めで、浦和の両SBが前半は持ちこたえられなくなり、急遽中盤をダイヤモンドにしてサイドハーフを守備に参加させられることになりました。

ただ、2007年に広島を見たときは、オフサイドラインと競走していたのは佐藤寿人一人でした。今の広島は柏木や高柳もオフサイドラインをくぐろうとしていて、極端な話、チーム全員が裏へ抜けたいのではと思うほどです。相手が引いてくるJ2で、よくこのサッカーを貫き通したなと、ペトロビッチ監督の決断に驚きます。

今では、広島は昨年はJ2だったことはほとんど忘れ去られていて、J1の強豪レベルのリスペクトが必要な相手です。レッズと対戦したときも、正直なぜ浦和が勝てたかわからないほどの試合でした。セットプレーも槙野らがいて強いですし、今度22日に対戦するのは楽しみではありますが、浦和のチーム状態が悪く苦しい試合になるかもしれません。
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