
欧州CL決勝トーナメント1回戦、Aマドリード対ACミラン(マドリード、ビセンテ・カルデロン)を映像でチェックしました。BS12chの無料放送で見られた、めったに見られないスペインのチームなので、Aマドリード中心に見てみました。Aマドリードは元アルゼンチン代表ボランチ、ディエゴ・シメオネが監督になっています。
現役時代、地味ながら堅実に働く守備の職人だったシメオネのチームらしく、Aマドリードは全員で連動する面白いように組織が機能するチームになっています。Rマドリードとのダービーマッチも2-2で引き分け、リーグでも上位にいるAマドリードは、圧倒的なタレントがいないので欧州CL優勝こそ難しそうに思えますが、いいチームでした。
その戦略は高い位置からのプレスでした。サイドに人数をかけて、高い位置で奪ってショートカウンターの狙いはチーム全体に浸透していました。先制点は前半4分という早い時間に入ったのですが、右サイドの速いプレスから素早くクロスを入れて、FWジエゴ・コスタ(19番)が足の先でわずかに合わせて決めたアクロバティックなゴールでした。
ボール支配率だけを見れば、ミランの方が高いですが、Aマドリードは帰陣のスピードが速く、守るべきときは後ろの2ラインをしっかり引いて守り、取ったら縦に速く攻めるサッカーができていました。ミランは後ろで回させられている状態で、たまたまワンチャンスでカカ(22番)がヘディングで決めて一時同点にしましたが、最終スコアの4-1ほどの内容の差がありました。
この試合の注目ポイントはジエゴ・コスタでした。ブラジル生まれですが、スペインに帰化して代表に入り、スペインの弱点と言われる1トップの有力候補です。タイプ的にはポストプレーヤーですが、打点の高いヘディングで勝負するよりは足元のうまさで勝負するタイプで、相手DFを背負ったときのプレーでは正確に止めて味方の上がりを待てます。
また、この日はDFラインの裏へ飛び出すプレーも見られ、4点目のゴールでは右サイドを抜け出して角度のないところから決めてみせました。ポストプレーヤーにしては足が速い、全盛期のドログバのようなタイプで、ブラジルW杯ではスター候補生の一人ではと期待しています。
この試合は、映像の制作局がスペインですが、なぜかハイビジョンでありませんでした。正直、サッカーの戦術分析はハイビジョンの解像度が頼りなので、背番号が見えないノーマルビジョンでは中盤でボールが回っているときに誰が誰だかわかりません。布陣図だけは何とかアップになった映像で突き止めましたが、もっと詳細な分析をしたかったともどかしい思いも残りましたが。
現役時代、地味ながら堅実に働く守備の職人だったシメオネのチームらしく、Aマドリードは全員で連動する面白いように組織が機能するチームになっています。Rマドリードとのダービーマッチも2-2で引き分け、リーグでも上位にいるAマドリードは、圧倒的なタレントがいないので欧州CL優勝こそ難しそうに思えますが、いいチームでした。
その戦略は高い位置からのプレスでした。サイドに人数をかけて、高い位置で奪ってショートカウンターの狙いはチーム全体に浸透していました。先制点は前半4分という早い時間に入ったのですが、右サイドの速いプレスから素早くクロスを入れて、FWジエゴ・コスタ(19番)が足の先でわずかに合わせて決めたアクロバティックなゴールでした。
ボール支配率だけを見れば、ミランの方が高いですが、Aマドリードは帰陣のスピードが速く、守るべきときは後ろの2ラインをしっかり引いて守り、取ったら縦に速く攻めるサッカーができていました。ミランは後ろで回させられている状態で、たまたまワンチャンスでカカ(22番)がヘディングで決めて一時同点にしましたが、最終スコアの4-1ほどの内容の差がありました。
この試合の注目ポイントはジエゴ・コスタでした。ブラジル生まれですが、スペインに帰化して代表に入り、スペインの弱点と言われる1トップの有力候補です。タイプ的にはポストプレーヤーですが、打点の高いヘディングで勝負するよりは足元のうまさで勝負するタイプで、相手DFを背負ったときのプレーでは正確に止めて味方の上がりを待てます。
また、この日はDFラインの裏へ飛び出すプレーも見られ、4点目のゴールでは右サイドを抜け出して角度のないところから決めてみせました。ポストプレーヤーにしては足が速い、全盛期のドログバのようなタイプで、ブラジルW杯ではスター候補生の一人ではと期待しています。
この試合は、映像の制作局がスペインですが、なぜかハイビジョンでありませんでした。正直、サッカーの戦術分析はハイビジョンの解像度が頼りなので、背番号が見えないノーマルビジョンでは中盤でボールが回っているときに誰が誰だかわかりません。布陣図だけは何とかアップになった映像で突き止めましたが、もっと詳細な分析をしたかったともどかしい思いも残りましたが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます