サウジアラビア戦プレビュー

今度の火曜日、日本代表はホーム埼玉スタジアムで、サウジアラビア代表と対戦します。サウジアラビアはここまでの7試合で6勝1分けで勝ち点19を挙げ、グループ首位を守っています。木曜日のオマーン戦の映像はあとで見るつもりですが、格下相手に大量点を取ってはいないチームです。日本としては、このサウジアラビア戦で引き分け以下だと、アウェイでオマーンと対戦する豪州が勝った場合に3位転落となるので、勝っておきたい試合です。

もっとも、サウジアラビアはどちらかと言えば「内弁慶」のチームです。サウジの豪州とのアウェイ戦は、慣れない雨の環境で苦しみ、劣勢の試合を0-0の引き分けに持ち込むのが手一杯でした。今回は日本のホームゲームであり、しかもサウジアラビアがあまり経験していない寒さの中の試合なので、環境的には日本が有利な試合ではあります。

サウジアラビアの基本戦術は4-2-3-1です。前回の最終予選から残るのは、MFアルドーサリ、FWファラジくらいですが、パスをつないでサイドのMFの攻撃力を生かしてくる、比較的オーソドックスなチームです。前回のサウジのホームの日本戦は、サウジがボールを握りながら攻め、日本は自陣に2ラインを引いてカウンター狙いの構図で進みました。

この試合は勝利が必要な試合なので、引き分けを意識して縮こまる必要はなく、日本の攻撃力を生かした4-3-3で行っていい試合です。久保建英を入れるときに4-2-3-1に組み替えるオプションもあり、日本の強みである右FWの伊東純也のスピードはこの試合でも使っていきたいです。前回敗れたときは、アウェイの暑さに苦しんだ気候面もあるので、今回は日本が攻める展開を予想します。

それでも、サウジは競った試合を1-0でしぶとくものにしてここまで首位をキープしています。追いかける展開になると逆転は難しい相手なので、攻めることでゲームを優位に運びたいです。この試合は、日本のW杯最終予選通過には、最も重要な天王山で、仕事で行けないのが本当に悔しいゲームです。行かれる方に思いは託します。