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中国戦マニアック分析

2024-09-07 20:38:14 | ワールドサッカー
前半の2-0という日本リードのスコアですが、中国代表を率いるイバンコビッチ監督にとっては内容が衝撃的だったようです。事実、後半の頭で攻撃的MFの謝文能を下げて、高准翼を投入してボランチに置き、ボランチの蒋径竜をDFラインに下げる5バックを選択しました。このままの4-4-2では、日本の攻撃陣の破壊力の前に必ず崩壊するという危機感があったものと思われます。

しかし、謝文能が持っていた、縦パスに走り込めるスピードがなくなったことで、日本のボール支配は逆にやりやすい展開になります。このアジアレベルでは一段上の印象がある左アウトサイドの三笘が持ったときに中国DFは対応し切れず、三笘が持てばクロスで終わってくれると日本サイドは安心してボールを預けられました。

また、中国がいくら5バックでスペースを消す守備をしても、日本が個人技で1枚はがしてしまえば無力化できます。それを実行できたのが南野で、三笘のパスをもらってからサイドで一人抜いて3点目を決めると、さらに上田がゴール前でうまくポストプレーしたところをドリブルで持ち込んで、スコアを4-0として中国ベンチが帰化選手を3人まとめて投入してきたときには試合が終わっているという状況を作り出すことに成功しました。

こうなってくれば、日本サイドは出場時間のマネジメントをしながら、サブの選手に出番を与える采配をすることが可能になりました。森保監督の判断は両アウトサイドの三笘と堂安を下げて、伊東純也と前田大然を入れて、そのままアウトサイドに置くものでした。二人とも攻撃の選手なので、ボール支配率を上げて点を取りに行くサッカーの継続という采配になります。

中国は前線の2トップと攻撃的MFが帰化選手になったことで、スピードは上がりましたが、それは日本のバックパスを追いかけるスピードが上がっただけで、組織的に彼らをどう生かすかまでは表現できませんでした。日本のボール支配率は最後まで高い状態が続き、伊東純也、前田大然、久保建英のゴールで7-0と、最終予選の決着が得失点差になったときに有利になる大勝をすることができました。

もちろん、ホームで圧勝できたと言っても、それがバーレーン戦の勝利を約束するものではないですが、サウジアラビアが引き分け、豪州が負けとライバルチームが初戦でつまずいており、勝利することの意味は大きいです。少し力を残して、最後は自陣でパスを回して無理しない戦いもできた日本は、少し有利な立場に立って、次のバーレーン戦を戦えるのは間違いないです。
















































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