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町田戦マニアック分析

2024-09-05 11:54:03 | 浦和レッズ
町田は後半の頭で、右SBの望月を下げて同じ右SBに鈴木準弥を投入してきました。鈴木準弥といえばロングスローを得意とする選手で、ますます町田が得意とする、ロングスローを頭で合わせるサッカーを表現したい意図を感じました。浦和としては後半の立ち上がりを抑えて、町田のパワーサッカーの裏をカウンターで攻めたいところでしたが、後半の4分にナサンホのドリブルを止められず、クロスをオセフンが頭で合わせて同点とされます。

もっとも、浦和のベンチメンバーにはチアゴ・サンタナ、二田、長沼、松尾と攻撃の選手が多く入っています。前半にセットプレーで相手をうまく出し抜いて1点は取れたものの、1トップのリンセンが相手DFとの接触で苛立ち始めており、ここを代えて流れを期待しました。しかし、62分に投入されたのは二田と長沼で、二田とリンセンの2トップ気味にして、右MFに長沼、左MFに関根という攻撃陣でした。

このあたりから、町田のロングボールとアーリークロスのサッカーが徹底してくるようになります。浦和の守備陣がこれに対応を誤る場面もあり、FKで石原の戻りが遅れてナサンホに抜け出されたり、井上が相手FWに股抜きされたりと町田に何度もチャンスを作られました。そんな試合が、どうにか形になっていたのは、GK西川が何度も決定機を止めていたからです。

また、65分にナサンホのクロスを藤尾が外したミスにも救われました。これで、町田ベンチはナサンホと藤尾を下げて、藤本を左MF、デュークと桑山をFWに置いてさらに前に人数をかけてきます。浦和は正直、しのぐのが手一杯の様子でしたが、76分に投入されたチアゴ・サンタナと松尾がゲームの流れを変えることができました。

町田DFは明らかに松尾のドリブルに手を焼いていた雰囲気で、これで前で起点を作れた浦和は、松尾からのパスを大畑が上げたクロスがチアゴ・サンタナの頭に合って、2-1と勝ち越し点を得ることができました。この得点以降は、町田のアーリークロス対浦和のクリアの攻防になり、カウンターから松尾が3点目を決めたかに見えましたが、これがVARの結果、二田が相手DFを引っ張っていたとなりノーゴールになります。

このノーゴールは多少浦和DFの士気を削いだようで、最後藤本のドリブルが止められず、折り返しをエリキが合わせて、このゲームは2-2の引き分けに終わりました。シビアに見れば浦和は勝利に値するような組織的なサッカーができた試合ではなかったです。それでも、ヘグモ監督が解任され、スコルジャ監督が就任する前の暫定監督という試合で、勝ち点1でも取っておけたことは次につながります。今回も国際電話でスコルジャ監督の考えも多少反映されていたようなので、彼がベンチに入って指揮すれば何か変わると思いたいです。


































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